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知識・教養が身につく!書店員オススメの雑学漫画9選

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このサイトをお読みの方なら誰もが分かっていることだと思いますが、知識・教養を手軽に得るのに最適なのが、「漫画」です! 図鑑や事典には、ところどころに図解が挿入されていますが、いわば漫画は全ページが図解。絵と文字を一緒に読むことで、理解が進むのです。今回は、科学から社会、ファッションからサブカルまで、あらゆる知識を得られる9作品を紹介します。

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『ソウナンですか?』

ソウナンですか?

『ソウナンですか?』 1〜3巻 岡本健太郎・さがら梨々 / 講談社

サバイバル知識があれば無人島でも快適

本作に書かれていることを全て実践できるようになれば、無人島に漂着しても大丈夫! そう思わせてくれるくらいの強い説得力を持つ、サバイバルの雑学だらけの作品です。原作者の岡本健太郎先生は、漫画家兼猟師。自らの猟師生活を綴った『山賊ダイアリー』で知られています。

修学旅行の飛行機が墜落し、海に流された4人の女子高生。どうにか無人島にたどり着いた彼女達は、力を合わせてサバイバルしていきます。主人公・鬼島ほまれは、元軍人の父とともに世界各地でサバイバルしてきた経験を持つツワモノ。都会育ちの女の子達の中にあって、超ハイスペックなキャラクターなのでした。

ほまれがリーダーとなって、さまざまなサバイバル術を駆使。他の3人も少しずつ無人島暮らしに順応していくというのが、本作のストーリー。救助がいつくるか分からない中での野宿は精神的にもキツいはずですが、笑顔が絶えない女の子達。コメディタッチで描かれていて、気楽に読める作品です。

一番の読みどころは、当然、ほまれのサバイバル知識です。たとえば、海の上で水分補給が必要になった時。ほまれは捕まえたトビウオを服にくるんで絞り、内臓の水分や血液を飲み干します。島に着いてからも、バッタ、セミ、ヤドカリとあらゆるものを食料に。トノサマバッタの旬は6月から7月上旬だとか、セミは羽根をもいで逃げられないようにして生きたまま保存するといいとか、一つ一つの知識がガチで実践的。他の3人も最初はほまれにドン引きでしたが、生き抜くためにどんどんたくましくなっていきます。魚を焼いて砂浜でパーティしたり、温泉を作ってホッと一息ついたり、サバイバルしているのにリゾートかと思わされるシーンも。

物語が進むと、いよいよ動物を狩りに。まずはウサギ、やがてイノシシと相対することになっていきます。また、同じ島に漂着した男子生徒も登場。そちらはサバイバル知識が全くなく、ほまれ達よりも困難な状況に陥っていくことに。食用になるキノコは全体の4〜5%とか、彼らの失敗を通して教えられることもあります。アウトドアが好きな人は、読んでおいて絶対に損はない作品です。

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『決してマネしないでください。』

『決してマネしないでください。』

完結『決してマネしないでください。』 全3巻 蛇蔵 / 講談社

奇妙な実験を通して、科学のちょっと変な知識が身につく

理系の大学生達が、さまざまな面白実験を繰り返す本作。「大人が読める学習マンガ」というキャッチコピー通り、読めば科学の知識が身につく作品です。

主人公は大学で理論物理学を専攻する掛田理(カケダ サトシ)21歳。彼が属している高科教授のゼミには、工学部の有栖、四カ国語に堪能なラトビアからの留学生・テレスといった面々が集まり、科学談義に花を咲かせつつ、奇妙な実験を繰り返しています。

第1話の実験テーマは、「スタントマンはなぜ炎にまかれても平気なのか?」。アクション映画によくある、服に火が着いてもがきまくるシーン。なぜ、やけどもせずに撮影可能なのかを検証していきます。実験に使われるのは、ポリアクリル酸ナトリウムが主成分のジェル。それをべったりと体に塗ったり服にしみこませれば、短時間なら熱を遮断してくれるのだそうです。

