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生涯を「死と死に逝くこと」の研究に捧げたエリザベス・キューブラー・ロス。ロスが残した「蝶」の謎を追う作家に訪れた、父親のがん発覚という現実。生と死、看取りに向きあう、衝撃のノンフィクション。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
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Posted by ブクログ
某所読書会の課題図書.ロスさん,かなり偏屈な女性だと感じた.ロスが蝶を見たという場所に田口が調査に行くが,蝶は見つからない.話はアルコール依存症の父を介護することに流れていくが,その過程で様々なヒントが出てくる.精神病棟,ホスピスでの葛藤は読みごたえがあった.最終的にロスが見た蝶は実際に何だったのか...続きを読む.つかめそうでつかめない感覚だ.
綺麗事でない、切なさ。 家族のこと、介護のこと、死ぬということ。 経験とのシンクロにぐわっと引き込まれる。。
田口ランディ、という作家の熱烈な読者ではないけれど、彼女の作品に触れると、私は大概頭を殴られる。胸が、疼く。 不器用な人だな、と思う。自分の羽を抜いて、機を織っているような、いつも傷だらけの両手で美しい宝石を差し出されたような、そんな心持ちになる。 ………激しく私の一方的なイメージだけれど。 正直...続きを読む、ずっと気になっていて手を出せなかった本だったから、今が読むときだったんだろうと思う。
著者のキューブラ・ロスを追い求める中、父の末期がんの宣告と看取り。その過程での生と死の関しての問いかけ。キューブラ・ロスや生と死についての記述もいろいろ考えさせられた。 医療従事者としては家族の立場から見た医療現場というのがなかなかに心が痛い部分もありだった。説明してもわかってもらえないなと思うこと...続きを読むや要求に対し今の現状では限界とか思うことも多かったが、病というものに直面した家族の立場・考えはこうなのだろうなと改めて感じた。う~ん、なかなか難しい。お互いに溝があることを踏まえた上でできることを少しずつ・・なのかな。
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