うま――馬に乗ってこの世の外へ――

うま――馬に乗ってこの世の外へ――

1,870円 (税込)

9pt

5.0

今年3月、テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」で本物と鑑定され大反響を呼んだ、井上ひさしの未発表戯曲。没後12年にして最新作!
佐々木喜善が収集した伝承・昔話をまとめた『聴耳草紙』の一編「馬喰八十八」をベースに大胆な創意を盛り込んだ作品だ。舞台は「羽前の国、小松郷」。現在の山形県川西町、井上ひさしの出身地。時は「156…年」。病気の老婆を連れて、馬一頭と村にやってきた太郎。村の有力者・横暴な松左エ門は、この馬が黄金のくそをすると聞き、太郎から無理矢理買い上げる。しかし黄金を出さないため馬は殺されてしまう。その後、太郎は巧みなうそを重ねて、松左エ門をはじめとする村人からまきあげ大金を手にしながら、ついに復讐を果たす。太郎の悪漢ぶりが痛快なピカレスク物語。
第一稿、昭和34年6月21日。没後12年にして、井上戯曲ファン垂涎の最新作!

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うま――馬に乗ってこの世の外へ―― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     神曲そしてプラトンの作品と若かった頃は戯曲も読みましたが、このごろではずいぶんのご無沙汰です。ワタシは戯曲作品に入り込むのがかなり時間がかかりますが、いったん入ってしまえば本をひらけばすぐにその世界に戻ることができます。この作品もそんなふうに時間を忘れて読むことができました。
     ずいぶん悪党な太郎

    0
    2024年01月31日

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