西部劇を極める事典

西部劇を極める事典

1,584円 (税込)

7pt

3.0

「……トランプ大統領の考え方は、古き強き時代のアメリカの幻想に拠っている。(中略)西部劇はアメリカ人が自信をもち、国家的使命感の後光を背負った時代の産物だった。
ところが今、アメリカ人は世界との協調や貢献という過去の遺産を捨て、“独善的な強いアメリカ”を選択した。(中略)西部劇は反省と共生を基軸に、新しいヒューマンドラマへと向かっている……」(「プロローグ」より)

本書は、「駅馬車」「真昼の決闘」「OK牧場の決闘」などの名作からアメリカンニューシネマの代表作である「ワイルドバンチ」「明日に向かって撃て」までを網羅する内容で大好評を博した『完全保存版 西部劇を読む事典』の著者が、全編書き下ろしで望む西部劇ガイドの決定版です。
第一章では「西部劇を現代によみがえらせた男」クリント・イーストウッド論を展開。アラモの戦い、南北戦争、第七騎兵隊の殲滅(せんめつ)やリンカーン郡の戦いなど、19世紀から20世紀初頭までのアメリカ史に刻まれた事象を西部劇映画によってたどる第二章の「西部劇十大事件」、巨匠ジョン・フォードの人生と作品について掘り下げた第三章「ジョン・フォードから学んだこと」、ランドルフ・スコット、ジョエル・マクリー、オーディ・マーフィの三人を論じた第四章「カウボーイ『御三家』スター物語」、第五章「懐かしのTV西部劇グラフティー」、第六章「ワイルドウェスト雑学事典」、第七章「21世紀西部劇」に加え、戦後日本で公開された西部劇作品の全リストも付いた充実の内容。熱烈なファンも納得の最新版「西部劇事典」です。


【目次】
●プロローグ アメリカはどこへゆくのか――。西部劇を観れば、トランプ大統領が理解できる
●クリント・イーストウッド 西部劇を現代によみがえらせた男
●西部劇十大事件 「アラモの戦い」から「南北戦争」「メキシコ革命」まで
●ジョン・フォードから学んだこと 西部劇映画の巨匠・その生涯と作品
●スコット、マクリー、マーフィ。カウボーイ「御三家」スター物語
●懐かしのTV西部劇グラフティー
●ワイルドウェスト雑学事典
●21世紀西部劇
●付録:戦後公開西部劇作品全リスト(1946 ‐ 1999)

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西部劇を極める事典 のユーザーレビュー

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年12月31日

     年末に普段読まないジャンルに向かうことにしてこの本を手に取った。
     幼少時から○○ロードショーやら○○洋画劇場などで見てきた作品のオンパレード。作品の時代背景にはまったくの無頓着にただブラウン管のなかの銃撃戦を楽しんでいた。
     史実に基づいて作品を解説してくれており頭の整理になった。
    この著者の「...続きを読む

    0

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