北海道廃線紀行 ──草原の記憶をたどって

北海道廃線紀行 ──草原の記憶をたどって

1,595円 (税込)

7pt

3.8

戦後、産業構造が変容し、最盛期には4100キロにのぼった北海道の鉄道の約四割が消滅した。そこでは何が失われ、何が残ったのか。紀行作家として鉄道の魅力を伝える著者が廃線跡を丹念に取材し、開拓史、地域の栄枯盛衰、そこに生きた人々の息遣いを活写する。鉄道への郷愁と憧憬とともに、かつて北海道の基幹産業だった、石炭、鉱山、にしん漁、馬産、砂金などの歴史エピソードを渉猟し、新しい「鉄道民俗学」を試みる。

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北海道廃線紀行 ──草原の記憶をたどって のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年07月23日

    廃線紀行と言ってもレールが敷かれていた場所
    をトレースする訳ではありません。

    かつて列車で旅したルートを車などで巡る旅な
    のです。

    なので駅跡を中心に、かつては栄えたであろう
    小さな町を訪れる紀行文になっています。

    これがいいのです。

    旅を楽しむ前提として、知識と教養が大切であ
    ることを教え...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月30日

    北大文学部出身の交通系ライターさんによる、北海道廃線紀行。廃線となった対象はたくさんある。
    昔たどった鉄路もあり、それなりに懐かしい。
    青森の五能線のように、観光メインで生き残れる路線があるか、検討の余地があれば良かったのだが。
    一度廃止した鉄路の復活は考え難く、過疎の進行は防げないであろう。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年07月11日

    <目次>
    第1部  道北
    第2部  道東
    第3部  道央
    第4部  海をめぐる鉄道

    <内容>
    「旅と鉄道」創刊期のデスクで、天夢人を創設し、社長を経てフリーライター。天夢人を退職後に、若いライターと北海道の廃線をまわった記録。巻末に廃線の紹介があるように、きちんとまわった様子が見て取れる。読んでい...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年06月13日

     人の姿があまり出てこないことは理由ではないだろう。
     また、同伴者がいないことも同様。
     途中で、宮脇俊三の文庫本を読みたくなってしまった。

    0

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