羊殺しの巫女たち

羊殺しの巫女たち

小説・文芸
1,980円 (税込)

9pt

「十二年後、次の祭りの日に、ここでまた集まろうよ。みんなで」
山に囲まれた早蕨部村で12歳を迎える6人の少女たちは、未年にのみ行われる祭りの巫女に任命される。それは繁栄と災厄をもたらす「おひつじ様」を迎えるため、村の有力者たちが代々守ってきた慣習だった。祭りの日、彼女たちは慣習に隠された本当の意味を知る――。そして12年後、24歳になった彼女たちは、村の習わしを壊すというかつての約束を果たすため、村に集う。脈々と受け継がれた村の恐るべき慣習と、少女たちの運命が交錯する中、山で異様な死体が発見される。
あなたは、真実に気づくことができるか。衝撃のホラーミステリが幕を開ける!

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羊殺しの巫女たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最後まで全然気づかなかった…

    全部読んで、考察とか調べてもまだもやもやが残る…
    結局おひつじ様の正体がいまいちわからない

    0
    2026年01月16日

    Posted by ブクログ

    読み始めてすぐに「おや?」と思った。小さな違和感が降り積もってゆき、「もしかして」を繰り返しつつ、ラストより少し手前で「ああ!」と合点がいき、そこから答え合わせを求めてラストまで突き進む。
    自分が何処で引っかかったのか確認のため、再度冒頭へ。そうして、作者がどうしてその言葉を使ったのか納得する。

    ホラーでありつつも、謎解きが楽しめる物語でした。

    0
    2026年01月15日

    Posted by ブクログ

    面白かった!読んですぐ再読したくなるのも、再読してさらに楽しめる本も久しぶり。ベーシックな因習村ホラーらしさはありながらも血生臭さは控えめで、踏み躙られながら諦めないシスターフッドの異常さがよかった。ミステリ部分はあからさまでわかりやすくはあるけれど、明らかになってから読み返すと細部に気を遣って書かれていることがわかって楽しい。

    0
    2026年01月06日

    Posted by ブクログ

    山間の小さな村、早蕨部村では12年に一度未年にだけ執り行われる祭りがある。祭りでは村に繁栄をもたらすおひつじ様をお迎えするため、未年生まれの12歳の女子が巫女を務める。
    主人公の祥子を含めた6人の巫女たちは祭りの準備を進める中でおひつじ様と村の暗部を知ることになり、祭りを壊すことを決意する。
    そして次の未年にまた6人で早蕨部村で会う約束をした。

    おひつじ様のおかげで田舎ながらも景気のいい村だけど、未年の子供は何故か女の子だけだったり、山では惨殺死体が発見されたりと、だいぶ怪しい雰囲気。
    24歳になり祭りを見るために村に帰ってきた現在の祥子と、巫女として祭りに参加した12年前のことが交互に語られて、今回の祭りがどうなるのか、12年前には何があったのかが徐々に明らかになる。

