作品一覧

  • 『鬼滅の刃』論 鬼舞辻無惨と十二鬼月のための哀悼碑
    -
    1巻1,650円 (税込)
    滅殺される悪鬼たちのために、「哀悼碑」を捧げたい― 悪鬼は人を食い、残虐な血鬼術を自由自在に使って鬼殺隊を殺そうとするが、原作には、悪鬼たちが人であった頃の悲しみや鬼としての虚しさも描かれており、読者・視聴者はそんな鬼たちの人としての悲しい過去を思い憐れむ。本書は、悪鬼たちを追うことでヒーロー・ヒロインたちの姿をより深く浮き彫りにし、これまで気づかなかった『鬼滅の刃』の魅力を再発見する。
  • 戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか
    3.3
    1巻814円 (税込)
    第二次大戦が終わり六〇年が過ぎ、戦争を直接記憶している人も少なくなった。だがいまだに戦争についての歴史認識をめぐり、近隣諸国との軋轢は絶えない。日本はいつ〈戦争〉の呪縛から解き放たれるのか――。一九九〇年代後半まで、日本軍による捕虜処遇問題で悪化していた英国との関係はなぜ好転し、ここにきて中国との関係はなぜ悪化したのか。講和の歴史を辿り、日英・日中の関係を比較し、和解の可能性を探る。

ユーザーレビュー

  • 戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか

    Posted by ブクログ

    世界大戦に無知すぎるのも問題かな、と。そう思って色々手に取るようにはしているけど、まだまだ全然ダメす。日英関係の歴史とかも全然知らんかったし、日中関係の根底にある問題も、殆ど理解できてない。その事実が分かっただけでも価値はあったし、無知に基づいたまま相手を悪く思う前に、理解するための努力が一層必要なんだと思いを改めました。

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    2013年10月31日
  • 戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    第二次世界大戦が終わり六〇年が過ぎ、戦争を直接記憶している人も少なくなった。
    だがいまだに戦争についての歴史認識をめぐり、近隣諸国との軋轢は絶えない。
    日本はいつ「戦争」の呪縛から解き放たれるのか―。
    一九九〇年代後半まで、日本軍による捕虜処遇問題で悪化していた英国との関係はなぜ好転し、ここにきて中国との関係はなぜ悪化したのか。
    講和の歴史を辿り、日英・日中の関係を比較し、和解の可能性を探る。

    [ 目次 ]
    序章 「戦後和解」とは何か
    第1章 忘却から戦争犯罪裁判へ(神の前での講和;揺らぐ忘却―制裁の登場;勝者が敗者を裁く時代へ)
    第2章 日本とドイツの異なる戦後(ドイツの選択

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    2010年05月28日
  • 戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか

    Posted by ブクログ

    二次大戦中に起きた出来事についての戦後の感情的対立は、法的には解決済みとされた後でも、日本に対する不信感や偏見の根拠となっている。
    本書ではそれらのわだかまりを、未来のために、いかに解決していくべきか
    敗戦国の日独が戦後選んだ異なる道、日英の和解例、そして、日中和解の可能性などについて触れながら、語られている。

    筆者の選び抜かれた慎重な言葉が、
    今の殺伐とした東アジアの空気に、無力に響くなあ、と思う。
    優等生的で、相手を強く批判するトーンではなくて、
    こういう感性って最近は流行らないんだろうな、と思う。
    この本が出て10年、状況はずっと悪化してしまったと思う。
    このトーンに、日本人が聞き飽き

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    2014年08月03日
  • 戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか

    Posted by ブクログ

    戦後和解のあり方について、歴史的な経緯を振り返りつつ、
    日中関係を論じる一冊。
    日英関係に関する内容が新鮮で、
    イギリスにおける日本の捕虜問題の大きさを学べた。
    読みやすく入門には適しているように感じる。

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    2013年03月26日
  • 戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか

    Posted by ブクログ

     日本と「戦勝国」の戦後和解の模様を特に東京裁判を軸に論じている新書。色々と興味深く読ませて頂いた。ただ、ちょっと表現が時に意図的なのか、素直に書き過ぎているのか、論争的な問題を扱うにしては、注意不足な言い回しであったりするような気がする。全体として、妥当な主張、妥当な議論なので、本書がイデオロギー的な新書だと指摘される事はあまりないと思うが、その点が気になったのと、もう一つは、ちゃんと論文レヴェルでも典拠をちゃんとしないさいよという話。これはさ、「〜〜と受け取られた」とか「〜〜という印象を与えたはずだ」という場合も、少なからずそう思う根拠を明示しないと行けないし、捕虜等の当事者でもないのに、

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    2009年10月07日

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