物語はそこから、なぜ「燃える素の酸素」のことを「酸素」と言うのかという科学史の話題に移っていきます。アリストテレスの時代から、空気の正体を研究してきた科学者達の歴史が語られ、「酸素」の名付け親である18世紀フランスの科学者・ラボアジエが壮大な勘違いをしていたというエピソードを紹介。奇妙な実験を通しての雑学と、科学の歴史上の雑学、その両方が語られていくのが、本作の大きな特徴です。

科学史エピソードには変人達がいっぱいです。たとえば「近代外科の祖」ジョン・ハンター。解剖学の発展のために検体となる死体を集めまくり、広域死体窃盗団の元締めみたいな存在に。梅毒の研究では自らを実験体にして、結果的にそれで命を落としてしまいます。動物も生死を問わず集めまくり、有名な児童文学『ドリトル先生』のモデルになったとも。

実験では、高科先生がとにかく茶目っ気を発揮。

「卵を電子レンジにいれたら爆発するけど、もっと大きい卵を入れたらどうなると思う?」

とダチョウの卵をチンして大爆発を招いてみたり、彼のやることはタイトル通り、『決してマネしないでください。』のオンパレードです。また、結婚式のご祝儀は3万円でも2で割り切れるから、素数の30011円にすればいいとか、掛田達の日常会話も理系ならではのこだわりがあって、笑わせてくれます。

さらに本作にはラブコメ要素も。掛田が恋しているのは学食の女性・飯島さん。きれいな夕陽をみても

「入射角が大きいため 光が通る空気層が厚くなり青い光は散乱して届かないのだな」

と言ってしまうような彼は、果たして恋を成就できるのか? 奥手な理系学生の恋愛も合わせてお楽しみください。

巻末には手軽にできる実験の紹介も。こちらは安全なのでぜひ、試してみてください。

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『もやしもん』

『もやしもん』

完結『もやしもん』 全13巻 石川雅之 / 講談社

菌類やお酒の知識がたっぷり詰まった農大物語

発酵食品やお酒造りに大きく関わる菌類の雑学にあふれた作品。2004年から2014年にかけて雑誌連載。TVアニメ化、TVドラマ化もされたヒット作です。

主人公・沢木惣右衛門直保(サワキ ソウエモン タダヤス)は、日本酒には欠かせない種麹造りを家業とする家の生まれ。子供の頃から菌を肉眼で見るだけでなく、コミュニケーションを取ることもできる異才の持ち主でした。彼が上京し、農業大学に入学するところから、物語は始まります。ちなみに種麹屋は俗に「もやし屋」と言われ、それが作品のタイトルに繋がっています。

沢木が大学で身を寄せることになったのは、名物教授・樹慶蔵(イツキ ケイゾウ)の研究室。そこで知り合った個性的な先輩や同級生達とともに、農業大学ライフを送っていくことになります。

本作で最初に目を引くのは、世界各国の発酵食品。第1話に登場するカナディアンイヌイットの発酵食品キビヤックは強烈で、アザラシの腹に大量の海鳥を詰めて土に埋め、発酵させるというもの。韓国料理のエイの発酵刺身ホンホフェも登場。どちらもとんでもなく臭そうに描かれています(樹先生は、美味しそうに食べてますが……)。

また、日本酒やビールなどお酒についてのうんちくも、序盤から盛りだくさん。物語が進むごとにあらゆるお酒が掘り下げられ、8巻では大学に日本各地の地ビール会社が集結し、オクトーバーフェストが開催されるなど、夢あふれる展開も。さらに10巻では沢木達一行がフランスへワインを巡る旅に出かけます。

本作のもう一つの主役は、かわいくデフォルメされた菌達。麹菌のA・オリゼーをはじめ、有益な菌から病原菌までがわらわらと出てきて、しゃべるしゃべる……。菌やお酒にまつわる雑学を、賑やかにガイドしてくれます。

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『変な知識に詳しい彼女 高床式草子さん』

『変な知識に詳しい彼女 高床式草子さん』

『変な知識に詳しい彼女 高床式草子さん』 1巻~ おはなちゃん/ 講談社

美人の彼女が、シモネタ雑学を繰り出しながら急接近!?

