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「猿がいる」と言い出した同居人。 かすかに感じる、妙な気配。 曾祖母の遺産相続。 胸に湧き上がる不安。 岡山県山中の限界集落。 よく判らない違和感――。 ただの錯覚だ。そんなことは起こるはずがない。だが――。 怖さ、恐ろしさの本質を抉りだす、瞠目の長編小説。
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Posted by ブクログ
「猿がいる。」 本書は祐美の夫隆顕のこの言葉から始まる。引き篭もりで精神的に不安定な夫を気に掛けつつ、祐美は岡山に向かう。百歳で亡くなった曾祖母の土地を見に、弁護士と助手の案内で又従妹の芽衣と県境の限界集落へ赴くのだが...。 本書363ページ内の殆どが4人が道中交わす「恐怖」論で占められる。...続きを読む閉鎖的で村の掟が支配する所謂「因習村」は現代日本にあるのか。何故人は幽霊や祟り、古びた人形、ひいては暗闇や死を恐れるのか。「恐怖」のエキスパートである著者の言葉はとても説得力があり、読者も何も怖がることはないのだ、という気持ちになるのだが...。ラストは嘗て読んだことがないような幕切れとなる。 賛否が分かれそうだが、個人的にはとても腑に落ち、そして震え上がった。あなたが怖いものは何ですか?
京極夏彦氏らしいホラー小説。ホラーなんだろうけど、怖さはそこじゃない気がした。 私は御大がキャラを通じて語りかけてくる人間の在り方が怖い。子が罪を犯せば祖父母が戻る場所がなくなるとか、冒頭の主人公が冷凍食品を詰め込むシーンとか。社会生活の闇にゾッとした 普段ホラー小説は買わないんだけど(文章で怖さ...続きを読むを感じられない&どうせ読むなら楽しいお話がいい)今回はたまたまサイン本を店頭で見つけたので購入。 京極夏彦氏だから読めたけど、やっぱり読後はメンタルが落ちるので、以後あまり厭な気持ちになりそうな小説は読まないようにしようと思った。
猿?ホントに?猿? 初めと終わりの場面は同じ だけど……… 読み終わると 中の部分が夢のよう 全体に不穏な感じが付いて回る 安心できるのはいつになるのだろう
怖いもの。というものはなんなのか? と読み終わったあと考えてしまった。 話としては最後なぜそうなったのかわからなかったが、最後に至るまでの話は興味深く京極夏彦さんの話の面白さというか、不気味さというか、全体を通してずっとある不快な様子が心地よくすら感じる内容だった。
ホラー長編。ミステリ要素はないかな。 窓に手形。獣の声。 幽霊じゃないし、当たり前のもの。 形や仕草が人に似ているから、猿は怖い。
京極さんのシリーズ物じゃないお話。 小説って、ストーリー自体を楽しむのか、ストーリーじゃない方を楽しむのか、どっちかだと思うんだけど、ワタシはストーリーを追って読んでしまって。 曾祖母の遺産相続がどうなるのか?!どんなものすごい財宝があるのか?!って最後まで読んでなんだか急に飛ばされちゃって相続どう...続きを読むなった!!で、終わってしまいました。 ストーリーはどうでもいいので、「怖い」についての会話やなんだか不穏な雰囲気を楽しむ本として読むべき。
怖いものや実像のない恐怖を猿に見立て、呪いや幽霊でもない独特の世界観が繰り広げられたお話。読んで何か良かったかと問われるとそうではない作品。読む前と読んだ後で自分は1㎜も動いていないな・・と思った。でも自分の思考の片隅に何か黒いものが置かれた感じで、時々こんな本読んだなと思いだすかもしれない。
目的地に着いただけで終わったけど続きあるよね? いきなり自宅に戻っていたのもわけがわからない。祐美は本当はまだ祢山の家にいて幻覚でも見ているとか?
これは怖いのか怖くないのか、そもそも何が怖いのか。 主人公と同じく私もよく分からない、ただ不気味ではあったかな。 曾祖母が住んでいた山奥の家にたどり着くまでの話がほとんどで、たどり着いてからはどう終わるのかと思ったけど、すっと音が途切れたみたいに終わったな。 恐怖って何だろなっておもいました。
象でもなく虎でもなく猿。 そんな「猿」から始まるこの物語。 内容としてはまあまあ。 あまり読書初心者にはオススメしない。 途中の説明が長い。読む気が失せる。 でも「恐怖」という感情をうまく著しているように感じたのでこの評価
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