三四郎(新潮文庫)

三四郎(新潮文庫)

374円 (税込)

1pt

熊本の高等学校を卒業して、東京の大学に入学した小川三四郎は、見る物聞く物の総てが目新しい世界の中で、自由気儘な都会の女性里見美禰子に出会い、彼女に強く惹かれてゆく……。青春の一時期において誰もが経験する、学問、友情、恋愛への不安や戸惑いを、三四郎の恋愛から失恋に至る過程の中に描いて『それから』『門』に続く三部作の序曲をなす作品である。(解説・柄谷行人)

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三四郎(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    三四郎の心模様が、静かで落ち着いた文章の中に流れていました。色で言えばグレーに近い感じです。それは悪い意味ではありません。心というものの描き方が上手い、それにつきるのだと思います。

    東京帝大入学のため、熊本から上京途中の三四郎は、汽車の中で、ある女性に出会います。その女性とひょんなことから、同室で

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    巧いとしか言いようがない。冒頭、いきなり掴みから入る。九州から上京するくだり、名古屋の宿で、車中で一緒になった若い女性と同室・同衾。そして名古屋から、向かいの席に座った男は……。
    手紙や葉書や電報、絵画や演劇、演説会や引っ越し、どの小道具や出来事も絶妙な使われ方をしていて、無駄がない。しかもみな自然

    0
    2025年05月08日

    Posted by ブクログ

    掴みから小気味よい。
    夏目漱石が生きた時代の学生の在り方を通して、現代や自分自身のことも振り返るきっかけになった。
    学問への価値観が面白かった。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    「迷子の英訳を知っていらしって」学問、友情、恋愛への不満や戸惑い。
    何度読んでも新鮮な気持ちになれる、みずみずしい

    0
    2025年04月17日

    Posted by ブクログ

    最後まで読めてよかった。
    “恋”の瞬間に立ち会ったような感じがした。
    余韻が良い。
    “それから”も楽しみ!

    0
    2025年03月13日

    Posted by ブクログ

    全体的な感想
    現代に多い女性との交際未経験の青年が恋をする話。私も主人公の青年と同い年で、なおかつ交際未経験なので、私にやけに語りかけてくるものがあった。どこか他人事ではない気がした。でも、同い年の時に、この作品に出会えてよかったと思う。でなければ、ここまでのリアリティーは感じられていないだろう。物

    0
    2025年01月24日

    Posted by ブクログ

    「三四郎」では好きという言葉が用いられていない。しかし、三四郎の一挙手一投足によって美禰子への恋心は鮮明に描かれておりそこに夏目漱石の巧みさが描かれていると思う。また、三四郎には夏目漱石の価値観がよく現れていて面白い。

    0
    2025年01月06日

    Posted by ブクログ

    物語について大きな展開や事件があるものではなく、淡々とした日常を描いた写生文ですが読後感がかなり好きです。多分キャラクターが三四郎を含めてみんないい味を出しているのかなと思います。

    2/7再読✅
    やっぱり最高です〜〜〜〜〜読んだ後はなんだかゆっくりのんびりいい心地の余韻に浸れます。12のラスト〜本

    0
    2024年12月13日

    Posted by ブクログ

    3度目の三四郎。

    最初に読んだのは、高校生のとき。「坊ちゃん」のような派手な展開もなく、田舎者の三四郎が美禰子さんに憧れるが、地味な失恋をするという陳腐な青春小説という印象で、面白い本とは思えなかった。

    50代での再読で漸く良さがわかった。汽車の中の情景、途中下車した名古屋での女性との一夜、水蜜

    0
    2023年12月08日

    Posted by ブクログ

    青春の中、優秀な学生さんが様々な経験をしていくのが微笑ましかった
    明治時代にタイムスリップしたみたいで楽しかった

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    最近、三四郎池に行く機会があり、久しぶりに夏目漱石を読んでみたが、古い文調でも読みやすく楽しめた。現代に比べて時間がゆっくり流れているが、人の機微に触れる機会は多く、対人関係は豊かに感じた。

    0
    2025年05月03日

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