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Posted by ブクログ
BUTTERで胃もたれししばらく読書から離れ、次に自然と手にした原田マハさんの本。マハさん11冊目。
爽やかで、じんわり温かくて、今の私にぴったりな必要な本だった。
「人生の真昼と黄昏を、それぞれに、笑って旅をしている。」という素敵な文があったのだけど、果たして私は今人生の何時頃を過ごしているんだろうとふと。真昼はとっくに越している気もするし、でも15時にはまだなっていない気もするし、、14時とかかなあ?こういう楽しい思考巡りができるのがマハさんの文章の力。
「もっとも豊かな季節のさなかに、いま、私はいるのだ。」
これもとても響いた文。きっと私は今人生の14時頃で、そしてもっとも豊かな季節のさなかにいるような気がする。毎日バタバタで立ち止まって考えられる余裕もないけど、でもそんな気がする!
裏表紙に「珠玉の短編集」とあった。誇張なく珠玉の短編集だったと思う。落ち込んだら帰ってきたい一冊。
Posted by ブクログ
もう決して若いとは言えなくなった女性たちを主人公にした短編4つ。それは旅での出会いによる精神の再生を思わせるような癒し、爽やかさに満ちている。表題作でヒロイン涼香が出会った若いナギちゃんは正にハーレー・ダビットソン乗りの風のような女の子。4作目の「風を止めないで」はナギの母親・道代の所にナギを広告に使いたいと訪問してきた紳士もまたハーレー好き!この人はうつつの世界の人?この他、「旅をあきらめた友と…」いつもはナガラと二人旅なのに一人伊豆半島を旅行するハグ。そして「冬空のクレーン」北海道・釧路湿原でタンチョウヅルに魅入る志保の前に現れた脱サラでタンチョウを観察する男性との出会い。どれもがときめきを感じさせる作品ばかり。著者の心鏡を映し出しているように感じる。
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