第三四三海軍航空隊、戦争末期に登場した「紫電改」の話。
搭乗していた若者(みんな本当に若い。最年長で29歳とか…)が
どんな背景でどんな人でどんな風に生きていたかというのを
リアルに描いてある作品。
私的にまず紫電改って名前が良い。
当時の戦艦もそうだけど戦闘機の名前も非常にしゃれてる
いやー和名っ
...続きを読むていいなぁとつくづく思いながら…
そんな紫電改、あと2週間で戦争が終わるというときに出陣。
帰還しない6人。
個人的にはその中の1人武藤金義さんがすげぇなぁ~と思った
まぁみんなそれぞれすごいんだけど。
「空の宮本武蔵」っていう異名だけは聞いたことがあるけど
ちゃんと調べたことはなくて、これを機に初めてちゃんとわかったような感じがした。
ああ撃墜王って本当にいたのな…と感心
そして全部が全部悲しい。
正直、悲しい本が苦手な人はつらいかもしれん。
未帰還の6人は今現在も分からないまま時が過ぎ、昭和53年11月
愛媛県の海底から1機、引き揚げられたそうな。
ただ誰が乗っていたのかとか詳細は不明…
今年か来年、どこかで実際引き揚げられた紫電改をこの目で見たい!!
それしか今は思わない。