破綻したホテルや旅館の再生ドラマ。星野リゾートが再生を手がけた全国各地のリゾートが舞台。星野佳路社長の「人を活かす再生」によって、意欲を取り戻し、自主的に行動するようになったリゾートのスタッフが、戸惑い、壁に突き当たりながらも、再生への取り組みを軌道に乗せる。日経ベンチャー(現・日経トップリーダー)で連載した「星野リゾートの事件簿」、日経トップリーダーに連載中の「星野リゾートの『教科書通り』で会社を伸ばす」に大幅に加筆して書籍化。──星野リゾートのホテルや旅館が、なぜ顧客を引きつけるのか。そのホスピタリティーの『原点』が明かされる。
Posted by ブクログ 2014年10月14日
トマムにもある星野リゾートの話。
様々なリゾートを手がける星野リゾートの社員教育は「顧客目線・顧客満足」に対して最も重きを置いている。
本文中で取り上げられる施設はたいてい潰れかけている施設であることが多く、殿様商売でやってきた施設の従業員はこれらの方針に非常に戸惑い、非効率的に感じる。辞めていく...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月15日
○スタッフが自分の意見を自由に語り合うからこそ、当事者意識を持って動き、顧客満足度を高められる。(中略)川村のメールに対して自分の考えを表明したら、スタッフはその瞬間から、星野の声を聞くだけになってしまう。(70p)
○自分の判断で行動してもらうことで、社員のやる気を高めよう。言いたいことを言いた...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月30日
言いたいことを自由に言えるという文化は、予想してたより強い力を持ってるみたい。どの事件も想像しただけでうわぁーと思うくらい深刻なのに、素晴らしい解決を迎えてる。おそらくこの本に掲載されている成功事例よりもたくさんの失敗事例もあると思う。でも、成功事例にここまでフォーカスを当てることでヒントはたくさん...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月28日
星野リゾートの教科書に続き、第2弾目です。星野社長の考えにもう少し飛び込んでみたくなりました。
本書は、
『事件は現場で起きているんだ!!』
よろしく、星野リゾートが再建をお手伝いしているホテルや旅館で実際に起きた出来事を紹介してくれます。
どのように現場の方々が困難を克服し、今まで信じてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月14日
おもしろかった。事件=お客様からのクレーム等
について、それぞれの担当者の対応が、実感をもって伝わってきます。
ご本人の写真や、旅館の何気ない写真があって、現場の臨場感が伝わってきて、痛い感覚を覚える場面もありました。
しめくくりは、星野氏の人をやめさせない多様な働き方への様々な取り組みが語られ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月16日
就活中に読みました。星野リゾートはホテル(サービス)業界のみならず、他業界でも経営体制などが有名だったこともあり、実態を知りたいと思ったことが読むきっかけとなりました。個々の社員の意見を(ある程度の助言・制限も加えながら)拾い上げる星野さんの経営体制は素晴らしいと感じます。同じような企業が増えてくれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月12日
事件が会社を強くする。
何か問題が起きた時に、それをウヤムヤにせず、原因を追求する。冷静に見つめ直し、原因がわかれば、ノウハウとして蓄積していく。
どんな内容にも通じる普遍的な考え方を知ることができた。
収録されているエピソードはどれも面白く、スラスラと読めてしまうところにこの本の出来の良さを強く感...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月21日
雲海テラスには行きたいなあと思ってたのだがこれがアルファリゾート・トマムだとは結びついていなかった。
経営破綻トマムの再生に乗り出した星野社長がスタッフに言ったことは「リゾート運営の達人を目指す」「コンセプトを明確に定め、顧客満足度を上げよう」「全員が自由に意見を出そう」。これまではトップダウンで...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月24日
星野リゾートの某ホテルには4回行っている。それは、あそこに行けば必ず楽しく過ごせるという確信と期待があるからだが、本書を読んで、それが「顧客満足度を高めてリピーターを増やす」という星野リゾートの戦略の成果だということがよく分かった。
本書は、星野リゾートの各施設における破綻から再生のストーリー、特に...続きを読む