作品一覧

  • 新版 雨月物語 全訳注

    新版 雨月物語 全訳注

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,815円 (税込)
    上田秋成が遺した、江戸中期を代表する怪異小説集。安永5年(1776)刊、5巻9編。執念は彼岸と此岸を越え、死者との対話を繰り広げる。それは夢幻か、現実か――。現代語訳に語注、考釈も加えた決定版。
  • 春雨物語 現代語訳付き

    春雨物語 現代語訳付き

    小説・文芸

    -
    1巻1,133円 (税込)
    「血かたびら」「死首の咲顔」「宮木が塚」をはじめとする一〇の短編集。物語の舞台を古今の出来事に求め、異界の者の出現や死者のよみがえりなどの怪奇現象を通じ、人間の深い業を描き出す。秋成晩年の幻の名作。
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き

    改訂 雨月物語 現代語訳付き

    小説・文芸

    4.0
    1巻946円 (税込)
    巷に跋扈する異界の者たちを呼び寄せる深い闇の世界を、卓抜した筆致で描ききった短篇怪異小説集。秋成壮年の傑作。崇徳院が眠る白峯の御陵を訪ねた西行の前に現れたのは――(「白峯」)ほか、全九編を収載。
  • 雨月物語

    雨月物語

    小説・文芸

    4.4
    1巻935円 (税込)
    雨そぼふる薄暗き午後,あるいは皓々たる月の夜,この世とあの世が交錯する.荒ぶる先帝の怨霊,命を賭した義兄弟の契り,帰らぬ夫を待つ妻の悲しき末路,男にとりついた蛇性の女の執念…….中国や日本の古典をさまざまに取り入れ,美しくも妖気ただよう作品に仕上げた上田秋成(1734-1809)の珠玉の短篇集.「白峰」ほか全九篇を,平明な注と解説で.八四年ぶりの新版.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 小学館世界J文学館 雨月物語

    小学館世界J文学館 雨月物語

    小説・文芸

    -
    1巻880円 (税込)
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 遠いむかしの話といえど……眠れなくなりそうな恐怖が満載! 江戸時代後期に上田秋成が書いた怪異小説。序文で「あまりにもよくできたつくり話を書き人心を惑わせると思いがけない目にあう」と言い、思いがけないことを体験しなくてすむように、ペンネームで書きますと記してある。著者自身も認めるほどの、絶妙で怖い不思議な話が9話。 「白峰」西行法師が四国の白峰で崇徳上皇の墓を供養したときの不思議な体験。 「菊花の約(ちぎり)」家に戻る旅の途中、病気で倒れた赤穴宗右衛門が、助けてくれた丈部左門に必ず戻ると約束して帰京する。約束の日の夜、戻ってきた宗右衛門は……。 「浅茅が宿」千葉から妻を残して京都へ行商に出かけた勝四郎。帰ろうとすると戦が始まってしまい7年もたってしまう。ようやく戻った勝四郎が見たものは……。 「夢応の鯉魚」漁師が捕獲した魚を買っては湖に放し、その姿を描いていた興義というお坊さんが、死んで体験した不思議な話。 「仏法僧」高野山を訪ねた親子が、日没後に山で体験する恐怖の一夜。 そのほか「吉備津の釜」「蛇性の婬」「青頭巾」「貧福論」と、どれも背筋が凍る怖い短編集。作家・石川宏千花による新訳! ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 雨月物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    雨月物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    小説・文芸

    4.2
    1巻792円 (税込)
    身の毛もよだつ大江戸ホラー。秋成の卓越した筆致で描かれた、珠玉の9編を味わう。 稀代の怨霊・崇徳院が眠る白峯の御陵を訪ねた西行法師の目の前に現れたのは――(白峯) 義兄弟の契りをかわした武士と学者。主君の仇討ちに向かった武士は、学者のもとに戻るが――(菊花の約) 一攫千金を夢見て旅立った勝四郎。七年の時を経て戻った家で見たものとは――(浅茅が宿) ある雨の日に出会った美しい女は蛇の化身であった。蛇と別れた男はその後妻をめとるが――(蛇性の婬) ほか 【目次】 はじめに 『雨月物語』序 白峯 菊花の約 浅茅が宿 夢応の鯉魚 仏法僧 吉備津の釜 蛇性の婬 青頭巾 貧福論
  • 雨月物語 悲しくて、おそろしいお話

