赤目四十八瀧心中未遂

赤目四十八瀧心中未遂

作者名 :
通常価格 559円 (509円+税)
紙の本 [参考] 682円 (税込)
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作品内容

東京から流れつき、どこに行くあてもない「私」は日の当たらない蒸し暑いアパートの一室でモツを串に刺し続けた。向いの部屋に住む女の背中一面には、極楽の鳥、迦陵頻伽(カリョウビンガ)の刺青があった。ある日、女は私の部屋の戸を開けた。「うちを連れて逃げてッ」──。圧倒的なストーリーの巧みさと見事な文章で、底辺に住む人々の情念を描き切る。直木賞受賞で文壇を騒然とさせた話題作。寺島しのぶ主演の映画化も、日本映画大賞など数々の賞を受賞。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
ページ数
280ページ
電子版発売日
2011年09月16日
紙の本の発売
2001年02月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

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赤目四十八瀧心中未遂 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年11月19日

    上手い。文章が、ストーリーが、人間描写が驚くほど上手い。地下鉄神楽坂駅の伝言板に始まるあっち側とこっち側を意識させる世界観。会社を辞めてアパートの一室でモツを串に刺し続ける「私」。背中に迦陵頻伽の刺青のある隣室の女がある日「うちを連れて逃げてッ」ーこの目に見えない境界線は何なんだろう。そして本当にそ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月06日

    近鉄の駅に夏になると貼られる赤目四十八瀧の観光ポスター。毎回気になるのだけれど、旅慣れた京都でも奈良でも大阪でもなさそうな場所で、なんとなくふわふわした「いつか…」のままちょっと心の奥にしまってある現実感のないところ。そこがタイトルだったので手にした本。

    久しぶりにこれだけ黒いマグマのような力のあ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月25日

    赤目四十八瀧というのは、三重県名張市の近くにある有名な観光地である。といっても、近くにいながら僕は一度も訪れたことがない。一度は行ってみたいと思っていたが、この作品を読んだら行く気が失せた。それは何故かと問われても説明がうまくできないのだが、背中からぞくぞくするような寂寥感が迫ってくる描写に、妙に不...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月30日

    文体が古臭くて湿っぽくてクセがあって、読みやすいわけではないけど、何となく引き込まれる。主人公やアヤちゃんがどういういきさつで今の生活に至っているのか、あまり触れていないことが興味を引き立たせる。主人公が最終的には普通の生活に戻ったということにさらにびっくり。

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    Posted by ブクログ 2018年02月17日

    選んでここにきた主人公と、ここでしか生きられない人との対比が生々しく、歴然としている。そしてそこがこの作品の面白さだと感じます。暗くて救いようがないのに、どこかあっけらかんとしている。映画を見たときは幼くて全く理解できなかったけど、リトライの思いで本作を手に取って良かった!かなり好きな作品です。

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    Posted by ブクログ 2016年01月24日

    すさまじい小説でした。「私」は、あらゆるものを捨て去った底辺で生の、すなわち真の言葉がうまれるところへと流れてきたけれど、自分はそこの人々のように堕ち切れない。それが己の原罪の表れだと思っている(だからセイ子ねえさんは「私」を真面目な人間だと言う)。表題からして「未遂」と言っているから、そのことは最...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月12日

    自由人の人生は、ひやかし人の人生といえよう
    生来の自己評価の低さや
    それを補うための実存主義的冒険主義
    そういったものに根差した鼻つまみ者の悲しみが
    自由人にもあるけれど
    大学まで出させてもらっておきながら
    今は鶏肉を串に刺して生きている、そんな生き方は
    単に易きに流れる人のだらしなさとすら見てもら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年07月31日

    冥い底辺に蠢く人々を圧倒的な筆力で描いた作品。
    内容も文体もまったく違うけど、開高健の「日本三文オペラ」(ちょっとスカッと抜けすぎてるか)や「ロビンソンの末裔」(うん、こっちの方が近い)、中上健二(作品はうろ覚えだけど)などを思わせる雰囲気があります。
    虚無でありながら、日も差込まぬ暑い部屋でひたす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月02日

    心が近鉄電車の中にまだ自分もいるような感じで動けない。

    夏目漱石もゆうとったらしいけど、やっぱり「書くということ」は“命の交換”なんやと。

    命を削りながら、描くというよりは、命と交換するくらいの気持ちでないとあかんということやとおもう。

    この小説では「池に沈んだ月を掬い取る」という表現をしてい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月22日

    小説家を目指しつつ、東京で仕事をしていたが、とあるきっかけですべてを捨てて尼崎の居酒屋の女将に匿ってもらってほそぼそと暮らす男の人生。

    何もかも捨て尼崎に降り立った生島は、居酒屋のセイ子に拾われ、ボロアパートでモツの下処理をする仕事を貰う。隣には刺青師、色っぽいその妻アヤコが住み、周辺にはカタギで...続きを読む

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