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Posted by ブクログ
劇団俳優の日記という形式で書かれた小説。この日記の書き手が演じる役(菜月ちゃん)について解釈し、自分のものにしようとする様が描かれている。
菜月ちゃんの幼少期に先生からかけられた「呪いの言葉」、母親との関係、最後は「ぶつかり女」になるという筋書きを自分なりに肉付けしながら菜月ちゃんの感情をトレースしていく。
菜月ちゃんの睡眠時間だとか、使っているシャンプーが何かといった細かい部分まで設定して入り込み、最後には役に喰われてしまう。とまとめると、ストーリーとしてはありきたり感があるが、日記形式で読むと主人公が日々少しずつ変化していく様子が生々しく感じられた。
そして途中から、この日記は誰が書いているのかわからなくなる。主人公と菜月ちゃんの境界線が曖昧になってゆき、更に実際に開催された展覧会について書かれた部分では、著者の感想がそのまま書かれているのではないかとも思えてくる。不思議な体験だった。
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小説・文芸
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