シンプルな情熱

シンプルな情熱

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

年下男性との愛の体験を赤裸々に綴り衝撃を呼んだ、 ベストセラー小説 「昨年の九月以降わたしは、ある男性を待つこと──彼が電話をかけてくるのを、そして家へ訪ねてくるのを待つこと以外何ひとつしなくなった」離婚後独身でパリに暮らす女性教師が、妻子ある若い東欧の外交官と不倫の関係に。彼だけのことを思い、逢えばどこでも熱く抱擁する。その情熱はロマンチシズムからはほど遠い、激しく単純で肉体的なものだった。自分自身の体験を赤裸々に語り、大反響を呼んだ、衝撃の問題作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    早川書房
  • 掲載誌・レーベル
    :
    ハヤカワepi文庫
  • タイトル
    :
    シンプルな情熱
  • タイトルID
    :
    1249557
  • ページ数
    :
    200ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年10月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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シンプルな情熱 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    淡々と自分のやったこと、考えたことを書くのだけど、そこに恨みつらみはない。あるかもしれないけど、極端に抑える。相手や既婚者との関係について、この突き放すわけでもひねくれるわけでもなく、距離をおくわけでもない。男を見下すわけでもなく。

    男や恋愛への執着があるようなないような。関係にどっぷり浸かって、たっぷり愛して、そこから抜けるのはこんなにも苦しいけども、それでよかったと肯定するように読める考え方が新鮮。

    かつて人を愛したことを思い出す。一緒に生きてはいけないことが苦しかった。辛い時に一緒にいてくれないのなら意味がないと、人生が一つにならないなら意味がないと、私は思っていた。

    が、彼女は、一つの人生、一つの生活を送ることに意味があるのではなく、いま燃えている、その最大化した炎に、自分ではなかなか消せないその炎に、人生の価値があるといっているように思われる。

    もはや素敵な恋などこの世に存在しないと思っていたけど、また恋をしてみたくなった一冊。

    0
    2026年03月15日

    Posted by ブクログ

    先に読んだ『嫉妬/事件』と比べるとやや印象が薄い。しかし両作品に共通する、自身を客観視し対象として公平に見つめ直し明確で簡潔な文章に表現できる筆者の姿勢に非常に好感を持った。

    0
    2024年04月06日

    Posted by ブクログ

    本作の著者アニーエルノーは2022年のノーベル文学賞を受賞された方だったので、本書を読んでみましたが、まさにタイトル通り「とても激しい、パッション!」を感じる本でした。
    ストーレートで熱い熱を感じるような本で、火傷したような読後感になりました!
    賛否両論ありそうな作品だと思いますが、私は、とても印象的で、人間の本質を刺激する本で、素晴らしい本だと思いました。
    ぜひぜひ読んでみてください。

    0
    2022年12月26日

    Posted by ブクログ

    情熱、とだけ聞くと
    何かほとばしるような、
    熱くて燃えるような、
    エネルギーに溢れる、
    そんなことをまず連想するのは、
    なんでだろう?

    熱、という字が入ってるからかな?

    一方で、熱いだけではない情熱というのも
    ある気がする。
    一瞬湧き出た後にも残るエネルギー?
    まだまだ消えないよ、という感じか?

    淡々と流れる時間の中に
    ポッと湧き出た情熱に対して、
    渦中から少し時が経ってるからこその
    シンプルなのかな。

    熱さと冷静さのちょうどよさ
    (けして、ぬるいわけではなく)
    を感じた。

    0
    2022年12月23日

    Posted by ブクログ

    こんなに恋に溺れて、こんなに冷静に記述できるのか。

    この恋は性的な行為を行うだけで、素敵な会話やデートやイベントなどは全くない。だけど恋する著者の頭は彼のことでいっぱいで、何をしていても彼のことばかり考えてしまう。
    恋、恋情、激しい恋、情熱。様々な色のパッションが描かれる。

    言葉が美しく飾らず荒々しくて直接的だったのが、新鮮に感じた。
    特に91年2月の再会からラストの文章までは素晴らしく、恋の移り変わりは全くもってシンプルではなくそして美しいということがよく現れている。

    著者の恋の感じ方記述の仕方に惚れ惚れとした作品
    (そのため映画を観る意欲なし)

    0
    2022年11月01日

    Posted by ブクログ

    とても感動的な本。外部からの「苦痛」であるパッションを、それに捕らわれながらもなお明晰さを失わず、自立を保っている。そんな彼女の文体は、彼女のパッションに限りなく近い。書くことと愛することが同義であるように。シンプルな情熱、それはとても純粋で、冷たい透き通った水のよう。直截的な表現で少しも自分を誤魔化さず、真摯に自分と向き合うことは、ひどく恐ろしいことだ。一歩間違ってしまえば、狂人になりかねない。それでも彼女は真正面から自分を受け止める。甘いことも、苦いことも、激しいことも、捌け口のない欲望も、かっこ悪くみじめな自分も、しっかりとした目で見据え続ける。そこに留まり、パッションを受け続けた者だけがたどりつくことのできる境地を、ついに見出すことができるまで。すべてを奪われて恍惚と立ち尽くす自分の姿さえ、彼女の眼は冷静に見つめる。

    0
    2010年12月19日

    Posted by ブクログ

    山田詠美とマルグリット・デュラスの、ロマンチシズムを抜いた、まさに「シンプルな」、激しい恋という感じがした!湿っぽくはなく、からっとして、事実を述べた日記みたい。

    0
    2026年05月24日

    Posted by ブクログ


    ひたすら男性を待ち続け
    不毛な関係を良しとしている作者の赤裸々な情熱を表現した作品  この作品を世に出すのは一抹の不安があったのではないのかしら? それもこれも作家の肥やしかしら?

    0
    2026年05月04日

    Posted by ブクログ

    フランスらしい愛と性の話。24時間が不倫相手の男のためだけに使われている。男はそうではないけど。発展することはもちろんなく、肉体だけで繋がっている、ただそれだけの話。小説自体があっという間に終わるので、あとがきの長さに驚きました。

    0
    2023年01月28日

    Posted by ブクログ

    〇〇してから何日たった、あと〇〇時間後には…など、時間を意識せざるを得ない苦しさを思い出すとともに、時間を細切れにせず漠然と過ごせている日々はある意味幸せだと思った。
    著者の他の作品も読んでみたい。

    0
    2022年11月23日

シンプルな情熱 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    早川書房
  • 掲載誌・レーベル
    :
    ハヤカワepi文庫
  • タイトル
    :
    シンプルな情熱
  • タイトルID
    :
    1249557
  • ページ数
    :
    200ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年10月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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