読んでいない本について堂々と語る方法

読んでいない本について堂々と語る方法

本は読んでいなくてもコメントできる。いや、むしろ読んでいないほうがいいくらいだ――大胆不敵なテーゼをひっさげて、フランス文壇の鬼才が放つ世界的ベストセラー。ヴァレリー、エーコ、漱石など、古今東西の名作から読書をめぐるシーンをとりあげ、知識人たちがいかに鮮やかに「読んだふり」をやってのけたかを例証。テクストの細部にひきずられて自分を見失うことなく、その書物の位置づけを大づかみに捉える力こそ、「教養」の正体なのだ。そのコツさえ押さえれば、とっさのコメントも、レポートや小論文も、もう怖くない! すべての読書家必携の快著。

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読んでいない本について堂々と語る方法 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読んでいない本について語ることは創造活動。

    読んでいない本が全体のどの位置にあるかを知っていれば、実際に読んでいなくても充分。

    0
    2025年01月20日

    Posted by ブクログ

    陰謀論やとんでも歴史論を語る人は、本をたくさん読んでいるようだけど教養があるようには見えない。その理由は、個別の本の内容に深く入れ込んでいる一方で、知識体系の全体像が見えていない(本と本のつながりを理解していない)からなのだとわかった。
    本筋ではないが印象に残ったことだ。

    0
    2023年12月07日

    Posted by ブクログ

    ピエール・バイヤールの著書を初めて読んだ。

    タイトルからなんとなく想像できる通り、今までの当たり前をことごとく打ち壊していくような考えを持った人だなと感じた。

    私自身、読書をすることで何かしら情報を得たり、影響を受けるため、読書は良い習慣だと思っていた。
    しかし、この一冊を読んで、読書による&q

    0
    2023年05月31日

    Posted by ブクログ

    ショーペンハウアーの『読書について』の後にこれを読むという流れをやりたかっただけだったけど、なかなか面白かった。

    結局のところ「読んだ」ということ自体に様々なレベルがあり、『読んでいない本について堂々と語る』ことは、なんら悪いことではなくむしろ創造的な活動である、ということは新しい気付きだった。

    0
    2022年10月02日

    Posted by ブクログ

    ・冗談みたいなテーマを扱いながら、最終的に読書の本質に着地する流れが匠の技。
    ・本来ならこのレビューも読まずに書くべきだし、なんならこの本(※1)について書くべきですらない。
    ・「ずっと本ばっか読んでると自分自身と向き合えないので良くない」って話、『書を捨てよ、町へ出よう』(※2)を思い出した。

    0
    2022年09月03日

    Posted by ブクログ

    開始: 2022/7/13
    終了: 2022/7/15

    感想
    読んでる最中から違和感はあったが、自宅の本棚を確認したところもう一冊本書があった。読んでいない本についての本を読んだが読んではいなかった。

    0
    2022年07月15日

    Posted by ブクログ

    読書家なら必ず持っている読書論について再考させられる本。

    教養と時間は無限の関係にあるということ。
    読むということは何かを読まないということである。記憶と時間は必然的に失われる運命にある。
    同じ本を対象にしても読者の具合で、本の性質はガラッと変わる。
    著者はパラドックスの専門家らしく細部にトリック

    0
    2022年05月04日

    Posted by ブクログ

    久々に揺さぶられた本。

    読んでない本について語るという一見ふざけたようなタイトルながら、中身は読書に関する深い洞察を与えてくれる本作。

    そもそも本の読み方やその捉え方は人それぞれの中で、本を読むという行為自体の定義が曖昧である。

    私たちはどうしても、本は読まなければ語ってはならず、またその本は

    0
    2021年04月18日

    Posted by ブクログ

    本を読むという行動に違う視点があると知ることができた。本を語るためには全体を読むべきと思っていたが、読まなくても語ることができる。その例をいくつか述べていた。

    0
    2024年10月14日

    Posted by ブクログ

    表題からは若干不真面目な話を想像したが、全くそんなことはない。なんとなく罪悪感や、世間の目があり、本はみんなちゃんと読んでいるフリをしてるけど、本当はそんなことはないし、そうであることすら必要ない。そもそも本について語る時の本は個人の中にある幻影としての書物についてであり、厳密には各個人で全て違うも

    0
    2024年10月05日

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