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庄内藩酒井家の所領である酒田は、蝦夷地や京・大坂を結ぶ海運の要地。大小様々な船の出入りで賑わい、豪商たちの蔵が建ち並ぶこの町の平穏は、本書の主人公、足軽目付たちによって守られていた。彼らが書き残した厖大な記録『御用帳』から、その活躍ぶりをうかがい知ることができる。本書は、盗難や殺人、詐欺、汚職から見世物興行まで、興味深い記事を選りすぐって紹介。近世湊町の雰囲気をいきいきと今に蘇らせる。
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Posted by ブクログ
北前船で栄えた山形・酒田において、江戸時代を通じて置かれた足軽目付が記録した街の風俗や事件。当時の様子が生き生きと伝わってきて面白い。こそ泥が度々出て追放処分にする話、出奔した武家の娘が自殺して見つかったあとの対応など。足軽目付の引き継ぎのような意味を込めた帳面だからこそ、感想など、正式な記録ではな...続きを読むい内容が書かれており、面白い。町奉行に対する批判や嫌味など、似た部署同士によくあるやっかみのようなものも記録されている。
江戸時代の庄内藩酒田湊(山形県酒田市)の話である。 犯科帳なので、当時の犯罪の話が出てくるのだが、その盗品は莫大な金品ではなく、「古着1枚」「米1升」「古鍋」など、非常につましいものばかりだ。酒田湊は付近でも栄えた場所にしてこれだから、当時の日本人全体がいかに貧しかったかが思い知らされる。 ...続きを読むあと驚くのは行政側の人数の少なさだ。江戸時代全般に言えることだが、所謂現業に従事する人数が驚くほど少ない。これでやっていけるモンなんだなぁと感嘆せざるを得ない。 犯科帳を通じて、当時の日本人の暮らしぶりが実感できる良書だと思う。
[ 内容 ] 庄内藩酒井家の所領である酒田は、蝦夷地や京・大坂を結ぶ海運の要地。 大小さまざまな船の出入りで賑わい、豪商たちの蔵が建ち並ぶこの町の平穏は、本書の主人公、足軽目付たちによって守られていた。 彼らが書き残した厖大な記録『御用帳』から、その活躍ぶりをうかがい知ることができる。 本書は、盗難...続きを読むや殺人、詐欺、汚職から見世物興行まで、興味深い記事を選りすぐって紹介。 近世湊町の雰囲気をいきいきと今に蘇らせる。 [ 目次 ] 第1章 足軽目付の生活 第2章 天明飢饉と酒田湊 第3章 米の湊の難事件 第4章 庶民の娯楽と足軽目付 第5章 女の事件簿 第6章 湊町の怪しい人々 第7章 盗賊たちの群像 第8章 足軽目付の幕末維新 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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足軽目付犯科帳 近世酒田湊の事件簿
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