小菅信子のレビュー一覧

  • 戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか

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    世界大戦に無知すぎるのも問題かな、と。そう思って色々手に取るようにはしているけど、まだまだ全然ダメす。日英関係の歴史とかも全然知らんかったし、日中関係の根底にある問題も、殆ど理解できてない。その事実が分かっただけでも価値はあったし、無知に基づいたまま相手を悪く思う前に、理解するための努力が一層必要なんだと思いを改めました。

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    2013年10月31日
  • 戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか

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    [ 内容 ]
    第二次世界大戦が終わり六〇年が過ぎ、戦争を直接記憶している人も少なくなった。
    だがいまだに戦争についての歴史認識をめぐり、近隣諸国との軋轢は絶えない。
    日本はいつ「戦争」の呪縛から解き放たれるのか―。
    一九九〇年代後半まで、日本軍による捕虜処遇問題で悪化していた英国との関係はなぜ好転し、ここにきて中国との関係はなぜ悪化したのか。
    講和の歴史を辿り、日英・日中の関係を比較し、和解の可能性を探る。

    [ 目次 ]
    序章 「戦後和解」とは何か
    第1章 忘却から戦争犯罪裁判へ(神の前での講和;揺らぐ忘却―制裁の登場;勝者が敗者を裁く時代へ)
    第2章 日本とドイツの異なる戦後(ドイツの選択

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    2010年05月28日
  • 戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか

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    二次大戦中に起きた出来事についての戦後の感情的対立は、法的には解決済みとされた後でも、日本に対する不信感や偏見の根拠となっている。
    本書ではそれらのわだかまりを、未来のために、いかに解決していくべきか
    敗戦国の日独が戦後選んだ異なる道、日英の和解例、そして、日中和解の可能性などについて触れながら、語られている。

    筆者の選び抜かれた慎重な言葉が、
    今の殺伐とした東アジアの空気に、無力に響くなあ、と思う。
    優等生的で、相手を強く批判するトーンではなくて、
    こういう感性って最近は流行らないんだろうな、と思う。
    この本が出て10年、状況はずっと悪化してしまったと思う。
    このトーンに、日本人が聞き飽き

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    2014年08月03日
  • 戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか

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    戦後和解のあり方について、歴史的な経緯を振り返りつつ、
    日中関係を論じる一冊。
    日英関係に関する内容が新鮮で、
    イギリスにおける日本の捕虜問題の大きさを学べた。
    読みやすく入門には適しているように感じる。

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    2013年03月26日
  • 戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか

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     日本と「戦勝国」の戦後和解の模様を特に東京裁判を軸に論じている新書。色々と興味深く読ませて頂いた。ただ、ちょっと表現が時に意図的なのか、素直に書き過ぎているのか、論争的な問題を扱うにしては、注意不足な言い回しであったりするような気がする。全体として、妥当な主張、妥当な議論なので、本書がイデオロギー的な新書だと指摘される事はあまりないと思うが、その点が気になったのと、もう一つは、ちゃんと論文レヴェルでも典拠をちゃんとしないさいよという話。これはさ、「〜〜と受け取られた」とか「〜〜という印象を与えたはずだ」という場合も、少なからずそう思う根拠を明示しないと行けないし、捕虜等の当事者でもないのに、

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    2009年10月07日
  • 戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか

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    2005年におきた日本を取り巻く国々で発生した出来事の中で、特に印象深い人が多くいただろうと思うのが、中国での反日デモの激しさだったと記憶している人も多かろうと思います。

    著者は、この日中間の火種を解決して、現代における過去から解き放たれるのかどうかを論じています。読んでみて印象的だったのは、日中間の対立を論じるために日英間での戦後の確執や対立が1990年代になってようやく解消され始めた点に注目し、同じような時間を経過した同じ戦後の問題をどうして日英間では解決できて日中間では解決できないのかを明らかにしようとします。

    読んだ感想としては、日中間の問題を解決するために紐解かれた日英間での

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    2009年10月07日
  • 戦後和解 日本は〈過去〉から解き放たれるのか

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    この春以来この手の本ばかり読んでいる。日本と中国の和解はいかにしてできるかを日本とイギリスとの個人レベルでの和解
    を通じて提案する。イギリスの捕虜達が日本人に恨みをもつのはもちろん過酷な労役があったのだが、それ以上に自分たちより以下と思っていたアジアの人間に使役されたことの方が大きいだろう。また、中国の政府がその正当性を日中戦争での輝かしい勝利に頼っている限り、真の和解はできない、中国がそれ以上に晴れがましい成功を収める必要があるというのは理解はできるが、かなり先のことのような気がする。

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    2009年10月07日