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注目企業、星野リゾートの舞台裏を大公開――。
「『事件が会社を強くする』」(星野佳路代表)
ビジネスモデルが変わった地方の「グランドホテル」、結婚式の当日に起きた突然のアクシデント、そして宿泊業に大きな影響を及ぼすコロナ禍……。さまざまな「事件」を前に、星野リゾートの「スタッフはどう考え、どう動いたか。
◎事件は続くよ、どこまでも
2010~20年にかけて起きた想定外の出来事がテーマ。「現場チームが果敢にチャレンジするからこそ、当然いろいろな事件は起こる」(星野代表)
◎ドラッカーのイノベーション理論を実践
事件とは「予期せぬ失敗」=イノベーションにつながる可能性のある機会になる
◎はじける現場、突き抜けるサービス
結果、「経理担当は踊り出し」、「若手は畑を耕し」、「ベテランは赤レンジャーになった」!?
【本文より】
ユニークな戦略を次々に打ち出してきた星野にとっても、思いがけないアイデアだったのだろう。提案を聞くと、こう言った。
「それで大丈夫?」
だが、フラットな組織の自由な議論から出てきたアイデアに対して、スタッフの気持ちは前向きだった。 (本書「崩れたスクラム」から)
事件と向き合った一人ひとりのスタッフの経験を、会社のナレッジとして蓄積していく……。そしてそのなかにダイヤモンドの原石のような大きなイノベーションの機会が隠れていると考えている。大事なのは、事件とは避けようとすべきことでなく、活用すべき体験である、ということだ。 (本書「解説」=星野代表=から)
Posted by ブクログ 2022年09月02日
良書。星野リゾート躍進を描く第2ステージの書です。
テーマはエンパワーメント、個人や集団の持つ力を引き出し、活性化することです。
創業、第1ステージでは、星野氏が自ら先頭に立ち、改革をすすめてきましたが、この第2ステージでは、現場のそれぞれのメンバーに権限を委譲し、問題解決を図っていきます。
も...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月27日
星野リゾートの旅館ブランドがいくつかあることは存じ上げていたが、各地域にゼロから立ち上げているのかと思っていた。
が、実際は ほとんどが"地域旅館から運営委託→事業再生" ということに驚いた。
それ故に、顧客としては、
星野ブランドとしての安心感がありつつ、
その土地ならではの...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月23日
星野佳路解説より
大きく変わったことの1つは、代表を務める私の施設運営へのかかわり方だ。「事件簿」のころ、私は全ての施設の運営により深くかかわっていた。運営を開始するときにはコンセプト委員会を立ち上げ、定期的に現場の会議にも参加し、課題もつぶさに見ていた。 しかし、社内体制が整備されてきたことに...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月22日
星野リゾートで起こった様々なトラブルを組織として、どう乗り越えてきたかをまとめた本。
まず大前提に代表の星野佳路氏は「トラブルに遭遇したときに正しい経営判断にたどりつくためには、チーム内で正しい議論ができる環境が必要で、そのためは普段からフラットな人間関係が不可欠」としている。
その状態を作るた...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月13日
現場起点でまず意見を言ってみるという風土が根付いていることに驚いた(そう見せているのかもしれないけれど)。
サービス業で規模もそこそこだからこそできることもあるだろう。
訪れる側からすると、元々あった材料やうまく組み合わせて目新しさやコンセプトを出しているだけ、とも言える。だからこそ、次々と小当...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月30日
『サービスにとって本当に必要な答えは現場にある』
『事件の共有は組織を強くする』
『フラットな組織文化が事件を支える』
フラットな組織文化における総支配人の2つの役割
1 正しい議論を確保するためにスタッフに経営情報を共有
2 チーム内の議論をファシリテーションしていく
事件と向き合った一人...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月31日
家業の一軒宿の経営改革から始め、軽井沢町からスタートした温泉旅館。今や全国50近い運営をしている。
2010~2020年の間の開業にまつわる物語。
施設を所有せず、運営に特化している。
ケン・ブラハード氏、マイケル・ボーダー氏の経営理論を崇拝。
自由で対等に意見交換するフラットな組織文化を構成する事...続きを読む
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