三四郎(新潮文庫)

三四郎(新潮文庫)

374円 (税込)

1pt

熊本の高等学校を卒業して、東京の大学に入学した小川三四郎は、見る物聞く物の総てが目新しい世界の中で、自由気儘な都会の女性里見美禰子に出会い、彼女に強く惹かれてゆく……。青春の一時期において誰もが経験する、学問、友情、恋愛への不安や戸惑いを、三四郎の恋愛から失恋に至る過程の中に描いて『それから』『門』に続く三部作の序曲をなす作品である。(解説・柄谷行人)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

三四郎(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    明治時代の青春小説。
    時代は変われど、人が恋をしたり悩んだり友情を育んだりする心の動きは変わらない。

    九州から大学入学のために東京へ出てきた三四郎は都会のさまに圧倒されながらも、その地で出会った人たちとの交友の中で東京での居場所を見つけていく。

    三四郎や美禰子の気持ちは、繊細な所作に丁寧に描き出

    0
    2023年12月18日

    Posted by ブクログ

    高校時代あたりに長期休みの課題で読まされた。何が何だかわからなかった。50歳を超えて再読した。わからないのは相変わらずだが、そのわからなさやわからないままに事態が流れて行くのが、良いと思った

    0
    2023年05月03日

    Posted by ブクログ

    「三四郎」は、明治41年(1908年)朝日新聞に連載された小説。
    翌年には春陽堂から発行されています。
    続編の「それから」、「門」へと続く三部作の一作目です。

    「三四郎」以降の作品は、ユーモラスなものが排除され憂鬱さが前面に出てきます・・・。
    夏目漱石の人生を知ると作品の生い立ちに連動していること

    0
    2022年10月21日

    Posted by ブクログ

    大人になってから夏目漱石をちゃんと読んだ。
    いつの時代に読んでも面白いから名作と呼ばれているのだなと納得した。
    三四郎は熊本から東京大学へ通うべく上京するのだが、この時代のエリートの最先端のお話。三四郎が純粋で真っ直ぐで、モダンガールの美禰子に恋をする。
    大学生のノリというか文化的なものは今も昔もあ

    0
    2022年09月25日

    Posted by ブクログ

    熊本から大学に入学するため東京に来た三四郎の話。夏目漱石の作品の中でも、何度も読んでしまう作品です。学生の頃に読んだときと、社会人になってから読んだときの気になる部分や面白い部分が違ってくるのが、また読みたくなる要因かもしれません。
    トレンディドラマのような三四郎と美禰子の関係。お互い好きだと思うの

    0
    2022年09月10日

    Posted by ブクログ

    3度目の三四郎。

    最初に読んだのは、高校生のとき。「坊ちゃん」のような派手な展開もなく、田舎者の三四郎が美禰子さんに憧れるが、地味な失恋をするという陳腐な青春小説という印象で、面白い本とは思えなかった。

    50代での再読で漸く良さがわかった。汽車の中の情景、途中下車した名古屋での女性との一夜、水蜜

    0
    2023年12月08日

    Posted by ブクログ

    109冊目『三四郎』(夏目漱石 著、1948年10月 初版、1986年2月 改版、新潮社)
    明治41(1908)年に発表。夏目漱石の前期三部作、その第一部となる青春小説の金字塔。
    110年以上前に書かれた古典であるが、その内容は現代に生きる我々にとっても非常に身に覚えがあるもの。青年期に感じる自由と

    0
    2024年08月12日

    Posted by ブクログ

    初めて夏目漱石の本を読んだ。明治大正の価値観と今の価値観との違いがわからないと物語を楽しめないんだろうなと感じた。その時代背景を知ってるから理解できることもあるんだと思うから、引き続きその後の作品も読んでみたいと思った。またその同年代の別の作品も読んでみたいと感じた。

    0
    2024年02月10日

    Posted by ブクログ

    明治の切ない恋愛話。
    当時の九州片田舎と東京は今以上に格差があり上京する三四郎は戸惑いがあったろう。
    列車で知り合った謎の女性の振る舞いへの冷静な対処など少し背伸びする様子が伺えた。

    様々な出会いに対し終始受け身の三四郎と、常に動き回りトラブルの中心のような与次郎はとても対照的で、だからこそ三四郎

    0
    2024年01月08日

    Posted by ブクログ

    三四郎が好きな人の態度にやきもきしたり、軽薄な友人に翻弄されたり、不慣れな都会で手紙の中に母を感じたり…古風で難解な言い回しが多用されるため、高校以前なら嫌煙したかもしれないが、20手前となった今、するすると読めた。

    夏目漱石の作品は、この描写が果たして何を表しているのか、完全に分かる訳では無いが

    0
    2023年08月17日

三四郎(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

夏目漱石 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す