夜の海をゆく人よ

夜の海をゆく人よ

小説・文芸
1,672円 (税込)

8pt

最愛の人は〝善き人″ではなかったのか?

利他とは。善とは。勇敢さとは。
ほろ苦くも優しい、再生の物語。

むつみの婚約者だった春臣は、通り魔から妊婦をかばい、〈英雄〉として死んだ。その死を引きずる彼女のもとに、春臣の弟・真央が転がり込んでくる。「エディ・ウッド・ゴー」を信条に善い生き方を心掛けていた春臣をなぞるように、二人は日常の中で「善いこと」を実践し、報告し合っていた。駅で真央を待ち続ける「募金ちゃん」、ノンデリな職場の同僚・松下、高校の同窓会で再会した春臣の死を知らない同級生……。彼らとの関わりの中でむつみと真央は、春臣の死を、自らのもとへ取り戻してゆく――。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎単行本
  • タイトル
    :
    夜の海をゆく人よ
  • タイトルID
    :
    2411131
  • 電子版発売日
    :
    2026年09月03日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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夜の海をゆく人よ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    外科医だった頃、学会へ向かう飛行機で急病人対応に向かったら一人っきりだった時のモヤモヤを思い出しながら読み始めました。佐原先生の作品では味わったことのない急激なギアチェンジ加速をくらい呼吸も止まった作品でした。当事者たちの途中で齟齬、行き違いが見えてなかったものが顕在化してからがもう呼吸できない。

    0
    2026年09月10日

    Posted by ブクログ

    小説幻冬連載時に読んでいた時は真央のことが好きななれず、あまり再生の物語とも思えずにいましたが、今回単行本で読んだら、真央に寄り添ってあげたくなり、やはりこれは再生の物語だとなりました。読み終わったあとに表紙の装画をあらためて見るとさらにその印象が深まります。

    自分は佐原さんの小説では助演的なキャラクターがとにかく大好きで今回は松下さんが好きでした。彼くらいの無神経さ、思いやりと愛情表現のバランスで生きるのがいいのだろうな。

    善い人であることを期待されてしまうことがまあまあ多い自分にとっては繰り返し読みたい作品となりました。

    0
    2026年09月05日

    Posted by ブクログ

    信じるべきは、なんだったのか。
    何が、「真実」なのか。
    時間が、己を変える。
    人間というものの不可思議さをうまく言語化してくれている物語。

    0
    2026年10月29日

    Posted by ブクログ

    佐原さん初読み。妊婦さんを庇って刺殺されてしまった婚約者は『善き人』だった。彼の善行を引き継いでいたむっちゃんと義弟の真央との同居生活。中盤以降真央くんと募金ちゃん、むっちゃんの同僚の松下くんとの食事と時は流れていき兄の二股疑惑、刺殺の状況と死んだ晴臣はホントに善人だったのか?義姉弟のこの先どうなるのか曖昧だったな。

    0
    2026年10月24日

    Posted by ブクログ

    通り魔から妊婦を庇い亡くなった婚約者、彼の行いは世間から称賛された。しかし、残された者達は未だ受け止められない。"利他"への各々の想いが交錯し、正解のない深みへ。
    中盤からのまさかの展開はハラハラした〜!!死人に口無し、真意はもう確かめられない。

    0
    2026年10月09日

    Posted by ブクログ

    善い行いを迷いなく行うことはできるのか。
    そもそも勧善懲悪はあり得るのか。
    迷い葛藤するむっちゃんと真央。そして答えは出るのか。
    重いけど自分ならむっちゃんか、真央か、松下さんか等考えさせられる。

    0
    2026年09月30日

    Posted by ブクログ

    時代小説は避け気味、本格推理はそろそろ卒業しようかな、翻訳物は読める気がしない……となってくると、こういう小説が、これからの私の読書のメインになっていくのかな、と思う。

    主人公の婚約者は、通り魔から妊婦を庇って亡くなる。知り合ってからずっと、他人のために行動することを求めるような人だった。

    当然、突然亡くなった愛する人を忘れられない主人公の、その後の心境と生活が中心となる小説なのだけれど、やがて彼の生前の、善人というだけでは片づけられない不確かな行動を知ることになる。

    彼の死に取り残された人たちの心情は、誰のものもとても苦しい。

    ただ、作者は私よりよほど優しい。
    残された人たちが、再生していくところまで描き納めている。

    ……でも、私はもう少し揉めてもよかったんじゃないかと思う。

    もっと泣いて、もっと揉めろや、と(笑)。
    なんなら、刺し違えでもいいかも、と思ってしまった。

    0
    2026年09月29日

    Posted by ブクログ

    自分を犠牲にしてまで人を救うことも、待っている誰かのために他の人を見捨てることも、どちらが正しいかの答えはない。
    亡くなった人への向き合い方も百万通りあるだろう。
    大切な人を失い、寄り添い合う2人の、何気ないやりとりがたまらなかった。
    悲しいだけ、辛いだけの話でないところが、そのまま救いであり、残された人がこれから生きていくうえでの灯火になると思った。

    0
    2026年09月03日

    Posted by ブクログ

    残された人は生き続けないといけない。
    半分くらいまでは残された2人がどうやって立ち直るか期待してたけど、死んだ婚約者が…えっ!?ってなってから、なんでこんなことに…となりました。

    0
    2026年10月30日

    Posted by ブクログ

    通り魔から見ず知らずの妊婦さんを庇い亡くなった春臣
    その恋人であるむっちゃんと春臣の弟真央の2人の4年後。
    終始暗い空気が漂っています。松下さんが救い。
    善と悪、遺されてそれでも生きていかなければならない人達の思い。
    考えれば考える程深みに嵌まる。

    0
    2026年10月17日

夜の海をゆく人よ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎単行本
  • タイトル
    :
    夜の海をゆく人よ
  • タイトルID
    :
    2411131
  • 電子版発売日
    :
    2026年09月03日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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