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Posted by ブクログ
巻数が増す度、読む度に、しみじみと、この漫画のテーマの深さを感じる
菜食主義者の主義主張や食生活に対して、一言の文句がない、間違っていると思っていない、と前置きした上で述べるが、やっぱり、人間は肉を食わないと、どっかダメな気がする。やや乱暴な意見ではあるが、生物としての成長が止まってしまうな気がしてならないので、私は肉を好む
自炊はする方で、料理を苦と感じた事はなく、むしろ、楽しいのですけれど、作者が自分で獲った獣を調理しているくだりを見ていると、どんなに高級デパートでイイ食材を買ってきて、優れた技術で素晴らしい食事を作れたとしても、先生が獲った猪や鹿の肉を口に頬張った際の感動と比べると、一つ埋められない何かが生じるのではないか、そう思ってしまう
自分の頭で考えて、試行錯誤で仕掛けた罠で捕らえたり、臆病さと勇敢さに裏付けられた射撃で命を直に奪った肉には、赤の他人からすれば、普通の獣肉だとしても、苦労した当人には格別の味に感じるハズだ。そう思ってしまうのは、単に私が肉好きの狩猟の素人だからだろうが、そんな素人にこう思わせる、決して薄くない内容なんだ、これは
ある意味、猟師は一個の生物として優れている、野生の獣らに様々な手段で、正々堂々と挑んでいるわけだ。つまり、獲物を食肉として口にできた時点で、勝者である、と思う
ホントに、もっと尊敬されるべきだ
他の生き物を殺す、それは確かに残酷であるが、あくまで、それは「楽しむ」為の命の略奪であれば残酷であり、自分や他者の命を次に繋ぐ、純粋に「生きる」為の狩猟に対し、残酷と言うのは、自分のルーツを否定するに等しい気がしてならない
また、この巻の魅力は、前述の岡本先生と野生の獣らとの生存本能の駆け引きでもあるが、私は先生がその肉の美味さを最大限まで引き出そう、と創意工夫しているトコ、と推す
ぶっちゃけ、岡本先生は絵が巧いとは思ってない。けど、その独特さを感じる画が、読み手に過度な緊張をまるで抱かせずに、適当な脱力状態で読ませてくれる
内容が内容なので実写化は難しいかも知れないが、メディアは2014年、この漫画にもっと注目してほしい
料理漫画家ではないけれど、一度、手料理をご馳走になりたい先生の一人でもある。また、以前にも書いて繰り返しになってしまうが、芸能界随一の肉好きで、「食」に対し、独自のこだわりを持ち、それを全くブラさない生き方を出来ている寺門ジモンさんと対談もしてほしい。それぞれ、得意とするジャンルや、「好き」のベクトルが似通ってるようで大きく違っているようにも思えるので、物凄く、聞き応えのある熱の入ったそれになる、と確信できる
Posted by ブクログ
今更ながらの感想だけれど、これって獲物を「自分でさばいて食べる」ってところがミソなんだろうな。妙な説教臭さやシリアスな空気から無縁なのはそこがポイントだろうと、遅まきながら思ったのだった。
つい先日、近所のじいちゃんから猪肉をもらった。そのじいちゃんは猟師ではなくて、知り合いの猟師さんからもらったお裾分けだ。猟期はもう終わってるから、冷凍物。うーん、どう料理しようと考えたあげく、無難なカレーに。カレーだと、言われなければ猪肉とはわからない。ただ、炒めたり煮たりしているときは明らかなケモノ臭がする。次の日までフライパンからその匂いが立ちのぼるほど。岡本君たちは焼き肉を楽しんでるけれど、あの匂いも野性的な味わいのうちってことかな。
Posted by ブクログ
漫画家兼猟師の奮闘記も4巻目です。
一般に、猟期は冬期(11月15日~2月15日)とされているそうです。「害獣」駆除に当たる、有害鳥獣駆除班に入ればこれ以外の季節にも猟が出来たり、また、著者の住む地域ではイノシシやシカ(=害獣)ならば2月一杯は狩猟できたりするようです。
この巻で大きく扱われているのはイノシシ。
猪突猛進といいますが、手負いのイノシシの迫力は相当なようです。
概しておいしいと言われるイノシシですが、発情期のオスは別。年の暮れ以降のものは独特の臭みがあって、肉屋さんも買い上げてくれないそうです。
オスの匂いは別格としても、そもそもイノシシは一頭ごとに風味が違うとのこと。その「飼い慣らされていない」ところが、ジビエの醍醐味でもあり、また市場に乗せる際には困難な点でもあるのかも知れません。
ところで街中でイノシシが出たら、どう対処するかご存じでしょうか。
駆除班の面々が呼び出されるわけですが、市街地では銃は使えません。
さてそのとき、ベテラン猟師が取った策は!?
以下、本編を見よ。というところですが(^^;)。
何というか、条件反射的ともいえる咄嗟の判断は、経験を積んだ人ならではの重みがあります。
ひとまず猟期終了ですが、5巻以降も新米・ベテランが入り交じる活躍を楽しみにしていきたいと思います。
*知人が屋根裏でイタチが騒ぐので、行政に相談したら、「益獣だから殺してはダメ」というようなことを言われたと聞きました。ネズミなどを食べるので、益獣とされたりするようですね。
環境省のページを見てみたら、イタチの場合、雄は狩猟可能だけど雌はダメなのだそうです。いろいろ細かい決まりがありますねぇ・・・。
まぁそもそも狩猟をすること自体に免許が必要なわけですから、一般人は基本、野生動物を殺さない、ということになりますか。
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