仮面幻双曲

仮面幻双曲

781円 (税込)

3pt

3.7

この町の誰が“顔を変えた殺人者”なのか?

時は、戦後間もない昭和22年。東京で亡き父の事務所を継いだ私立探偵の川宮兄妹は、依頼を受けて滋賀県の双竜町に赴く。

依頼主は、地元随一の製糸会社を営む占部家の先代社長夫人。専務の武彦が双子の兄である現社長の文彦に恨みを抱き、殺害を目論んでいるのだという。武彦は女子工員の小夜子に恋をしていたが、彼女は町中に中傷の手紙がばらまかれたことを苦に自殺。兄の仕業だと思い込んだ武彦は姿をくらまし、整形手術を受けて顔を変え、別人になりすまして双竜町に戻っている。

「なぜ顔を変えたかわかるか? お前の近くにいる」

川宮兄妹の使命は、武彦を探し出し、文彦の命を守ること。
しかし、琵琶湖のほとりに建つ巨大な洋館に招かれ、寝ずの番にあたった矢先、文彦は惨殺されてしまう――

果たして誰が“武彦”なのか。

本格ミステリの名手による傑作が、待望の文庫化!

※この作品は 『書き下ろしミステリー第2弾! 双竜町事件-仮面幻双曲』として配信されていた作品の文庫版です。

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仮面幻双曲 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年10月23日

    戦後昭和での会社社長殺害事件の謎を解く。いやあこの逆転の発想というか、まったく想定外で、とても楽しめました。

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    Posted by ブクログ 2023年07月06日

    かなり真剣に推理してみたのだが、かすりもしなかった。しかしながら、この完敗は気持ちがいい。いやあ楽しい。パズルに振りきってる感があって、キャラ立ちとかギミックは抑え気味なので、そういうものを望む人には食い足りないかも。ただ時代の雰囲気みたいなものは充分あって、巻末解説で阿津川辰海氏がいろんな作家さん...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月02日

    大好きな作家さん。犯人探しも面白かったし、ストーリー的にも読み込めたんだが、説明的な文章になったのが残念。犯人ありきが先行していてそれにあわせた大円団も鼻につく。

    0

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