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「台所は楽屋に似ている。準備をした人を舞台に送り出したり、お疲れ様と迎え入れたり。いったんきれいになるけれど、次の舞台が始まればまた誰かが散らかす。ほっとして、取り繕う必要のない、使い手の素が出る場所。だから、素敵でなくていい」 台所は語る。NHK「あさイチ」などメディアで話題沸騰! 〈生活の楽屋〉から見える人生のよろこびと哀しみ。躓き、くじけながらも懸命に生きる人びとを描く感涙のノンフィクション!
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Posted by ブクログ
東京の台所 とても好きなWEBコンテンツだ。 大平一枝さんの取材対象となる方への距離感が絶妙で以前より愛読している。 『ふたたび歩き出すとき』というタイトルに、自分のこれからに不安をかかえている今、何か背中を押してくれる気づきがあるのではと期待して読んだ。 人それぞれの台所を読んでいるうちに、不思...続きを読む議と自分も台所に立ちたい、ご飯を作って食べたいという気持ちがむくむくとわいてくる。そういう元気がもらえた。 ありがとうございます。 20250427
2025/01/29リクエスト 1 東京の台所シリーズが大好きで今回も楽しみにしていた。おしゃれに整えたキッチンではなく、台所、その写真が語りだしそうなほどで、どれも心にしみる。 台所の今、台所の声 というコラムの中の、 台所作業は見えにくい小さな労働の連続だ、野菜を選り分け古いものから使う、牛乳パ...続きを読むックを開いて乾かす、台所に立っていない間も献立を考えたり食材を補充したり… そこをわかってるからこそ、このような人が向こうに透けて見えるような温度のある写真が撮れるんだろうと思う。 何がよかった、とうまく説明できないが、ぜひ読んでほしいです。 このシリーズに私も応募したい。
もともと2作目の男と女の台所をたまたま手に取ったことから、大平さんの眼差しの優しい文章に惹かれてエッセイも含めて複数の作品を読んでいます。 東京の台所の新作。今回は再び歩き出す時「リスタート」「再生」がテーマでした。過去に取材をした人にもう一度会うと状況が変わってたりする。 特にコロナを経て、人々の...続きを読む考え方、生き方の潮目が変わったような気がします。それぞれの話にそれぞれの生き方が詰まっていて今回も胸を打たれる文章が多くありました。 SNSでよく見るオシャレなキッチンではなく、その人の生活が溶け込んでいる台所の写真は取材を受けている人の写真は出てこないけれどその人の顔が浮かんでくるような気がします。 紙の本で持っておきたい一冊です
ちょっと重く感じたりもするけれど、人生とか生きるとかその人自身とかそういうことが詰まっている。 一篇ずつは長くないのでポツポツ読めてよかった。
祈りのような本だと思いました。 台所という場所が人生の楽屋だって言葉は面白い。泣きながら、歯を食いしばりながら、微笑みながら、誰かを思いながら、過去を振り返りながら、未来を想像しながら、人は台所に立っているのだと思います。 それはとてもしんどい。生きるってとてもしんどい。みんなそれぞれ痛みを抱えなが...続きを読むら、それでも生きてるんだなって当たり前みたいなことを感じさせる写真とインタビュー集でした。 著者の物事の受け止め方にはあまり共感できないところもあったけど…
台所を通して、そこに暮らす人を描き出す。著者が、シリーズとして出しているようだが、初めて読んだ。さまざまな理由で、暮らしを見つめ直した人たちを取材している。 思っていたより、読んでいろいろ考えさせられた。
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ふたたび歩き出すとき 東京の台所
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大平一枝
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