今回紹介する作品の中で、唯一、ちょっとエッチな雑学を取り上げているのが本作です。

美人でクールで頭がいい憧れのクラスメイト、しかもJカップの高床式草子(タカユカシキ ソウコ)さんと、なぜかお付き合いすることになった根住中也(ネズミ チュウヤ)。草子さんは話題豊富な女の子で、その知識はなぜかシモネタ方向に偏りがちでした。

「ワクワクする様子を「胸が膨らむ」と言ったりするけれど 実際に女性は性的に興奮すると胸が膨らむそうよ」

と、学校の図書室で突然、切り出す草子さん。彼女によれば、血液の増加によって普段よりも25%大きくなることもあるとか。さらに、読書して目が疲れた中也が「目薬がほしくなるね」と言えば、大きな胸を彼の顔にかぶせるようにして、

「昔 ヨーロッパでは母乳が目薬として使われていたそうよ」

とひと言。草子さんの変な知識に振り回されっぱなしの中也という、男性読者にとってはうらやましい展開が、毎回描かれていきます。

「むね【胸】」「けいけん【経験】」「ひみつ【秘密】」「のーぶら【ノーブラ】」と、各章のタイトルは辞書形式。中には「えすえむ【SM】」や「てんが【TENGA】」といったきわどい章も。いったい、草子さんがどんな知識を披露するのか、気になりませんか?(笑)

「実際に観覧車に乗ったカップルの4分の1はキスをしているそうよ」

とか

「キスにはモルヒネの10倍の鎮痛効果があるそうよ」

とか、雑学を語りながら、中也にグッと迫ってくることもある草子さん。ラブコメ的にはあざとい展開と言ってもいいのですが、ふんだんに盛り込まれる雑学が新味になっています。気軽に読んで、エロ知識を身につけてください(笑)。

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『ヤンキー女と法律おとこ』

『ヤンキー女と法律おとこ』

『ヤンキー女と法律おとこ』 1巻~ 高澤たま・長國庵千樹 / ワニブックス

身を守るために知っておくべき法律を教えてくれる

テンションが高いギャグが全編で炸裂しますが、弁護士の監修によるマジメな法律漫画です。

主人公は、高校2年生・高校2年生の法田一哲(ホウダ カズナリ)。その父で地方裁判所の裁判官である法田憲剛(ホウダ ケンゴウ)と、ケンカっ早いヤンキー女子のヒロイン・鬼沢二歩(オニザワ ニホ)3人がメインとなり、法律談義が描かれます。

本作で取り上げられるのは、主に刑法。犯罪に巻き込まれることや、冤罪で容疑者にされてしまうことは、日常生活の中で誰にでも起こり得ること。痴漢や窃盗などなど、身近な刑事事件を法律に照らし合わせて、解説してくれます。

たとえば、朝、パンをくわえた主人公がヒロインと曲がり角でぶつかって出会いを果たすという、ラブコメの王道シーン。この時、ヒロイン側が痴漢行為を訴えたらどうなるでしょう? そこに関連するのが、刑法第176条「強制わいせつ」と、刑事訴訟法第213条「現行犯逮捕」です。偶然ぶつかっただけでは、もちろん「強制わいせつ」には該当しませんが、「現行犯逮捕」は被害者が痴漢の被害にあったと『思ったら』逮捕できるとのこと。トラブルを避けるためには、やはりコミュ力が大事です。

法律の解説役となる父・憲剛は、家でも法服を着て、昔の裁判官のような巻き髪をしているお笑い担当キャラですが、法律に関するセリフは傾聴に値するもの。時には「法律とは国を守る為にある」もので「法律=正義とは限らない」というようなシビアな発言も飛び出します。

ヒロイン・二歩は、放火殺人の容疑で逮捕されてしまった父親を助けようと奮闘。そんな時、憲剛が言ったセリフが

「法は自らを助くるものを助く」

ドイツの格言で、自ら法律を学び努力した者だけが法律によって守られるという意味です。本作は、自分の身を守るために知っておくべき法律を教えてくれる、実用性の高い作品です。

