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コカ・コーラ、資生堂、ホンダ、ユニ・チャーム、竹中工務店、コルゲート…国内外の企業がいま注目する最新マーケティングの正体!なぜ、同じような商品ばかりが店頭に並んでしまうか?アンケートやフォーカス・グループ・インタビューからは読み取れない、言葉にできない消費者の“ホンネ”に脳科学で挑む。
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Posted by ブクログ
・不思議なことに、企業が自己の人格と区別して赤の他人として消費者を扱ったとたん、本来は同人格であるはずの消費者は近くて遠い存在に豹変してしまう。 ・SNSでの発言をフォローするため、企業の中には、リサーチ部門、後方部門、事業部門などに専門のスタッフを置いている。 ・マーケティングリサーチやSNSとい...続きを読むった手段そのものが、間違っているのではなく、表面に現れている消費者の「意見や要望」を手掛かりにしている限り、それは同じ商品やサービスの開発につながってしまい、市場が同質化してしまうのではないか。 ・人間の脳には顔を認識する特定の部位が存在し、顔のようなものが目に入ると敏感に反応するという。 ・コカコーラはスーパーボウルのCMを決定するため、候補となる10本のCMを脳波調査で事前検証し、放映するCMを選定したという。 ・ブランドは進行と似ている。 敬虔なクリスチャンがキリスト教のシンボルを見たときと、熱烈なアップルファンがアップル社のロゴを見たときの脳反応は非常に似通っている ・「ブランドマネジメント」により、ブランドの固定化、ルール化に過度に力点を置かれ、結果としてそれ自体が目的化してしまった。そのため、創造性や柔軟性を抑制してしまう「ブランドポリス」のような副作用も生んでしまう。目に見えない抽象的なものであるブランドを見える化することは悲劇につながる ・無店舗販売のパソコンを最安値で購買することはできるが、五感感覚を起動せずに論理だけで購買の判断をしている時、脳は重要な入力情報の欠落を感じているのではないだろうか。 ・現代のマーケティングはどれだけ顧客の深層心理に迫れるか。マーケティング部門は数字をいじり回しているだけでは存在価値はありません。
パソコンの登場により 『勘と経験のアートの世界』から『統計と論理の戦略の世界』へ。 広告会社の仕事とは、デザインや音楽、雰囲気や世界観と言った 必ずしも デジタルな数字では割り切れない、 感覚的で抽象的なものを扱う仕事でもある。 そのデジタルの隙間から、人間の感性にかかわる重要な何かが こぼれ落ち...続きを読むている。 『なんとなく』の正体と仕組みを追って行くうちに、 たどり着いたのは 『脳』 だった。 ニューロマーケティング。 ①商品の名前を覚えてもらうことが、コミュニケーションの最低条件。 ②商品を魅力的に表現するメッセージが顧客の購入意向を刺激するのか? ③商品の選択はオンラインへ。体験はリアルからヴァーチャルへ向かうのか? ④不都合や不満点を最小化した商品は満足度がもっとも高い商品なのか? ⑤国の文化や習慣を考慮しない商品やサービスは受け入れられるか? 1 消費者は本当に欲しいものを知らない。 『食べたいものは?』と尋ねても。 差別化が 同質化を生む 奇妙な現象。 ソーシャルメディアは、本当のことを伝えられるか? 心の動きへの インサイト。 無意識に働きかける 広告。 2 『なんとなく』への探求 脳科学は 軍事的な追求と企業の追求がある。 アメリカは 実利 をもとめ 日本は 原理 をもとめる。 3 脳が反応するのを測定する 口では本音を言えないが 脳は本音を言う。 脳が 欲しいという。 4 ブランドとは ブランドアイデンティティ。 ブランドは 人間関係である。絆をつくる。 1)ブランド認知優先の法則; 商品の名前を覚えてもらうことが、コミュニケーションの最低条件である。 2)メッセージ訴求力の法則; 商品を魅力的に表現するメッセージが顧客の購入意向を刺激する。 3)バーチャル化の法則; 商品の選択はオンラインへ。体験はリアルからバーチャルへ向かう。 4)満足総量普遍の法則; 不都合や不満点を最小化した商品は満足度がもっとも高い商品である。 5)アダプテーションの法則; 国の文化や習慣を考慮しない商品やサービスは受け入れられない。 この本は 『心脳マーケティング』と 似通っている。 でも『心脳マーケティング』のほうが 深味がある。
結論から書くと。マーケティング側が消費者の深層心理に食い込むような戦略をあの手この手と実践しているから買ってしまう、という話。 コラムは面白かった
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なぜ脳は「なんとなく」で買ってしまうのか?
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田邊学司
小野寺健司
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