ハンス・ヨナスの哲学

ハンス・ヨナスの哲学

ビジネス・実用
1,056円 (税込)

5pt

4.3

開催中のキャンペーン

ハイデガーの弟子、ユダヤ人のハンス・ヨナスはその生命・技術倫理で国際条約などに広範な影響を与えた哲学者。彼の思想は、師・ハイデガーがナチスを賛美するという衝撃やアウシュビッツ収容所で母親を亡くすという悲しい経験に思索を重ね練り上げられた。「人は未来世代へ責任を取りうるのか?」原子力発電やゲノム編集など今なお発展し続ける技術と生命への問いに対し、まさに必要とされるヨナス哲学の入門書。文庫化にあたり、「補論 『存在と時間』とヨナス」を書き下ろし掲載。

【目次】
はじめに
凡例
第一章 ヨナスの人生
第二章 テクノロジーについて―技術論
第三章 生命について―哲学的生命論
第四章 人間について―哲学的人間学
第五章 責任について
第六章 未来への責任の基礎付け
第七章 神について―神学
おわりに
補 論 『存在と時間』とヨナス
読書案内
文庫版あとがき

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ハンス・ヨナスの哲学 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    理性(精神)と物体という二元論のわかりやすさに陥りがちな議論に「生命」という概念をどのように持ち込んだかが、詳しく語られる。現象学や実存主義、特にハイデガーについて少しは齧ってないと読み通すのは難しいかもしれないが、ヨナスの思想についてテーマを絞って本当に丁寧かつ誠実に解説してくれている。

    0
    2024年09月26日

    Posted by ブクログ

    昨年『生きるとは頼ること』を読んで気になっていたハンス・ヨナスについて著者の戸谷さんが解説書を出しているということで読んでみた。誰が責任を取るのかという責任の主体に焦点を置く通常の責任論に対して、ヨナスの責任論は誰に対して責任を果たすべきかという責任の対象から考えるという視点の転換がある。(目の前で泣いている乳飲み子を放っておくべきではないのは対象の存在に対して責任を感じるから)
    なぜ対象に対して責任を果たすべきなのかという点についても、存在そのものへの価値、善を見出すという点から、未来世代への責任についても未来の世代が存在し果たすべき責任が継続すること自体に基礎を置いて考える。
    気候変動、そしてAIによるシンギュラリティなど科学や技術により地球や人間そのものへの変化が現実的なものとなりつつある昨今、ヨナスの哲学は重要性を増していくように思う。ただ、雑に拾うと簡単に誤解が生じやすい論理だとも思うので自分も使い方には気をつけたいが、もう少し勉強を続けて感心分野との関連で考えてみたい。

    0
    2026年05月22日

    Posted by ブクログ

    「ヨナスは海外では極めて有名な哲学者です。ヨナスほど、世界と日本とで認知度に差がある哲学者は少ないかも知れません。」と戸谷さんは述べている。
    しかし、戸谷さんは、ヨナスの名が日本に広まらなかった理由については言及していない。
    その理由、原因、は何かというと「日本には、すでに、ヨナスの思想と同等のものが存在していた」からだと私は思う。

    GoogleのAI検索で「ハンス・ヨナスの思想」と「華厳思想」の共通点、と検索すると以下のようになる。
    「両思想は、共に個々の存在の背後にある大きな連関性や全体性に着目し、その認識から人間や自然に対する深い配慮や責任を導き出そうとしている点で共通しています。ヨナスが「未来への責任」という形で現代社会への具体的な倫理原則を打ち立てたのに対し、華厳思想は世界そのもののあり方(縁起)を説くことで、包括的な倫理観の基盤を提供しています。」

    同じく「ハンス・ヨナス」と「道元」の共通点、とAI検索すると
    「両者の思想は、現代の環境問題や生命倫理の課題を考える上で重要な視点を提供します。人間中心主義の限界を指摘し、人間と世界の関わり方そのものを見直すことを促す点で、現代に通じる共通のメッセージを持っています。」

    私はこの本を読み進めていくうちに、華厳思想や禅でハンスの思想の代替はできると思った。
    要は、「自分なんてものはないのだ、あるのは世界との関係性だけだ」という仏教的考え、これが欧米の哲学にはそれまで無かった、だから、ヨナスやハイデガーの考えはヒットしたのだ。

    しかし、ヨナスやハイデガーの本を読む必要はある。理路整然としているからだ、曖昧さを含んだ禅や華厳思想を現代の言葉で明確にしてくれる。これはありがたい。

    0
    2025年11月09日

ハンス・ヨナスの哲学 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川ソフィア文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

戸谷洋志 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す