ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
14pt
江戸初期のこと.『不思議の国のアリス』や『ドラえもん』にも登場する絶滅鳥ドードーが日本に来ていた!? その後の行方を追って四国へ長崎へ.時空を超えチェコやイギリス,オランダ,ついにはモーリシャスの島で這いつくばり生命のワンダーに分け入る! 日本史と西洋史,博物学と生物学の間を行き来する旅に,ご一緒ください
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
17世紀には絶滅していたドードーという鳥を巡る話である。絶滅した生物を求めて世界の各地を取材するドキュメンタリーの要素もある。 この鳥は江戸時代の始めに長崎に連れてこられていたらしい。その記録を探るが決定的な資料がないのは残念だ。 原産地のモーリシャスがオランダ、フランス、イギリスの支配を受け...続きを読むる中で、絶滅種の研究が影響を受けたことや、いま他種の移植によってもとの形に似た生態系を復元しようとする試みがあることなども紹介されていた。 人間によって自然がどれほど影響を受け、どこまで手を入れることが許されるのかを考えさせられた。
すごい… 大作。大力作。 何がすごいって、愛がすごい。 最近見た映画や本の中でもとりわけ愛が深い。 すっかりドードーのファンになって、終盤出てくるドードーら絶滅種が生きていた頃の再現図見たときには涙が出そうになったくらい。 好きなものに対して、ここまで一心不乱に身を捧げられるのが本当に素敵だしかっ...続きを読むこいい。 あと、著者の川端さんの、いい人なんだろうなと思わせる人となりも良い。ところどころお茶目というかかわいい。 ニワトリが目の前駆けていって、思わずソリテア?!となっちゃうところとか、 ゴールデンバット(黄金バット!)←ここかわいい ブロンズ像のゾウガメを一瞬本物と見間違えてテンション爆上がりなのもかわいい笑 これを読んだ貴方は確実にドードロジストの仲間入り。
江戸時代の日本の出島に生きたドードーがやってきていた。そんな事実を確認した著者がドードーの実態に迫る。絶滅した動物について知るために過去の文献を具に調べる必要があるが、そのためにはドードーについて先人が記録を残していなければそもそも情報を得られない。著者が丁寧に文献にあたり、知見を持っている人を取材...続きを読むし、モーリシャスで発掘作業にも携わる。そして本書が次のドードー研究へとつながっていく。書名の“堂々めぐり”はもちろん“ドードー”からきているが、調査は堂々巡りにはなっておらず、どちらかというと調査の螺旋階段を上るイメージである。本書はドードーについて生物学的な知見を得るものではない。調査とはこのように実施し、次の世代に何を残すのかを語ったものである。そこを楽しむべきである。
面白かった!!ビジュアル資料もたっぷりで、大満足のノンフィクション、よくばり科学日本史世界史ミステリという感じでしょうか、上質です、とっても上質(2度言う)。表紙が魅力的ですね、長崎の出島を丘の上から見下ろすドードー、これは興奮です。内容は日本に輸入されていたドードーの足跡を辿り、ドードーについての...続きを読む基礎知識、ドードー研究の現在を読みやすく、トピックに分けてQEDに迫っていきます。迫るだけですが(笑)。正保4年のドードーと日本のドードー研究者、西洋史ヨーロッパにおけるドードー、モーリシャス。こういう系統の本は鳥類学者や自然科学系の研究者が著者であることが多く、そっち系の文章には慣れていない人も多いと思うが、本著はさすがの文学者によるものなので、非常に読みやすく、うまいことベイトをあちこちにちらせて、するすると引き込まれていきます。書店で、自然科学のコーナーに置いていたのだが、これは一般図書、ノンフィクションのところに並べておくほうが、売れるのでは?と思う。多くの人に読んでほしい1冊。
17世紀頃に絶滅してしまったとされるドードー鳥が、鎖国時代出島に来ていたという史実を追いかけるノンフィクション。 内容は学術的だけど、著者自身の粘り強い調査の行方がコミカルに記されていて読みやすく、好奇心をそそられる。 ドードー鳥メモ ■ドードー鳥はモーリシャス島やレユニオン島に生息していた固有種...続きを読むの鳥 ■頭が大きく飛べない鳥。ハト科の分類とされる。物語や絵画などでは太ったコミカルな鳥として描かれている。 ■人間がモーリシャス諸島に上陸したことをきっかけに絶滅してしまった。人間が持ち込んだネズミやサルなどがドードーの卵を食べ荒らしてしまったようだ。
魅力的なタイトルに魅かれて手に取った。 日本にドードーが来ていたなんてなんてワクワクするのかと。決定的となるものはなくとも読後もワクワクの気持ちは消えることなく、モーリシャスの絶滅動物と世界の歴史との関連について知ることができた満足感に浸れた。
ものすごく気になっていたテーマが 魅力的なタイトルで出版されたので購入。 絶滅してしまったドードーが実は日本に上陸していたなんて 想像しただけでワクワクしながら読みました。 わかっていること、わかりそうなこと、まだわかっていないこと それぞれ現時点での状況を知ることで 研究は今もこれからも続くの...続きを読むだなと実感しました。
江戸時代初期、長崎の出島に絶滅鳥ドードーが来ていたらしい❗400年の時を超えた堂々めぐり、カラー図版も多く、興味深く読んだ。
堂々(ドードー)めぐりの物語、おもしろかった。図版がきれいで、文章中に参照の形で何回も出てきて、わかりやすかった。
江戸時代のドードーが来日していた!絶滅した鳥類の痕跡を辿る旅は結論のない堂々めぐり。 「不思議の国のアリス」や「ドラえもん」にも登場し、絶滅種としては異例の知名度のドードー。痕跡を追って日本からオランダ、ロンドン、生息地だったモーリシャスまで。少ない記録や標本を辿る。 言及される図版ははぼ掲載し...続きを読むており可能な限りカラーなところが良い。 題名のとおり結論のない堂々めぐりなので、劇的な展開がなく単調。それだけ脚色もなく真摯に、ドードーと向かい合っているということだろう。 生産性のない知的な探求、博学的な内容だからこそ楽しめる一冊。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ドードーをめぐる堂々めぐり 正保四年に消えた絶滅鳥を追って
新刊情報をお知らせします。
川端裕人
フォロー機能について
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
星と半月の海
青い海の宇宙港 春夏篇
いろ・いろ 色覚と進化のひみつ
「色のふしぎ」と不思議な社会 ――2020年代の「色覚」原論
宇宙の始まり、そして終わり
エピデミック
おしゃべりな絶滅動物たち 会えそうで会えなかった生きものと語る未来
試し読み
科学の最前線を切りひらく!
「川端裕人」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲ドードーをめぐる堂々めぐり 正保四年に消えた絶滅鳥を追って ページトップヘ