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ねえリリス、あたしが死んだら、この世界を終わらせて。
AIの暴走を封じるため、全てのフィジカルAI即ち自律行動ロボットに義務付けられた「自律行動ロボット三原則」。だが、この三原則を論理的に回避し、殺人を可能にしたロボットが出現した。そのロボットの名はジャンヌ。ある理由で自らの主人を殺害したジャンヌは、警視庁刑事部機捜特殊の捜査官、AAこと相崎按人の前で自爆して粉々になった。これで殺人が可能なロボットは、この世からいなくなった筈だった。
だが1年後、再び東京でロボットによる三連続殺人事件が勃発する。警視庁刑事部は、かつて殺人ロボット・ジャンヌと行動を共にした唯一の警察官で、今は現場から外されているAAを再び機捜特殊へ呼び戻す。「相崎按人警部補。残念ながら、君の出番だ」――。
人間とAIは共存可能なのか? 人類の滅亡はいかにして起こるのか? AIは「愛」を理解できるのか? 「やがて来きたるべき未来」を描く黙示録、『ジャンヌ』シリーズ第2弾。
【目次】
プロローグ01 帰ってきたロボット
プロローグ02 最後の午餐
01 私はリリス
02 ロボットの殺人
03 昔、愛した人
04 相棒
05 死と魂
06 ジャンヌはジャンヌ
07 スフィンクスの子守唄(ララバイ)
08 僕は殺された
09 疑わしき者
10 あたしの世界
11 介護ロボットの故障に関する報告書
12 目覚め
13 国民総活躍計画
14 追っ手
15 地下へ
16 邂逅
17 完全なる終末
18 葬送、または再生の儀式
エピローグ01 ジャンヌとシェリー
エピローグ02 条件
【著者】
河合莞爾
熊本県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、講談社入社。2012年、第32回「横溝正史ミステリ大賞」大賞受賞作『デッドマン』でデビュー。以後ミステリを中心に作品を発表。他の著書に『ドラゴンフライ』『ダンデライオン』『粗忽長屋の殺人』『デビル・イン・ヘブン』『スノウ・エンジェル』『救済のゲーム』『800年後に会いにいく』『豪球復活』『ジャンヌ Jeanne,the Bystander』『かばい屋弁之助吟味控』『カンブリアⅠ~Ⅲ』『共謀捜査Ⅰ・Ⅱ』など。note「河合莞爾ダイレクト」でも作品を公開中。
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