    雨月物語 悲しくて、おそろしいお話

    小説・文芸

    5.0
    1巻710円 (税込)
    伝奇の名作『雨月物語』から4編を選んでおとどけします。遊び人の正太郎に両親が決めた結婚相手は、まじめで美しい磯良(いそら)。結婚式の日、神様が幸運をさずけてくれるなら大きな音を立てるはずの釜は、小さな音さえも立てなかった。(「がんばり屋【吉備津の釜】」)ほかに「待っています【浅茅が宿】」、「再会の約束【菊花の約】」、「決められない男【蛇性の婬】」を収録。<小学上級以上・すべての漢字にふりがなつき>
  • 雨月物語
    完結

    雨月物語

    少女・女性マンガ

    4.3
    全1巻660円 (税込)
    いつの世も過ぎた情念は、鬼を呼ぶ―。怪異小説の傑作『雨月物語』を漫画化。/夫に裏切られ、怨霊となった女『吉備津の釜』/愛にすがり、鬼と化した僧侶『青頭巾』/男を求め続けた艶やかな蛇の精『蛇性の婬』/妖怪たちが織りなす物語は、とても哀しく、そしてとても恐ろしい―。

ユーザーレビュー

  • 雨月物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    貧富論が読みたくて購入したが、他の短編のいずれも非常におもしろかった。
    怪談寄りだけど、どれも読後に寂しさや無常を感じます。

    物語の元は中国古典等からのようですが、上田秋成の思考や書かれた時代の思想が入っていて興味深い。
    全文が載っている方も読んでみようと思う。

    0
    2026年08月28日
  • 雨月物語

    雨月物語

    小説・文芸

    Posted by ブクログ

    2026年読みたい本の1冊目です。まず、訳がなくても古文をちゃんと読めるかが心配であったが、注がしっかりしていて、杞憂であった。
    序文にあるように、たしかに嘘とわかるのであるが、なかなか興味深い話ばかりであった。決して、嘘だから読むのを止めようとは思わなかった。そこが雨月物語が現代まで読み継がれている所以かも知れない。
    個人的には、秀次や保元物語の話も良かったが、蛇の女の話が面白かった。人それぞれだと思う。ご一読を。

    0
    2026年03月24日
  • 雨月物語

    雨月物語

    小説・文芸

    Posted by ブクログ

    だいぶ昔だが、溝口健二『雨月物語』を見て甚く感動したのを覚えている。艶かしくねっとりとしたカメラワーク、男女の愛の美しさと卑しさを捉えた構成に衝撃を受け、小津安二郎と溝口健二の映画を交互に見る生活をしばらく続けた。授業でも習ったはずなのに、この映画に原作があることを完全に忘れたままで。

    映像化された作品を先に見てしまうともう読んだ気になってしまい、あえて原作を探して読もうとしなくなってしまう。コーマック・マッカッシー『No Country For Old Men』なんかも、コーエン兄弟の映画を先に鑑賞し、原作を読んだのはその一年後のことだった。ちゃんと原作も読まなきゃダメだよなぁなんて思いながら、ずぼらな性格で後回しにしてしまうのである。『雨月物語』なんて一年後どころか数年後の今になってようやく手をつけた。まあでも、読まないで終わるよりマシだろう、と言い訳をして根本的な問題と向き合うことから逃げた。

    ようやく読んでみて思ったが、溝口バージョンと原作ではかなり空気が違う。溝口健二の場合、原作のうち二話のストーリーを混ぜ合わせた上で外文の要素を注入し、溝口流に仕上げた脚本になっているので、彼のオリジナル作品と言ってよいかもしれない。好きな監督を三人言ってみて、と聞かれたら「ミゾグチ、ミゾグチ、ミゾグチ」と答えるほどには溝口健二が好きなので、原作改変についてとやかく言うつもりはまったくないし、むしろ原作のうち、女性の神秘的な強さを抽出して映像化した点はさすがだなぁと、改めて彼のセンスの良さに驚かされた。