各章の終わりには、監修者の弁護士・長國庵千樹先生による法律解説記事も。漫画内で取り上げられた犯罪や法律について、平易に詳しく書かれています。

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『服を着るならこんなふうに』

『服を着るならこんなふうに』

『服を着るならこんなふうに』 1〜7巻 縞野やえ・MB / KADOKAWA / 角川書店

日常使いのファッション指南。基本中の基本を教えてくれる

ファッションに詳しくない人でも、簡単に見栄えのよい服装ができるようになるのが本作です。

「『おしゃれにセンスは必要ない』これだけ覚えて読み進めてみてください」

と読者を導くのは、企画協力を担当するMB先生。『最速でおしゃれに見せる方法』など多数の著書を持つファッションバイヤー/アドバイザーです。

主人公は27歳の会社員・佐藤祐介。マジメで爽やかな青年ですが、ファッションには無頓着。久々に小学生時代の同級生と店で会う時も、そこらのコンビニに行くようなパーカーで出かけて行きます。しかし、そこでかつての仲間が年相応のオシャレなメンズカジュアルを着こなしていたことにショックを受け、反省。ファッションに詳しい妹・環の助言を受け、服選びに目覚めていく姿が描かれていきます。

紹介されるのは、これだけ押さえておけばおしゃれに見えるという、ファッションの基本中の基本です。環が最初に祐介を連れて行ったショップはユニクロ。

「お兄ちゃんが まず最初に買うべき基本アイテムがひとつあります!」

と店内を指さす環。ユニクロは「上手く使えば手軽におしゃれの基本を作れる」お店だという環が教える“基本アイテム”とは……?

「モノトーンを大事にする」とか「下半身の色を同系色で統一する」とか、環のアドバイスは簡単に実践できるものばかりです。また、服の洗濯法なども指南してくれるのも、ありがたいところ。コーディネイトのアレンジ術も豊富に紹介され、服を買わせるだけでは終わらないのが本書の利点です。

各エピソードの後には、MB先生によるファッションコラムも。漫画の内容を補足し、より詳しく解説してくれます。

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『王様の仕立て屋〜サルト・フィニート〜』

『王様の仕立て屋〜サルト・フィニート〜』

完結『王様の仕立て屋~サルト・フィニート~』 全32巻 大河原遁 / 集英社

オーダーメイドスーツの奥深さを知る

こちらはカジュアルではなく、社交の場に出ていくためのフォーマルなスーツを中心とした服飾系雑学漫画です。

主人公はイタリア・ナポリで、たった一人の仕立て屋を営む日本人・織部悠。ナポリ中の“究めし職人(サルト・フィニート)”から一目置かれた名仕立て屋マリオ・サントリヲが唯一認めた弟子なのですが、外国人の若者とあって信用に乏しく、仕事には恵まれていません。そんな彼が、さまざまな事情を抱えて、仕立てを依頼しにくる人々の人生に、服を通して関わっていく姿が描かれていきます。

第1話では、客の体型に合わせて一着一着作っていく仕立て服と、既製品のスーツの違いが語られます。

「良くできた仕立て服は着ていることを感じさせない」

「受け継がれた技で仕立て屋が作るのは人間の皮膚そのものなんだ」

と織部。実際に織部が作ったスーツを着た社長は、体調がよくなり仕事が捗るようになります。

織部の仕立てるスーツは、着る人の印象を簡単に変えてしまいます。厳格すぎる性格によって周囲から疎まれていた元教師の老人には、愛用のイギリス風のかっちりしたスーツを、イタリア風のリラックスしたものにアレンジ。さらにネクタイも温かみがあるものに替えてあげます。すると、街の人の彼への接し方が一変することに。

スーツだけでなく、シャツや靴、カフスボタンなどなど、大人の男性の服飾について、あらゆる知識が得られる作品。全32巻の後は、『王様の仕立て屋〜サルトリア・ナポレターナ〜』 『王様の仕立て屋〜フィオリ・ディ・ジラソーレ〜』とシリーズを重ね、現在は『王様の仕立て屋〜下町テーラー〜』が連載中。いい仕立て服のように、長く愛されている作品です。

