戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか

戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか

814円 (税込)

4pt

3.3

第二次大戦が終わり六〇年が過ぎ、戦争を直接記憶している人も少なくなった。だがいまだに戦争についての歴史認識をめぐり、近隣諸国との軋轢は絶えない。日本はいつ〈戦争〉の呪縛から解き放たれるのか――。一九九〇年代後半まで、日本軍による捕虜処遇問題で悪化していた英国との関係はなぜ好転し、ここにきて中国との関係はなぜ悪化したのか。講和の歴史を辿り、日英・日中の関係を比較し、和解の可能性を探る。

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戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    世界大戦に無知すぎるのも問題かな、と。そう思って色々手に取るようにはしているけど、まだまだ全然ダメす。日英関係の歴史とかも全然知らんかったし、日中関係の根底にある問題も、殆ど理解できてない。その事実が分かっただけでも価値はあったし、無知に基づいたまま相手を悪く思う前に、理解するための努力が一層必要な

    0
    2013年10月31日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    第二次世界大戦が終わり六〇年が過ぎ、戦争を直接記憶している人も少なくなった。
    だがいまだに戦争についての歴史認識をめぐり、近隣諸国との軋轢は絶えない。
    日本はいつ「戦争」の呪縛から解き放たれるのか―。
    一九九〇年代後半まで、日本軍による捕虜処遇問題で悪化していた英国との関係はなぜ好転し

    0
    2010年05月28日

    Posted by ブクログ

    二次大戦中に起きた出来事についての戦後の感情的対立は、法的には解決済みとされた後でも、日本に対する不信感や偏見の根拠となっている。
    本書ではそれらのわだかまりを、未来のために、いかに解決していくべきか
    敗戦国の日独が戦後選んだ異なる道、日英の和解例、そして、日中和解の可能性などについて触れながら、語

    0
    2014年08月03日

    Posted by ブクログ

    戦後和解のあり方について、歴史的な経緯を振り返りつつ、
    日中関係を論じる一冊。
    日英関係に関する内容が新鮮で、
    イギリスにおける日本の捕虜問題の大きさを学べた。
    読みやすく入門には適しているように感じる。

    0
    2013年03月26日

    Posted by ブクログ

     日本と「戦勝国」の戦後和解の模様を特に東京裁判を軸に論じている新書。色々と興味深く読ませて頂いた。ただ、ちょっと表現が時に意図的なのか、素直に書き過ぎているのか、論争的な問題を扱うにしては、注意不足な言い回しであったりするような気がする。全体として、妥当な主張、妥当な議論なので、本書がイデオロギー

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    2005年におきた日本を取り巻く国々で発生した出来事の中で、特に印象深い人が多くいただろうと思うのが、中国での反日デモの激しさだったと記憶している人も多かろうと思います。

    著者は、この日中間の火種を解決して、現代における過去から解き放たれるのかどうかを論じています。読んでみて印象的だったのは、日

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    この春以来この手の本ばかり読んでいる。日本と中国の和解はいかにしてできるかを日本とイギリスとの個人レベルでの和解
    を通じて提案する。イギリスの捕虜達が日本人に恨みをもつのはもちろん過酷な労役があったのだが、それ以上に自分たちより以下と思っていたアジアの人間に使役されたことの方が大きいだろう。また、中

    0
    2009年10月07日

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