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Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて。そして、芥川賞作家がエンタメを書いた、ということで。
6つの連作短編とエピローグ。
ひとつひとつは非常に読みやすい勧善懲悪モノで、エピローグでいいオチが付いていた。
ブラックユーモアもネットスラングも味わい深い。
面白かったが、「ファイル6」以外は内容的に少し薄いかなとも感じた。
せっかくダークウェブにまで侵入してまで、と思うと、事件も復讐もスケールが小さい。
その日常性が魅力だとも言えるが、この手の復讐モノは割と溢れている、飽和状態だから、物足りないと感じるのかもしれない。漫画などを見れば……。
「子供部屋おじさん」と社会から揶揄される存在が、代行業として復讐するというのが肝だが、彼らがどういう人間なのかも、もう少し知りたかった。
それでも、日常の中に起きうる、またはこんな事件あったな、と思い返し、こういう必殺仕置人たちがいたらと思うと、確かに痛快ではあった。
Posted by ブクログ
社会から疎外された、こどおじが集い「子供部屋同盟」という復讐代行組織が、ダークウェーブに潜んでいる。
裁かれぬ現代社会の悪を子供部屋おじさんが、復讐するといったわけだ。
対価は動機という金銭を要求しないのも面白い。
成敗レベルは、悪戯レベルからタヒレベルまであり、レポート作成と同時に選択する。
ハロー、ハウロウ、こちら通信部のジョン・万次郎とのやりとりも危険さや冷たさを感じず逆に親しみを覚えてしまうのだが…
一気に読める痛快無比の世直しエンタメだった。
①パワハラ上司成敗
②オレオレ詐欺成敗
③痴漢冤罪成敗
④バイトテロ成敗
⑤書店万引き犯成敗
⑥いじめっこ成敗
Posted by ブクログ
高橋弘希さんは芥川賞候補作の『指の骨』に続いて2作目(後に『送り火』でで芥川賞受賞)
本の紹介にはでかでかと「芥川賞作家が挑む、痛快・世直しエンタメ!」とあります。
ダークウェブ上で被害者の相談を受けた、いわゆる「こどおじ」(大人になっても実家の子ども部屋に住み続けている未婚の中年男性)集団が行う復讐代行を描いた短編集。パワハラ上司、祖母の貯金を巻き上げたオレオレ詐欺、痴漢冤罪。。。。確かに紹介通りの復讐代行。でも、そこは『指の骨』の高橋弘希、何かどんでん返しの様なモノがあるだろうと期待していたのですが。。。最後の最後に小さな反転がある位で、肩透かし。
まあ、エンタメに徹したと言えばそれまでですが。。。
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