    さて、ここからは原作に立ち返って論じていこうと思う。九つの物語からなる『雨月物語』は、校注者や溝口が着目した「女の強さ」が主題となっているとは言い難い。むしろ漢籍に見られるような「義」と「 中道」の精神が全話において貫かれていると言える。義と中道といえば、やはり儒教的精神だが、「菊花の約」のような理想的な儒者的価値観が貫かれている話もあれば、「貧富論」のように実利に目を向けた話も含まれており、一概に儒者による作品と決めつけることはできない。司馬遷『史記』の根底に流れる精神を意識したかのようにも見えるが、「夢応の鯉魚」のような神秘的な情景を描いた箇所も随所に見られる。漢籍だけに依っているかと思えば、「蛇性の淫」にて「よきひとの よしとよく見て よしと言ひし 吉野よく見よ よき人よく」という『万葉集』の歌に言及している場面もあり、日本的な美の価値観も盛り込まれていることがわかる。つまり、国学の知識をふんだんに用いて練り上げた雅な世界観を、神秘的な描写で豊かに彩り、根底に漢籍由来の骨太な思想をおいて支えたのが『雨月物語』という作品なのだ。同時代の浮世草子や読本、後の時代の滑稽物などと比べてみると、如何に本作が飛び抜けて秀でているかがよくわかると思う。まさに唯一無二の作品と言ってよい。歴史を超えて多くの作家に愛される理由がよくわかる。独特の感性とそれを裏打ちする確かな教養がなければ、時の洗礼を乗り越えることはできない。上田秋成は、恐ろしいことにその二つを持ち合わせていたのである。

    これだけの傑作、あまたの人々が評価してきた作品をいちいち細かく一話ずつ解説していくのもヤボな気がするので、物語に関する批評はこれくらいにしておこうと思う。それよりも、「岩波文庫版『雨月物語』」がどうだったかを伝える方が、一素人読者の感想としては重要だと思う。

    結論としていえば、大変読みやすかった。注釈の入れ方が的確で、学校教育で習う文法や単語知識さえあれば読めるようになっている。無駄や抜けがほとんどない。さらに本編導入にて全話の要約を載せてくれているので、本編に入ってからも話を追うのに苦労することがない。安心して文語の美しさを堪能しながら物語世界に入っていけるようになっている。そもそも江戸中期に入って書かれた作品なので読解にさほど困難はないが、やはりここまで手を尽くしてくれているのはありがたい。これさえあればわざわざ現代語訳を読まなくても良いと言っても過言ではないだろう。作品の随所に漢籍に関しての素養が必要とされる部分も多くあるが、そこもしっかり解説を入れてくれているので、読むだけでどんどん教養が身についていく仕掛けになっている。まさに私のような無学無教養の人間にぴったりの本だ。

    江戸文学に興味がある方、どこかで『雨月物語』に興味を持った方、怪異や歴史に興味のある方、是非岩波文庫版の『雨月物語』を手に取って欲しい。これほど原文で読んでもらうために手を尽くしてくれている本も珍しいだろう。有難いものは、しっかり利用していかなければならないなと思った。


    0
    2026年02月02日
  • 雨月物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    暑苦しい夏に少しでも涼しくなるようにと思い、読んだ。中国や日本の古典から着想を得た、怪奇な物語の数々。愛憎半ばする人情物語。現代語訳と原文が繰り返し出て来て、内容を理解しながら、原文をリズム良く読めるようになっているのが良い。

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    2025年08月17日
  • 新版 雨月物語 全訳注

    Posted by ブクログ

    どの物語も、あの世とこの世の淡いで起こる事象を描いている。
    昔は現実にこのようなことが起きたのではないか。そう思わせる。
    「吉備津の釜」はまさにホラー。めっちゃ怖かった・・・

    0
    2024年09月16日

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