無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2021年04月04日
狂気や暴力を描いた前作とは打って変わって、落ち着いた作品になっている。相変わらずまえがきが素晴らしく、設定は少しSF風味。物語は題名ほどのドタバタ劇ではないが、その意味は読めばわかる。作者は奇形児でもなければ大統領でもないはずだが、どのあたりが自伝要素だったのだろう。ヴォネガットの中ではかなり好きな...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月15日
SFというより昔話、民話の趣がある一冊。素晴らしかったです。色々なものが抽象化されて詰め込まれている気がする。特にお姉さんのくだり。
それにしても本の数十年前にはアメリカにもこんなに自由な思想があったのだ。アイロニックに見えて、今の視点から見ると逆にポジティブで牧歌的。
「(略)あなた方がもし諍いを...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
副題は「または、もう孤独じゃない!」。ヴォネガット1976年の作品。
ここでのテーマは拡大家族。そう、ヴォネガットが生涯テーマにした「拡大家族計画」だ。
「スラップスティック」は、設定も展開も登場人物も、なにもかもがハチャメチャで奇想天外。
特に、主役のスウェイン医師と姉のイライザとの「お祭り騒ぎ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月19日
「チャンピオンたちの朝食」(1973)の次に発表された作品。
この作品から、ジュニアが取れて、カート・ヴォネガット名義で発表される。
「タイタンの妖女」(1959)、「母なる夜」(1961)、「猫のゆりかご」(1963)、そして代表作「スローターハウス5」(1969)に比べると、ややパワーダウン...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月03日
魅力のありかがどうにも分からない。分からないのだけど琴線に触れるなにかがある。そんな気持ちがしています。
無人島にもっていくとしたら? というときに上位に入ってしまうかも知れない一冊です。
傑作! だとか絶対におすすめ! などとはなかなか言えそうにないけれど。
フィクションとリアリティのバランス...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。