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2016年7月に起こった相模原事件は,重度の知的障害者が襲撃され,19名が亡くなるという戦後最悪の被害を出した.怒りと悲しみが渦巻くなかで,加害者の障害者抹殺論を肯定する声も聞かれている.日本社会に蔓延する差別意識が最も残酷な形で現れたのが相模原事件だったのではないか.事件の本質を探り,障害者差別の根を断つ方途を考える.
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Posted by ブクログ
政治家でありながらしっかりとジャーナリズムを保つことをこなしていることに敬服。その上で政策として地域共存とヘイト思想根絶が現在では矛盾しているという事への言及が抜けている点を指摘したい。施設そのものを排除する段階ではないはず。当事者に寄り添えばそれだけこの矛盾が明確化してくる。政治ではどうにもならな...続きを読むいほどに。
ドイツのT4作戦についてはNHKで放送されたものをなぞっただけなので、ちょっと物足らない。 「障害当事者の人々が真っ先に表明したのは施設の問題でした。私は、事件の特異性が成立する条件として、多くの障害者が施設に入所しているという点にすぐに気づきませんでした」 ここは重要だ。この点についてもっと...続きを読む詳しく知りたかった。 重度障害者の多くが施設でなく地域で生活していれば、事件は起きなかったのだろうか。 「事件の特異性にとらわれるだけでなく、事件なき日常性を考え直していくこと」
世田谷区長の保坂氏の著述。岩波ブックレットは初めて 読みました。 去年の相模原事件の破門や、報道のされ方。ナチスのT4 作戦など。心が震えるような話もありました。 被害者の家族のうち、匿名を希望される家族も少なくなかったとか。 いろいろな事情があるのであろうから、一概には当然 言えないし、言ってはい...続きを読むけないことだと思います。 優生思想が復活してきそうな風潮のなか、本当に奪っていい 命など存在しない。 何をいうべきかわかりませんが。みんなに考えてほしい。 自分ももっと考えるべきだと思います。 障害者(あえてそう書きますが)の方々は社会のセンサー だと思っています。彼らが暮らしにくいということは、 社会がおかしくなっているということ。 手帳はとっていませんが、非常に軽度な高機能広汎性発達障害と 言われている私の息子は、本当に宝物です。 自分自身ももしかしたらADHD系ではないかと思うところもありますし、 彼の友達や、自閉傾向のある仲間のみんなは、 私たちにとっても、かわいい仲間なのに、家族にとっては 本当に宝物のはず。 もしこの子達が、優生思想のもとで、だれかに非難される ことがもしあれば、頭がおかしくなりそうです。
p.13─「許されない犯罪」、「ありえない犯罪」という表層の言葉では決定的に弱いのです。 「公益」と「優生思想」の共鳴について、これからも考え続けたい。
SIGHTで著者の語る言葉に共感してたのと、「バリアバリュー」を読んだ後だったので読んでみた。相模原事件の背後にあって、あまり語られていない重要事項についての注意喚起と徹底してそこに対峙すべきとの決意。ナチス犯罪についての部分、知らなかったので衝撃だった。
自分の中にまだ落とし込めていないので、ルポを読んで後日改めてまとめたいと思う。ひとまずブックレットは2時間弱でチャチャっと読めたので所感を簡単に。 「重度障害者は周囲を不幸にする不要な存在」。そう植松死刑囚は言い放った。「インクルーシブ社会」「分かち合う社会」福祉国家として掲げ...続きを読むられるキラキラと光るビジョン。一方で、ひとつ障害を取り除こうとすれば、他の者が我慢を強いられる現実もある。これを植松死刑囚は「自業自得で税金の無駄遣い」と表現した。彼は、特異で、残虐で、そして確固たる優生思想のもと、計画を実行した。そこに迷いはなく、そしてこれからも考えを改める気はないような言動を繰り返している。 彼の考えは、決して相模原事件だけに、彼の中だけに留まるものではないように思える。止まないヘイトクライム、事実に基づかず広がっていく差別的な噂たち。この問題から目を背け続ける人々の心の中にも、小さな優生思想が潜んではいないか。問われているような気がした。
相模原事件、優勢思想についてはどんなに文献を読んでも、これについて問題提起する作品や文章を読んでも答えが出ない。 本書は相模原事件を「恐ろしい事件」「あってはならない事件」と思考停止ともとれる評価の先を見据えた、人々の意識下・無意識下にある障害者雇差別思想に踏み込もうとしていたのが良かった。 あと...続きを読むナチスドイツの「T4作戦」については私も深く知らなかったので知れて良かったと思う。 でも、やはり何か物足りなさも感じてしまう…。 障害当事者の意見や聞き取りが取り入れられていたのは良かったのだけど、障害者のケアをする家族の負荷とか複雑な想い等については触れられておらず、ケアを引き受ける現場(=実際はケアをする者(金銭面という意味では社会)が心身を削って成り立っている現実)という視点が抜けている気がするのだ。 言い方は悪いけど、誰かの犠牲の上に成り立つものであるという視点がどうしても私は引っかかってしまう…。 相模原事件について、優勢思想の完全な否定をするための答えは私の中でまだ出ない。 考え続けたいと思う。
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相模原事件とヘイトクライム
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