原敬 「平民宰相」の虚像と実像

原敬 「平民宰相」の虚像と実像

990円 (税込)

4pt

4.1

初の「平民」首相として、本格的政党内閣を率いた原敬。戊辰戦争で敗れた盛岡藩出身の原は苦学を重ね、新聞記者を経て外務省入省、次官まで栄進する。その後、伊藤博文の政友会に参加、政治家の道を歩む。大正政変、米騒動など民意高揚の中、閣僚を経て党の看板として藩閥と時に敵対、時に妥協し改革を主導。首相就任後、未来を見据えた改革途上で凶刃に倒れた。独裁的、権威的と評されるリアリスト原の軌跡とその真意を描く。

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原敬 「平民宰相」の虚像と実像 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    原敬の評伝。新聞記者、外務官僚を経て政党政治家に。政党政治家のイメージが強かったが、まだ人事制度が流動的だった時代とはいえ1895年に39歳で外務次官になる程の能吏だったようである。
    第一次西園寺内閣で内相として、元老山縣有朋に郡制廃止を挑むも敗北する。だが、山縣に勝負を挑んだことで、原は官僚ではな

    0
    2025年10月14日

    Posted by ブクログ

    功績は大きいが、欲もあり、目的のためには手段を択ばないところもあるマキャベリアンで、でも理想もある。
    とても複雑で魅力的な人物だと思った。

    0
    2022年06月01日

    Posted by ブクログ

    小説みたいで、原敬が死ぬ直前からの描写には涙が止まらなかった。
    本を読む前は平民宰相という印象しかなかったけれど、とてもグローバルな人間で、日本を考えて、着々と総理になっていく様子は、彼は日本のトップになるべくしてなったんだ、と痛感した。
    同時に、明治から大正にかけてのギラギラした時代が伝わってきて

    0
    2022年02月28日

    Posted by ブクログ

    初の本格的政党内閣、平民宰相、暗殺された総理大臣と、歴史的に有名で、日本の近代史では必ず登場する原敬。そのわりには、その個性が分かりにくい人なのではないでしょうか。本書では「原敬」について、生い立ちから、最後までを辿ることで、その魅力と業績を知ることができます。それによって、「本格的政党内閣」や「平

    0
    2022年05月12日

    Posted by ブクログ

    初の本格的な政党内閣を実現した「平民宰相」原敬の評伝。原は、粘り強い現実主義者として、傑出した政治家だったと再認識した。また、年齢を重ねるにつけ、円熟していく様がよくわかった。現代の、特に野党の政治家にも参考になる点が多いと感じた。

    0
    2021年11月30日

    Posted by ブクログ

     1856年(安政3)賊軍南部藩の家老格の次男として生まれ、明治9年20歳にして司法省法学校に入校するも12年退校処分に、同年11月郵便報知新聞社に入社、15年4月大阪の大東日報に入社したが同年10月退社、帰京後11月には外務省御用掛に。19年にはパリ公使館書記官としてパリ着任、22年帰国後農商務省

    0
    2024年12月22日

    Posted by ブクログ

    西園寺公望。原敬の上司。原を政友会の総裁に推薦した。

    爵位。大衆の支持を得るため、爵位の受けることを避けた。p.212

    原敬刺殺の犯人。国鉄・大塚駅の分岐器を操作する末端の公務員。p.294

    0
    2024年03月17日

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