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多くの手下を従え、誰もが一目置く悪党一味となった、
弁蔵と宗次の「ふたがしら」率いる壱師。
しかし、ふたりの思いの方向はわずかなズレを見せはじめていた。
そんな中、手下の一人で錠前外しを得意とする仙吉は、
惚れた女と添い遂げるため、一味からの足抜けを望んでいた。
やがてその望みが、思わぬ事態を引き起こすことに…。
峠を目指して共に歩んできた弁蔵と宗次。
その、長い長い旅路の終着点……最終巻。
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Posted by ブクログ
WOWOWのドラマきっかけで読み始めたので、テイストの違いにびっくりしたけど、読んでよかったと思う。残念なのは、10代の頃に読んでいたかった。違った感想を持っていたはずなので、タイミングって大事。読んだ年齢によって、ふたがしらのどちらの感情に寄り添うのか。弁蔵なのか宗次なのか。芳なのか銀五なのか甚三なのか。
きっと読んでいるときの自分の状況によって、変わるんだろうなぁと思います。
芳の「峠のことなんて考えなくていい」の言葉。
当初は、登ることだけ考えて下ることはかんがえなくていい、と思っていました。
実は、峠って分かれ道の事だったんだな、と思って感涙しそうになる。
どこまであの人は、二人の事を思っていたのだろう。自分自身がかつて夜坂をばらばらにしてしまいそうになった後悔と経験。そこを二人に助けてもらった恩義があったからだろうなぁ、と。
信念が生き様になっている人生。ぶれずに貫き通すことのできる人生。それは素晴らしいことで、憧れます。
でも、すれ違いやかけ違いでねじれてしまった道を、投げ出さず仮面をかぶり続ける辛さに耐えながら歩いていくのも、かっこいいものですよ。
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