    ラストは少し切なさが残った。

    0
    2026年09月05日

    Posted by ブクログ

    閉鎖的な村の「羊信仰」。巫女に選ばれた未年生まれの女の子たちが、村や神の真実を知って、闘っていく物語。

    とても面白かった!
    杉井先生、こんな作品も書けるんですね。

    終盤で、「まさか……」と薄々勘づくところがあったが、それはきっと杉井先生の計算通りなのだろう。全く気づかなかった伏線に、最後は痺れた。思わず二度読み。

    0
    2026年07月07日

    Posted by ブクログ

    未年ごとに行われる祭りの巫女さんたちがおひつじ様を殺してしまう、お話(?)。

    2003年と1991年とが交互に語られ、何があったのか、どうなるのか、に迫っていく形。序盤の教室のシーンで違和感を感じ、所々おかしな点が真相に結びついていた。

    二度読み必至というのは、そういうことか、と。この語り手は、、、。
    そして、登場人物名も最初から、、、。

    自力で真相に辿り着くことはできなくても、名前からそれなりに展開を読むことはできたのかもしれない。

    0
    2026年05月16日

    Posted by ブクログ

    ひつじと呼ばれる不穏な怪異が蔓延る地域、早蕨部村は大人はみなその存在を認めながら知らぬふりをして過ごしている。未年生まれの女子は未年に巫女として12年に一度の神社の祭でひつじさまのために舞い、祝詞を奏上する。なぜか未年生まれは男子がいない。そして、毎回未年生まれは数人しかいない。……というように、ヒタヒタと隠された真実が解っていきます。民俗学風のホラーで、怖さを楽しみながら読めました。ちょっとずつ真相が明かされていき、ん?これはどういうこと?という展開がなかったのも良かったです。
    遠田志帆さんの表紙も素敵でした。頭骨を持たせてる発想力!私なら羊歯の葉っぱとか麻袋とかになってしまいそう。あ、羊歯の裏側って、種によりかなり気持ち悪くないですか。ぶつぶつ模様嫌いには忌避案件です。
    巫女の純血などの話題がちょこちょことでてくるので、中学校以上。

    0
    2026年02月11日

    Posted by ブクログ

    好みすぎる表紙に惹かれて読んでみた。面白かった!未年にやってくるおひつじさまと戦う話。ファンタジー要素もありつつホラー感もあり、ミステリもある。自分の好きな要素詰め合わせすぎた

    ミステリは、わかりやすい不穏な表現がいくつかあるので、あの人なんだか変だと思うところは多々あった。でも最終的にどう落ち着くのか全然見えず、読めば読むほど世界観に入り込めた。

    読み終わったらもう一度読みたくなるって書いてあったけど、確かにね。

    叙述トリックとまではいかないけど、それに近い表現多そうなので、映像化は難しそう

    0
    2026年01月24日

    Posted by ブクログ

    スティーブン・キングの「It」に似ているなと思いながら読んでいたら、やはりオマージュ作品だった。

    閉鎖的な日本の山村に根深く残る「おひつじさま」信仰。
    禍々しい存在に闘いを挑む、少女たちの物語。

    読んでいて所々違和感を抱く部分があり、ラストでその真実が明らかになる。若干冗長なので読むのに少々根気も要したが、ホラーでありながらミステリー要素もあり、楽しめる作品だった。

    0
    2026年01月05日

    Posted by ブクログ

    ひつじという言葉と不穏な描写、何かをした少女たちが12年後にまた集まると約束をするところから始まるホラー?サスペンス?
    現実と、それに呼応するように思い出す過去とが、順々に描かれる形式で、過去編もその時を経過させながら現在編への提示?謎?があるので過去から未来への唐突感がなく読みやすい。
    因習村お馴染みの、行き過ぎた父長制やお金による感覚の摩耗、諦念と過去にプライドを置くことで自分を保っている女性たち、女性はその家の持ち物であるかなのような振る舞いなど自然に描かれており、滅ぶことに読者も賛成し、裏切るキャラや諦めたキャラの登場にも納得のできる流れ。
    生贄の作り方、方向の逸らしかた、神事として包み隠しかたなども面白い。設定も大好き。
    ただ気になるのは、戦う少女がメインなので、覚悟を決めた女神役の賛美の仕方が口説い、あと一人称で書かれているがあまりにも無理がある。ミステリーではないし、フェアを求めるものでもないし、途中で違和感から気づくけれども、いくらなんでもである。実は二役とかで気をつけて読めばわかる、とかならまだしもそうでもなさそうだし。
    この、不定形の羊を先導する役の羊も、この村の女性たちと同じ役割なのであろう。搾取される女性、その生き方しか許されていない女性、それを喜んで受け入れなければいけない女性、どちらも同じ構図であるからこそ、このシステムが双方にできたろだろうとは思うし、そういうのを書きたかったのだろうとも思う。

    0
    2026年08月26日

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