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Posted by ブクログ
未来世代への責任を提唱したハンス・ヨナスを専門に研究している哲学者の著者が書いた「自己責任」についての本。
事例を元に世の中で語られる「自己責任論」を丁寧にひも解きながら、個人の選択が、社会制度やこれまでの慣習、社会的圧力など、さまざまな制約のもとでなされていることを明らかにしている。
起きた問題を「自己責任」の一言で片づけることによって、社会や周囲が負うべき責任が見過ごされていると感じた。見過ごされているというか、社会や周囲の責任を弱い立場である「個人」に転嫁をしている様に見えた。
自己責任から解放された後、「それでも私の責任と言えるものは何か?」という視点をもらえたことは貴重だった。
これまで「自己責任」という社会の枠組みを受入れてきてしまっていたので、悔しさを感じたし、
これが続くと、結果本質的な問題の改善が進まないので、
責任転嫁した側もどんどん脆弱になっていくよなと思った。
自己責任論で責任転嫁する人やコミュニティって無数にある。
そこに当たってしまうのは私の責任の範囲ではない。
そこに当たってしまった時に、このコミュニティに参加し続ける選択をするのか?どう振舞うのか?と言った自分の在り方や言動の部分は、私の責任の範囲だなと思う。
自分が変えられるものと変えられないものを冷静に見極められると良いなと思う。
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