在野と独学の近代 ダーウィン、マルクスから南方熊楠、牧野富太郎まで

在野と独学の近代 ダーウィン、マルクスから南方熊楠、牧野富太郎まで

1,056円 (税込)

5pt

4.0

近代に入り、大学をはじめ研究機関が整備される中、在野で独学に打ちこむ道を歩んだひとびともいた――。本書は、柳田国男に「日本人の可能性の極限」と評された南方熊楠を軸に、ダーウィン、マルクスから福来友吉、牧野富太郎、三田村鳶魚ら、英日の独学者たちの姿を活写する。さらに郵便、辞書、雑誌、図書館といった「知」のインフラやシステムにも着目。彼らの営為と、変化する環境を通し、学問の意味や可能性を探る。

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在野と独学の近代 ダーウィン、マルクスから南方熊楠、牧野富太郎まで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     著者がこれまでずっと専門としてきた熊楠を話題の中心としつつ、大学の枠にとらわれず独学で学び続け、発表し続け、生きて死んでいった人々を辿り直し、これからの在野と官学の関係性を問う本。
     熊楠も、ダーウィンも、三田村鳶魚も、恵まれた家庭環境に育った人であった。本人たちとしては苦汁をなめた日々を過ごした

    0
    2025年03月13日

    Posted by ブクログ

     研究と言えば大学教授やシンクタンクの研究者が行うもの。このような固定観念を持っている人は多いだろう。在野で個人的に研究を行ういわゆる「アマチュア」がいないわけではないが、「プロ」としての研究者とは隔絶された世界にいると言っても過言ではない。しかし戦前にはその垣根を超えて研究に励んだ人がいる。本書は

    0
    2025年03月09日

    Posted by ブクログ

    思考はぐるぐるし、ここに辿り着く。

    学費の無償化は子育て世帯の負担を軽くするが、進学率が上がっても、子育てそのものの負担が軽減されなければ、高学歴女子は気軽に出産できない。そもそも、出産が期待される高学歴女子はダブルインカムで金はあるのだ。論点がズレている部分がある。結婚できない層がターゲットだと

    0
    2024年10月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    説明がわかりやすくて良かった。学術的な研究は、あくまでプロの学者がするものという先入観を崩されたような気がした。
    南方熊楠と柳田国男が対照的なキャリアを歩みつつも、やり取りを深めともに日本における民俗学を確立させていく過程が興味深かった。

    0
    2024年11月18日

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