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防空壕の闇の中、家族で讃美歌を唄った。
明日も未来もなかったのに、
人生で一番、倖せな時間だった。
「隕石も 落とさず散った 破れ星」
倉本聰――本名・山谷馨は、昭和10年、東京で生まれた。
クリスチャンでケンカ好き、そして俳句を嗜む“おやじの背中を追いかけて育った幼少期、戦時中の家族バラバラの疎開暮らし、高校2年での父との永訣、2浪の末東大に合格してからの呑んだくれの日々、数多のスターとの破天荒なニッポン放送時代、そして独立して倉本聰へ。
小狡くてナイーヴで、負けん気の強い少年が、切ないまでの家族の愛情を受けて、戦前からの昭和の時代をいかにして逞しく生き抜いてきたか――情感たっぷりに綴る、涙と笑いの自伝エッセイ。"
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2022年09月19日
脚本家倉本聰の書下ろし自伝エッセイ。父との思い出を語る前半と大学受験から業界入り、脚本家になるまでの後半の二部構成。
作家の作品はその作家の人生そのもの。完全な創作ということはありえず自己のそれまでの人生が繁栄されるもの、そんな思いを本書を読み強くする。
特に前半、父との思い出。野鳥観察と俳句、...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月01日
数々のメガヒットTVドラマ作者で誰もが名前を知る倉本聰の自伝風エッセイです♪
名前しか知らなかった彼の歩みがきちんと語られていてとても興味深く読めました。
ご本人も知らず知らずのうちに大きくお父さんの影響を受けて今があることがよく分かります。
戦前戦中そして戦後の様子もきちんと描かれているので当時の...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月28日
恵まれた子ども時代と破天荒な父
その時代に父が何を教えてくれたのか振り返って
人としての有り様を教えてもらったと回想する
東大二浪のあと入学したが大学へは
ほとんど通わす喫茶店でアベックの会話を観察
文学 演劇 シナリオなどに時間を費やし
つてを頼りにニッポン放送に入社
依頼がありペンネームで二...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月01日
北の国からの脚本家 倉本聰の自伝。
父との思い出は、愛に包まれた幼年期は幸福感に溢れているが、後年衰えていく父への憐れみと、強くあってほしいと願う息子の心情が描かれている。
野暮かも知れないが、黒板五郎と純との関係そのものだ。
浪人の末 東京大学文学部に合格するものの、授業にはほとんど出席せず劇...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月01日
書下ろし。
前半は、幼少期の戦中体験などから語られるから、日経新聞の『私の履歴』の改編かとおもったくらい。
『私の履歴書』には2015年8月に登場している。読んでいたとは思うが記憶は薄い。その年は4月のニトリHD社長の似鳥昭雄氏の印象が強烈すぎた。余談。
そんな前半は、父親山谷太郎氏の想い出...続きを読む
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