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僕の両目は舞城王太郎の言葉を駆け抜けるためにある。
ーー木下龍也(歌人)
遠くで小さく光るあの七つ星は世界が爆発して出来た超新星。
ドカンって音は、読み終わるころにやってくる。
言葉が並んで爆発した星を、七つ並べてもっかいドカン!
<収録作>
奏雨 「人は空想なんかしない。連想するんだ」と雨の日の名探偵。
狙撃 俺はマークスマン。弾は当たる。時々消える。
落下 「や…ヤブヘバス!」と父が慌てふためき、飛び降りは続く。
雷撃 積乱雲と呼ばれた女の子。石につきまとわれる男の子。
代替 俺がお前になって、お前はどこいったんだよ?
春嵐 ストーミー・エヴリデイが素敵な散歩を招くまで。
縁起 妻の海の邪悪な豚が息子をさらいにやってくる。
Posted by ブクログ 2023年09月02日
「ろくでもない人間がいる。お前である。
くだらないことに執着して他人に迷惑をかける人間がいる。これもお前である。
何を触っても誰と関わっても、腐敗と不幸をもたらす人間がいる。まさしくお前である。」
SNSでバズっていた印象に残る書き出しがキッカケで手に取った本。短編集なので非常に読みやすく、内容も...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月18日
観念的なものが現実とも繋がっていて、つまり目の前の現実は用意されたものではなく、自分の脳内が用意したもの、という様なお話が多かった気がします。
そこをそのまま描いた小説はあまり見かけない気がしますが本作で語られている事も腑に落ちるというか、「あるある」の様な気分で共感してしまいました。確かに在るけど...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月05日
「ろくでもない人間がいる。お前である。」
書き出しからガツンと来る短編の数々でした。この発想はどこから出て来るのだろうとしげしげ見てしまう、そういった面白さがありました。
初めての舞城王太郎でしたが短編から入ったのはよかったかもしれません。句読点が少なく一本の棒のような文も面白いし、話ごとにフォント...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月27日
この人の本は、ずいぶん前に「好き好き大好き超愛してる」を読んで以来で、たぶん2冊目。
前回読んだ時は「悪くない」と思ったのは確かなんだけど、当時日本の若い作家は、病んだ感じの一方的な語りが多くて(たくさん読んだわけじゃないので単なる思いこみかもしれないけど、当時はそう思ってた)、その病みの一族の一人...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月25日
あなたの胸にほんの少しだけ、もしくは強烈に響く 摩訶不思議な舞城ワールド炸裂の短編集 #短篇七芒星
相変わらず意味不明、でも読まされてしまうし、ジワリと心に訴えかけてくる何かがある。正直、凡才な私には理解しやすい作品しか伝わってきません。でも読書を楽しむにはそれでよいですよね。
不思議な体験をし...続きを読む
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