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『ジャンプの正しい作り方!』

『ジャンプの正しい作り方!』

完結『ジャンプの正しい作り方!』 全1巻 サクライタケシ / 集英社

漫画家先生の仕事場から製本工場まで、ジャンプができるまでの全てが分かる

週刊少年ジャンプは、どのようにして作られるのか?印刷会社やデザイン会社、編集部や人気漫画家の仕事場など、製作過程のあらゆる場所を取材したルポ漫画です。

まずは印刷工場を取材。発行部数が多いため、今では珍しくなった活版印刷で作られている週刊少年ジャンプ。コンピューターで原稿をスキャンし、セリフを手で入力していくなど、細かな工程が紹介されています。印刷会社のスタッフにとって、一番苦労するのは、漫画家の先生の手書きによるセリフの「解読」。中には読みにくい先生もいるらしく、それが誰なのかが、取材相手の微妙な反応によって分かってしまうシーンもあります。

製本工程では、ジャンプのために工場を一棟作ってしまったり、専用の機械を開発したりと、スケールの大きなエピソードがてんこ盛り。毎週使われる紙の総重量や、なぜ少年ジャンプの紙の色がカラーなのかといったマメ知識も教えてくれます。

デザイン会社では、ジャンプの表紙がいかにデザインされているか、また、各作品のロゴがどのように作られているかを取材。ジャンプ作品のロゴを40年以上作り続けてきた伝説のデザイナーも登場します。

作者のサクライ先生が一番知りたがったのは、プレゼントページの作り方。編集者が奇抜なコスプレで登場して、プレゼント商品を紹介するページの、撮影現場に突撃取材します。ジャンプの作り方の隅から隅まで分かる、ジャンプ作品ファン必見の一冊です。

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『こちら葛飾区亀有公園前派出所』

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』

完結『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 全200巻 秋本治 / 集英社

両さんはなんでも知っている。雑学ネタの宝庫

国民的漫画と言える『こち亀』。週刊少年ジャンプに40年以上連載され、200巻をもって完結しました。ご存知の方が多いと思いますが、主人公の両さんこと両津勘吉は多方面に知識が豊富。『こち亀』は雑学ネタの宝庫でもあるのです。

33巻「温故知新!?の巻」では、両さんが昭和の香り漂う駄菓子屋やビンテージ物の玩具を扱う専門店で、昭和40年代に大ヒットした兵隊の人形「G.I.ジョー」に遭遇。そのうんちくを披露します。その後も「G.I.ジョー」ネタは続き、66巻「ザ・人形道大鑑!の巻」では、「G.I.ジョー」のさまざまなバージョンを一覧表に。日本産や後発商品ではない、レアなメイドインUSAのオリジナルの見分け方も、両さんが教えてくれます。

雑学ネタは巻が進むごとに頻繁になっていくのが特徴です。125巻「わしは世界のカード王!の巻」は、マニアが多いトレーディングカードの世界を描いた回。両さんがオリジナルトレカ「日本警察トレカ」を発売し、巨万の富を築きます(もちろんオチでは破産)。プラモデルやラジコン、TVゲーム、美少女アニメから、車やファッションやグルメまで、両さんならではの熱く面白い語りを楽しんでください。

中には、117巻「両さんの亀有歴史散歩の巻」のようなシブい回も。亀有は室町時代には「亀無」と呼ばれ、後に「亀梨」に変わり、江戸時代に「亀有村」になったそうですよ。

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』を試し読みする

終わりに

単なる雑学本と雑学漫画の一番の違いは、キャラクターがいて、ストーリーがあること。喜怒哀楽のドラマと絡み合うからこそ、雑学がしっかりと頭に刻み込まれるのです。今回紹介した雑学をメインにした作品でなくても、あらゆる漫画に雑学のネタは混ざっています。漫画で知識、教養を得る。とても素晴らしいことだと思いませんか?

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