カフネ
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カフネ

1,870円 (税込)

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☆2025年本屋大賞受賞作☆

【第8回未来屋小説大賞】
【第1回あの本、読みました?大賞】

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。
やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。

最愛の弟が急死した。29歳の誕生日を祝ったばかりだった。姉の野宮薫子は遺志に従い弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになる。無愛想なせつなに憤る薫子だったが、疲労がたたりその場で倒れてしまう。
実は離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていた薫子。家まで送り届けてくれたせつなに振る舞われたのは、それまでの彼女の態度からは想像もしなかったような優しい手料理だった。久しぶりの温かな食事に身体がほぐれていく。そんな薫子にせつなは家事代行サービス会社『カフネ』の仕事を手伝わないかと提案する。

食べることは生きること。二人の「家事代行」が出会う人びとの暮らしを整え、そして心を救っていく。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    304ページ
  • 電子版発売日
    2024年05月21日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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カフネ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本屋大賞、なるほど。
    とても読みやすい文章でありながら、心が温まる内容。
    とは言え、それぞれが抱える不安や焦燥には心が痛む。
    全てのキャラクターが生きていて、感情が入りやすい。素晴らしい。

    0
    2025年12月14日

    Posted by ブクログ

    人生のどん底を知った2人だからこそ支え合える物語でした。簡単に言ってしまえば、家事代行をボランティアで行う2人の歳の離れた女性が様々な事情を抱えるお家に伺う日常を描いたお話。ですが、それだけはなく彼女達自身の生い立ちや置かれている状況にとても感情を揺さぶられました。物語の展開も予想のつかないものばか

    0
    2025年12月14日

    Posted by ブクログ

    まず「カフネ」とは、作中で家事代行サービスをする団体のことを指します。弟を亡くし、不妊に悩み生活が荒れてしまった野宮薫子。弟のパートナーだった小野寺せつな。弟の遺した遺言書をきっかけにこの2人が出会い、物語が展開していきます。カフネの活動、弟の死の真相、それらを通して気付かされる家族、友人、恋人、と

    0
    2025年12月14日

    Posted by ブクログ

    ずっと積んでいた1冊、とっても良かった〜。
    不妊治療がうまくいかず、夫と離婚し、弟まで突然失った薫子はアルコールに頼るようになるが、弟の遺した遺言状をきっかけに弟の元恋人のせつなと再会し、一緒に家事代行サービスの仕事を手伝うことで再生していく物語。
    薫子の気持ちが分かりすぎて胸が締め付けられるけど、

    0
    2025年12月14日

    Posted by ブクログ

    「カフネ」はポルトガル語で愛する人の髪に手を添える仕草という意味があります。2025年の本屋大賞ようやく読むことができました。疲れた一日の終わりにはぜひカフネを読むことをオススメします。最初はチグハグな関係だった薫子とせつながすれ違いながらも共に家事代行サービス「カフネ」をやっていくという話でした。

    0
    2025年12月13日

    Posted by ブクログ

    本屋大賞、信頼できすぎる。
    あっという間に読んだ。
    胸が熱くなって泣ける。
    生きていくために、必要とされること、必要としてる人がそばにいることって大事ね。でもそれが満たされることってほんとに奇跡。

    0
    2025年12月13日

    Posted by ブクログ

    登場人物の抱えるものを自分も抱えている感覚。
    愛情という美しい言葉のもとに、大切な人を追い込んでしまう現実。
    そういったことが苦しくて、読みながら、度々泣いてしまった。
    生きることは苦痛の連続で、それでも生きることは貴い。

    人は本当に愚かで、自分の欲望や妄想のために心を悩ませたり、他の者を従わせよ

    0
    2025年12月13日

    Posted by ブクログ

    食べることは生きる事、なるべく快適に生きるためにも栄養は必要。優しい料理を作りそれを食べて笑顔になる。当たり前の事をしたくなりました。

    0
    2025年12月13日

    Posted by ブクログ

    私は、せつなでもあるし、春彦でもあるし、薫子でもあるし、公隆でもあるし、薫子と春彦の母親でもある。

    そんなことを思いながら読み終えた。

    誰しもきっと、「自分と重なる」と思う登場人物がいる作品だ。

    今の時代の苦しさがたくさん言葉で表現されていて、どうしようもない気持ちになる。

    一方で、苦しい中

    0
    2025年12月12日

    Posted by ブクログ

    ミステリ的な要素があり、ヒトは多面形で見る角度によって色も形も全く異なって見えることを思い知らされました。
    反対側からどう見えているかを知るには根気よく対話するしかないし、その過程で傷つくことを恐れない勇気というか、覚悟が大事だと気付かされました。
    また、月並みですが自分の日常がいかに恵まれていてそ

    0
    2025年12月12日

カフネ の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    304ページ
  • 電子版発売日
    2024年05月21日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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