海の地政学 覇権をめぐる400年史

海の地政学 覇権をめぐる400年史

ビジネス・実用
990円 (税込)

4pt

地球の面積の7割以上を占める海。大航海時代以来、その覇権をめぐって、多くの国々が鎬を削ってきた。スペイン、オランダ、イギリス、二度の大戦を経て頂点に君臨するアメリカ。そして国際ルールへ挑戦する中国……。本書は、航路や資源、国際的な法制度など多様な論点から、400年に及ぶ海をめぐる激動の歴史を描き出す。各国の思惑が交錯し、形作られてきた海洋秩序を前にして、海に囲まれた日本はどう向き合うべきか。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 政治
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公新書
  • タイトル
    :
    海の地政学 覇権をめぐる400年史
  • タイトルID
    :
    723957
  • ページ数
    :
    288ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年03月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

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海の地政学 覇権をめぐる400年史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者は本書の狙いを「大国がデザインした海洋秩序や海洋政策を時系列で整理し把握すること」としており、海洋覇権国家の変遷がよくわかる秀逸な新書だと思う。特に第2章、第3章の米国が海洋覇権を掌握していく過程が興味深かった。また英国が海洋覇権制覇のために築き上げたものが英連邦の原点であることもわかった。そして日露戦争の背後に英国の戦略があったことを知り、現在ウクライナの背後で米英がロシアの弱体化を狙って画策していることと同じ図式にも思える。そして中国による傍若無人な海洋進出が既成事実化していくことに強い懸念を感じ、日本としてはシーパワー国家として、米国、英国、豪州などと協力して、自由で開かれた太平洋、インド洋の維持に向けての貢献を果たすべきであり、貿易国家としての責務があると考える。

    0
    2022年10月14日

    Posted by ブクログ

    スエズ運河で船が座礁した時にラジオに著者がゲスト主演して、その話が面白かったので読んでみた。

    大英帝国がどうやって世界の海を支配していったか、クジラを求めて黒船は日本に開国を迫ったかとか、セオドア・ルーズベルト大統領の戦略、領海や公海というアイデア等海を中心とした覇権の歴史。

    とても面白かった。19世紀に英国は世界中に海底ケーブルを張り巡らせていたのには驚いた。

    0
    2021年05月20日

    Posted by ブクログ

    シーパワーバランスが崩れようとしている。中国の台頭だ。
    イギリスやアメリカが都合のいいようにきまりを作り、海を制してきた。今度はそれを中国がやろうとしている。
    アメリカが名指しで中国を敵視した。これからどうなっていくのか。
    アメリカ単独では中国には勝てまい。同盟国らを巻き込む必要がある。

    0
    2021年03月11日

    Posted by ブクログ

    【世界的な規模で長期の複雑な交渉や利害調整、そして最終的には各国の妥協の末に、現在の海洋秩序が誕生してきたと考えてよい】(文中より引用)

    主にイギリスやアメリカといった大国に主導されながら、いかにして近現代の海洋秩序が成立してきたかを概観した作品。著者は、『世界を動かす海賊』などの著作で知られる竹田いさみ。

    描き方によっては茫漠としてしまいそうな広大なテーマを、見事に約250ページに収めこんだ力作。時にコラム的な話題で読者を巧みに海の世界に誘いながら、海洋から見た世界史を丁寧に著述してくれています。

    新書のお手本のような一冊☆5つ

    0
    2020年02月24日

    Posted by ブクログ

    500年に及ぶ海洋の政治史をよくまとめていて、どのように海洋に関する国際法が発展してきたのか、接続水域などの概念がなぜ生み出されたのかなど、なんとなく分からずもやもやしていたことが結構すっきりした。
    トルデシリャス条約、スペインとポルトガルによる海洋支配を否定したグロティウス、イギリスの航海法、海底ケーブルによる情報網、レセップスによるスエズ運河の開削、燃料としての鯨と捕鯨のためのアメリカの海洋進出、パナマの確保、ワシントン会議、トルーマン宣言、石油の開発、国際海洋条約、中国の海洋秩序への挑戦。

    0
    2020年01月26日

    Posted by ブクログ

    海洋の覇権をめぐる400年史。
    前半は、海洋覇権国家の移り変わりの歴史、後半は、現在の海洋法システム、法執行など、かなり趣きが変わる。
    前半の法が読み物としてはおもしろい。
    最近でも海の地政学は極めてホットなイシューであり、さらに情報のアップデートがなされた書籍を読みたい。

