われら闇より天を見る 下
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われら闇より天を見る 下

小説・文芸
1,210円 (税込)

6pt

2023年本屋大賞翻訳小説部門第1位

自称無法者の少女ダッチェスが住む町に帰ってきた30年前の事件の加害者。彼の帰還は、ダッチェスを苛烈な運命へ巻き込んでいく。

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われら闇より天を見る の一覧

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われら闇より天を見る 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ローティーンダッチェス
    ミドルエイジウォーク
    世代の違うふたりを軸とした物語

    「物語」という言葉がしっくりくる小説
    我々はいつだって終わりから始められる、というタイトルが感慨深い

    彼らの背負っているもの、背負ってきたもの
    登場人物それぞれに物語があり、感情移入してしまう

    「明日に架ける橋」

    歌うダッチェスにそっと寄り添う

    0
    2026年09月29日

    Posted by ブクログ

    ずっと気になっていたミステリー小説だったのでお盆休みに上下を読破。
    時間が溶けるようになくなり、読後には、切なく、愛しく、強さをもらえる感情に浸らせてもらいました。

    上の最初は登場人物を覚えるの苦労したり、物語の展開がスローな感じもあったので少し辛抱してました。
    ただ、上の中盤から下の終盤まで一気にミステリーの世界に引っ張り込まれて、タイトル通り読者としても闇の中にいた感じです(笑)…

    読んでる最中は「お前犯人だろ!」「え、お前死ぬの!」「え、お前実はそうだったの!」「ダッチェス激しすぎやろ!笑。でもそうなっちゃうよね」とか頭の中ワンワンします。

    個人的に1番好きな部分は、場面がいろいろ変わるのも情景がイメージしやすく、新鮮に読み進められる中で、特にモンタナの大自然でダッチェスとハルの掛け合いや心が少しずつ再生していく展開が1番グッときました。

    翻訳小説の中では個人的には1番と言っていいほどの作品でした!!

    0
    2026年08月16日

    Posted by ブクログ

    良かったです。人に是非に薦められるタイプではないと思うけど、読後に満足感はあります。
    ぼくはトマスのようなメンタルの人間でありたかったですね。

    0
    2026年04月09日

    Posted by ブクログ

    さすがに素晴らしい本。ミステリーや青春、ロード物など様々な側面があり、かつ良い終わり方をする話。途中で人物描写がしっかりし過ぎて重いかなと思ったが、それがキチンと終わりの話につながる。じっくり読書したい人にオススメ。しかし、翻訳物に必ず思うのだが、この日本語タイトルは何なのか。原題はそのまま作中で翻訳されていて、それこそが作者がタイトルにしたもの。それをないがしろにして日本語タイトルはかなり悪い。

    0
    2026年03月14日

    Posted by ブクログ

    30年前の事件で叔母が亡くなり、母はそのトラウマを未だ抱えて酒浸り。自分の父親もわからない少女ダッチェスを中心とした物語。
    一筋の光が見えて来たと思うと、また奈落の底に落とされる。以前何かで読んだ「今が最悪期と思っていたらその先はまた長い下り坂だった」云々を思い出す。
    まさに闇から天を見上げてもがくダッチェスの生き様に心を打たれる。

    0
    2026年01月18日

    Posted by ブクログ

    終わりから始める人々の物語。

    連続する悲劇。抗えない残酷な運命。
    自分の意思を強く持ち、弱さを隠し、そして誰かを支えることに人生を捧げる、ダッチェスとウォークの人生。
    救われる気持ちになれるわけではない。光が見えるわけでもない。だが、人生に必ず何かをもたらしてくれる物語である。

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    好きなタイプの作品。いろんな文学ジャンルの要素がバランスよく入っているお買い得な感じの本。1人の幸せとか希望って結局誰かの不都合だったりする。淡々としてる分9重さが止められない…

    0
    2026年09月04日

    Posted by ブクログ

    悲しい事件が次々起こる姉弟に救いはあるのか?

