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Posted by ブクログ 2023年12月29日
全4巻の最終巻である本巻では、自由と平等についてのトクヴィルの省察が理論的に深められるが、その核心的なエッセンスを列挙すれば以下の如くである。
★平等な社会は人々の境遇を不安定にし、虚栄心を蔓延させる。
「デモクラシーにおいては、境遇の変化が大きいので、人々の特典はほとんど常に獲得して間もないもの...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月23日
第1巻を刊行した1835年の5年後に、トクヴィルはこの第2巻を出した。
アメリカ合衆国のイメージは彼の中で煮詰まり、この巻では「自由」「平等」などの概念をめぐって延々と思索が続く。
特に「平等」概念を、ヨーロッパ文化にとっても重大な歴史的転回点としてとらえており、単に賞賛するのではなく、その危険性を...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月31日
平等化・脱階級化のもたらす、家庭・個人レベルでの変化、軍隊の傾向、革命と平等化の関係性…と総まとめ。
平等の思想が広がり実現化していく社会が生む弊害や課題について考察しており、民主主義社会の求めるもの、自由、そして国家の在り方とはどうあるべきなのか、という今日にも通づる重要な問いについて考える機会に...続きを読む
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