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Posted by ブクログ
いつも行っている本屋で一番目立つところに「物語」シリーズ特集が並べられていました。
「物語」シリーズ、こんな面白そうなシリーズを今まで知らなかったなんて、これから読み進めたいと思います。まずは今の自身の業務で最も関わりのある国、オーストラリアから読むこととしました。
オーストラリアと言えば、かつては白豪主義を政策に掲げていた白人国家というイメージでしたが、最近はアジア系移民を寛容に受け入れ多民族国家となっているようです。白豪主義も、日本は白人国家ではありませんが、移民に職を奪われる恐怖から移民を排斥しようし、似たようなことをやってしまうかもしれません。白豪主義を掲げるに至るまでの経緯を知ることで、単に悪名高い白豪主義という理解から一歩深めることができました。
ミドルパワー戦略という言葉はこの本で初めて知りました。オーストラリアといえば、世界に影響力を与える準大国というイメージでしたが、言われて見れば国家面積が広いといってもほぼ砂漠、人口も3,000万人程度、豊かな国でありますが、人口が少ないこともありGDPは世界第13位。数字では大国と呼べないのかもしれませんが、存在感は大きく感じます。それはアメリカやイギリスのような大国が手を出さないような国際問題を、積極的に解決しようとすることで存在感を発揮しているようです。さながらニッチな領域を開拓するベンチャー企業のように。
多民族国家となったオーストラリアが今後どのような国になっていくのか興味深いです。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
APEC提案、カンボジア和平の国連提案、農業貿易の自由化など、オーストラリアは国際社会の構想を次々と実現してきた。
中規模な国家ながらベンチャー精神にあふれた対外政策はどこから生まれてきたのか。
さらにアジア系移民が暮らす多文化社会は、かつての白豪主義からの一八〇度の転換であり、社会革命といえる。
英帝国、米国、アジア諸国との関係を軸に一五〇年の歴史空間を描き、新しい国家像の核心に迫る。
[ 目次 ]
第1章 揺れる自画像とアイデンティティ
第2章 理想社会の建設―白豪主義とアジア系労働者問題
第3章 ヨーロッパの世界分割競争に翻弄される―英帝国の敵
第4章 対外脅威と安全保障―日本問題の登場
第5章 大国政治への関与と挫折―国連外交と冷戦の戦士
第6章 多文化ミドルパワーの国家像―ベンチャー型中企業国家への模索
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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