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Posted by ブクログ
弱いロボットの研究開発を通して他者との関係性を述べている。著者の岡田美智男教授は、「弱いロボット」というコンセプトのロボットの開発で知られている。
この新書のなかで紹介されるロボットは、すべてどこか弱い部分がある。その弱さが、人と想像できなかった関係性を生み出すことができる。全編を通して万能や高性能なロボットではなく、あえて「弱い」部分があるロボットによる関係性を述べていた。これは人間も同じで、完璧ではなく弱い部分、言い換えるなら他に助けてもらう部分の重要性を説いていたと思う。
自己責任といった風潮もあるが、一度立ち止まって「弱いロボット」と人との関係性といったものを参考に、社会の在り方を見つめなおすのもいいかもしれない。
Posted by ブクログ
「弱いロボット」、コンセプトがとっても良いなと思い読むことにしました。
完全無欠の独立機関ロボット、あるいはそのロボットを操作すること、そういう時代もあったとは思います。
ですが、ここ20年くらいのロボット界隈?はちょっと状況が違っているようなのです。
本書を読んでいると、画像とともに登場するロボット達はどれもこれも「不完全」です。
例えば、「もこ」と言いながらヨタヨタと人に近づいて、結果として人にゴミを拾わせてしまうゴミ箱ロボットや、
じ~~っとコチラを見つめておどおどしながらティッシュを配ったりアルコール消毒をしてくれる「アイ・ボーンズ」や、
昔話を話す途中でもの忘れをしてしまい、人が教えてあげることで話が先に進む「トーキング・ボーンズ」などなど。
こんなロボットがいてもいいの!?と一瞬なってしまう私は、一昔前の人種なのかもしれないです・・・。
でも、それでもロボット達の「仕事」は成り立っているんだから、面白いです。
こういった最近のロボット現象から、いろんな視点から社会や人間を考察することができるでしょうが、私はある意味、ロボットにも弱さがあることで社会が豊かになるのではないだろうか、と感じ取ったりしました。
本書では、「自立」についての面白い視点も紹介されています。一言だけご紹介すると、「依存先を増やすこと」という逆説的な視点です。医師、科学者の熊谷晋一郎さんの視点です。
ロボットですらこうなのだから、ヒトもそうあっていいのだろうと読んで思えました。
もう少し社会が、一般的な自立が薄まって、本当の自立が濃くなるといいな、とも読後考えました。
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