    0
    2026年03月29日

    Posted by ブクログ

    大航海時代のスペイン・ポルトガルから、オランダ・イギリス~イギリス~アメリカと移り変わる覇権争いを分かりやすく説明してくれる一冊。
    途中の章で捕鯨が出てきて捕鯨?と思ったが、石炭から石油にエネルギーの主役が交替する間に鯨油の時代があったのだな。
    扱っているテーマの幅が広く、公海や領海の定義の移り変わりや国連海洋法条約の位置付けなどが分かりやすく説明されている。

    0
    2023年01月29日

    Posted by ブクログ

    ・思った以上に扱うテーマが幅広い。イギリス→アメリカ→中国→日本。
    ・それでいて、歴史の流れに沿って話が展開されていくから文脈が掴みやすくて読みやすい。
    ・領海や排他的経済水域の広さを国際的に定めるくだり、利害関係の調整っぷりがおもしろかった。意外と最近できたルールなのね。

    0
    2023年01月03日

    Posted by ブクログ

    大航海時代の状況から海洋における地政学をベースに歴史を学ぶことができる。
    各要衝における各国の覇権争い、イギリス、アメリカと海洋覇権国家の変遷などが分かる。
    また、国際ルール制定までの経緯、背景を学べる。
    近年の中国の動向も一通り学ぶことができる。
    新書故内容が圧縮されており、膨大な資料分析がなされていると思われもう少し詳細を知りたいと思った。

    0
    2022年08月14日

    Posted by ブクログ

    国際政治の専門家による、海洋における覇権争いの話。スペイン・ポルトガルの大航海時代から、大英帝国、米国へと海洋覇権が移っていくことを詳細に説明している。一部、電信など情報優位のことや石油利権など、海洋とは関係ないことも細かく書かれているが、海の覇権争いについては、わかりやすく納得できる内容であった。
    「中国は、国連海洋法条約が作り上げた海洋秩序に挑戦した初めての国家となる」iv
    「(米国の捕鯨)鯨油は時計、ミシン、タイプライター、各種機械の潤滑油としても重宝がられ、それ以前に普及していた蜜蝋、植物性油脂、動物の獣脂を原料としていた蝋燭(キャンドル)の灯火は、瞬く間に姿を消した。今から見れば考えられなしことだが、クジラは照明用のオイルのほか、その骨は女性用のコルセットに、そしてヒゲは歯ブラシなどにも利用でき、それ以外としては汚れを落とす洗濯用石鹸として活用されたため、クジラを解体しても廃棄する部分がないほど、クジラ一頭の有用性は極めて高いものであった。鯨製品、鯨油なしの生活が考えられないほど、クジラは生活の必需品になっていた」p55
    「動物愛護や海洋環境の観点から、現在のアメリカは捕鯨反対の立場を取り、日本の捕鯨をいたく批判しているが、歴史を振り返るとアメリカこそが捕鯨の先駆者であり、クジラを乱獲して頭数を激減させたいわば当事者なのであった」p56
    「ブルックス・ブラザーズの紳士服を、ルーズベルトを筆頭に歴代大統領はこぞって愛用した」p84
    「(ルーズベルト)日露戦争の講和会議をポーツマスで開催し、この功績が認められて1906年に、アメリカ人として初のノーベル平和賞を受賞した」p88
    「いまだにアメリカは、国連海洋法条約に調印していない。最大の理由は「深海底」とよばれる深い海底における資源開発のあり方をめぐって、反対の立場を示しているからだ」p172
    「(米国)国連海洋法条約に加盟していないという事実は重く、アメリカが中国の海洋進出に対して「法の支配」を唱えても、アメリカ自身が国連海洋法条約による「法の支配」を受け入れていないため、中国から逆に批判される立場に追い込まれてしまった」p187
    「「法の支配」としての国連海洋法条約を実効性のある海洋秩序として機能させてきたのは、なんといってもアメリカや西側同盟国の軍事力によって担保されているからである。アメリカの軍事力が世界中に展開されていることで、国連海洋法条約も尊重されてきたという現実を忘れてはならない」p183
    「(戦後)覇権国家アメリカは、政治的な枠組みとしてトルーマン・ドクトリンを打ち出し、経済的な枠組みとしてマーシャル・プランを実施した」p188
    「(2019年)海保の定員は、約1万4000人で、予算は約2500億円」p233

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    2020年03月18日

海の地政学 覇権をめぐる400年史 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 政治
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公新書
  • タイトル
    :
    海の地政学 覇権をめぐる400年史
  • タイトルID
    :
    723957
  • ページ数
    :
    288ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年03月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

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