    13歳の姉のダッチェスが、スレててめちゃめちゃ口が悪く、怖いもの知らずで誰に対しても喧嘩腰だけど、幼い弟をとても大切にしている。弟もいい子なんですよねー

    同級生からいじめられたり、里親からも辛い扱いをされたりしますが、二人の味方になる素敵な人たちもいてそこが良い。

    一連の事件の真相が分かった後がとても切ない。上下巻に差し込まれていた家系図のプリント必要?と思っていましたが最後にいきてきますね。

    上下巻の長編ですが、とても面白く読みました。さすがこのミス受賞作。

    0
    2026年06月06日

    Posted by ブクログ

    家族と己の尊厳を守るため
    無法者として生きる決心をした
    少女が熱かった。
    その一途な思いにドキドキしたり
    ハラハラしたり、イライラしたり
    度重なる悲劇に一緒に涙した。
    (あ、無法者は泣かないんだった…)
    30年の刑期を終えて出所した男や
    その幼馴染の警察官が最後に出した答えは
    それでよかったのだろうか?
    きっと間違ってはいないのだろうけれど
    大人たちの不甲斐なさ、だらしなさ
    そしてやさしさが
    何度も同じような過ちを繰り返させる。

    0
    2026年01月20日

    Posted by ブクログ

    『われら闇より天を見る』(上)
    『われら闇より天を見る』(下)

    何の気なしに読み出して、冒頭の肝心なところがはっきりしないまま引き込まれる。登場人物もこんがらがって訳もわからないまま読み出す。進むうちにストーリーに刺激されて、どんどん嵌っていく自分を感じる。これは久し振りの感覚だ。
    それでも登場人物や経緯は複雑であやふやなままだ。
    上・下巻の長編が短く感じる。

    最後に書評家川出正樹の解説で何処となく感じていた作者の人間性や個性、この作品のテイストの所以がわかってくる。また、物語の経緯もそうだったのかと後追いながら理解できる。そのくらい事実関係を傍においたまま切迫した臨場感が読者を引っ張り回す。

    カルフォルニア州の絶景を望むのどかな海辺の町で起きた事件である。30年前、スターは友達のヴィンセントに妹シシーを誤って殺されるという不幸な事故にあう。彼らと仲のよい幼なじみのウオーカーは地元警察の署長になり日々の仕事をしながら長引いた彼の出獄を待つ。ヴィンセントは30年ぶりに出所して町に帰り昔の友人とは接触せず静かな生活を送る。

    その町では事業家の巨漢ダークと一味が別荘開発の地上げを進めている。彼はスターに好意を寄せていたが複雑な事情を抱えてタイトな資金繰りに追い回されている。

    スターはかつての事故以来立ち直れず、アルコールと薬物の過剰摂取で子供達(ダッチェスとロビン)の面倒をほとんど見ることができない。そうしたなかスターが誰かに殺される。現場に血だらけでいたヴィンセントが犯人として逮捕され黙秘のまま裁判へ進む。
    13歳の娘ダッチェスが6歳になる弟ロビンの面倒を見ながら、叔父のハンクに保護され、ウオーカーとともにスター殺害の真相解明を進める。

    主人公ダッチェスは女だてらに無法者を自称する跳ねっ返りである。強い弟思いで世間への不信と恨みが彼女の真骨頂である。彼女の直情的で軽はずみな行動が事件を起こす。ロビンが姉の妄動を責める場面には同感できるし、さすがに叔父ハンクへの態度にはやり過ぎを感じる。兄弟愛や祖父愛、ウオーカーの友情と献身など感情が入り乱れて錯綜する。
    彼らの心の芯を貫く暖かいものが格別だ。

    筋書きの複雑さやわからなさも作者の構想のうちで
    ダッチェスの破滅的行動への違和感もそれなのだ。
    典型的なミステリー小説で傑作だと思う。
    クリス・ウイタカー、他の作品も是非読んでみたい。


    0
    2026年01月13日

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