辻田真佐憲の作品一覧
「辻田真佐憲」の「「あの戦争」は何だったのか」「教養としての歴史問題」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「辻田真佐憲」の「「あの戦争」は何だったのか」「教養としての歴史問題」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
■定義できないものを、そのままに模索し続けること
「あの戦争」について大きな見取り図の中で多角的な解釈が示されており、全編とおして充実した探索になった。しかし僕がいちばん「ごもっとも!」と膝を打ったところは、出発にあたり著者が前提とした「歴史観」についての主張だ。
第一に、歴史は科学ではないということ。ある事実があったとして、その評価は後世になされるものであり、多様な立場、ましてや時代により変化する価値観の中でなされる解釈は様々であるため当然唯一の正解というものは存在しえない。
第二に、イデオロギーを嫌悪、忌避することへの警鐘。合理性を追求し「実証主義」という名のもとに、イデ
Posted by ブクログ
近現代の歴史認識に関する本を、ある程度の冊数を読んできましたが、これぞ決定版と言えるのが本書です。
この本の中で取り組んでいることは、あらゆる側面からの公平性だと感じました。
現代から過去へ遡って歴史をみる現代人と、その歴史の中で生きてきた人々の視点を、なるべく公平に見るアプローチ。侵略された人々が感じた太平洋戦争という側面と、侵略した側の側面。これらをできる限り偏らずに書こうとしています。
太平洋戦争に関することは、あらゆる人々が、あらゆる場面で、自らの信条を言いたいがための史実の引用に終始することが多いと感じていましたが、本書は、そこをなるべく公平な視点で描こうと足掻いている素晴らしい取り