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「痴呆」という呼称が「認知症」に変更されることが決定された。これはどのような病、障害なのか、この病を抱える人たちはどんな気持ちで不自由な日常を生きているのか。医学的立場から見た最新の知識を示すとともに、認知症者の手記や医者である著者自身のケア体験などから、ともすれば誤解されがちなこの病の真実に迫る。
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Posted by ブクログ
認知症の人との接し方について書いてある本を探そうとしたら、ケアのノウハウ本ばかり出てきた。 個人的にはその前に、そもそも認知症がどんな病なのか、認知症になると本人はどんな状態になるのか、等々、認知症の人たちの行動の根底にあるものを理解しておきたいなあと思っていたのだけど、なかなかちょうど良い本に巡り...続きを読む会えず。 そんなときに下北の古本屋さんでこの本を見つけて(しかも100円)、読んでみたら私が知りたかったことど真ん中の内容だった。
自分の親がそういう年代になり、その道のプロに勧められて読みました。 漠然とした不安が消え、現実的に考えられるようになり、気分がとても楽になりました。 前半は医学的な話が多く読みにくいですが、がんばって読み進めると、後半は実践的な話が多くて読みやすくなり、とても勉強になりました。 最初に読む一冊として...続きを読む、お勧めです。
実体験や物語、学術的な議論、様々な視点から認知症についてわかる。人によっては物足りないかもしれません。
[ 内容 ] 「痴呆」という用語が「認知症」に変更された。 これはどのような病、障害なのか。 また患者はどんな気持ちで不自由な日常を生きているのか。 『痴呆を生きるということ』で、この病をかかえる人の精神病理に光をあてた著者が、最新の医学的知見を示すとともに、患者の手記、自身の治療・ケア体験などから...続きを読む、誤解されがちな病の真実に迫る。 [ 目次 ] はじめに―痴呆から認知症へ 第1部 認知症の医学(認知症とは;認知症の原因疾患;認知症の症状;認知症の経過 ほか) 第2部 認知症を生きる心の世界(ある私小説から;ある認知症者の手記;認知症をかかえる不自由;つくられる認知症の行動) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
他にも数冊認知症の本を読んだが、この本は他の老化現象や精神疾患との違いも書かれている。図解の本よりわかりやすかった。
教科書的な知識から、著者の臨床経験で培った対処法、人間味溢れる観察、また小説を素材とした考察まで、新書というコンパクトな分量の中でも色々な角度から認知症のことを知ることが出来る。知識の方はわかりにくいという人は、そこを多少飛ばし読みしても、それなりの読みごたえがあるのでは。
一昨年母が認知症になった。 今は故郷のグループホームに入っています。 認知症とは? 新聞やテレビでも取り上げられる話題です。 やがて私もと思うとその概要だけでも知っておくべきだろう。 最近は脳に刺激を当てるハードな治療法もあるということです。
認知症を外側ではなく、内側からみるという考え方に共感しました。 キュアでなく、ケアを考えてくれるDrを素敵と思わずにはいられません:-) クリスティーン・ブライデンさんの著書もぜひ読んで見たいと思いました。 自分自身、知識として知っている認知症と、その実際のギャップを実感として体験していないので、わ...続きを読むからない部分も多い。 でも、全部を体験することはできないから、書物から吸収できることは、考える材料としてたくさん読んでいきたいですね*
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