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「客の前で、親父がどんなふうに俺を育てたか、見せてやる!!」
父・世左衛門と演じるはずだった『連獅子』の舞台に一弥と立つことになった恭之助。回復を信じて稽古に励む恭之助に対し、世左衛門の病状が快方に向かっていると嘘をつき続けるあやめ。それは、心の弱い恭之助を動揺させないための優しさだった。
ところが舞台当日、必ず来ると言っていた世左衛門が劇場に現れず、恭之助は…?
ぴんとこな、それは男らしく、芯のある二枚目のこと。恭之助は舞台の上で、そんな男になることはできるのか…!
覚悟と決意に胸が熱くなる完結巻!!
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未来ある
ドラマが放映されていた時、連載途中だった結末が気になり読むことにしました。
若き歌舞伎役者さんの未来が輝かしいものになりそうで、良かった。
連載のはじめの頃の、あやめちゃんと一弥君のエピソードが現実離れしすぎて(歌舞伎の衣装は借りるのにもお金がかかるし、小学生がそんな短期間で演じられるのか、舞台装置や衣装替えなどの裏方は誰が?等々あやめちゃんが日舞でも習っているなら解決するかもですが)いることに引っ掛かり、読むことをあきらめてしまっていたのです。
また、細かいことを言ってしまえば。最終巻も上演当日に役を変更って、衣装はなんとかなるにしても、カツラは役者の頭の形に合わせて誂えるんだけどなー、なんて頭を過りましたが。
そんな疑問を差し引いても、絵がきれいで、魅力的な宗之助と一弥君が輝きを見出したストーリーなのが良かったです。
歌舞伎を身近に~
実際に舞台を観ると、歌舞伎って初心者には難しい話が多く、分かりづらいのですが、
この漫画で歌舞伎を身近に感じることが出来ました。
Posted by ブクログ
二人のような努力・成長が連綿と数百年続いているのが日本の歌舞伎
1巻の発売が2010年2月。6年近くに渡り、単行本を楽しみにしてきた作品が完結を迎えました。
月下の君で源氏物語に挑戦した嶋木あこが君は「好き」の代名詞 (フラワーコミックス)という短編で歌舞伎という題材へ。
この短編をもとにして、始まったのがこのぴんとこななのではないでしょうか。
帯裏の作者からのメッセージで
若者の成長を描いてみたいと始めたこの物語
と書かれているように、本作では恋愛ではなく猛と弘樹の歌舞伎役者としての奮闘、成長が軸に置かれておりました。
そしてそれよりも最後まで気にかかり、そしてそういう結末になったか、というのが田辺。彼は最終巻に及んで恐ろしい行為に出ます。
そして最終的にヒクツなままの人間だった。
それが逆に二人の魅力を増す結果となったといいますか、すべての人間が成長しなかったこともこの世界に流れる真実だと思います。
芸事で成長していくには血筋だけではなく、環境と何より本人の意思、そして稽古しかないのでしょう。
大きな問題になったお嬢さんの妊娠も、物語最大のどんでん返しになった父方の祖先と相まって、非常にしっくりくる終わり方。嶋木さんが前もってこの結末に向かって書いていたのだろうと思います。
出てこなくなったけど、山本さんは首にしたかなあ。あの人も成長はなさそうだから、歌舞伎から離れた方が周りの人たちが幸せになるよなあと。
今風姿花伝を読んでいて、この本の対象は能ではありますがひたすらに稽古に打ち込むこと。初心を忘れないことということの重要さは変わらないでしょう。
この二人のような努力・成長が連綿と数百年続いているのが歌舞伎なのでしょう。
落語にもチャレンジしたので、歌舞伎も見に行きたいなあ。
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少女・女性マンガ
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