上田秋成のレビュー一覧

  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    1冊全部読めて無いのですが、非常に面白かった。
    情緒がすごい
    和歌めっちゃ詠んできます
    短編なので読みやすいのもgood!
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    初めて読んだのは10年ほど前で、今回読み返すのは恐らく3回目。古文に精通しているわけではないが、幻想的な世界観、流麗な文章には惹きつけられるものがある。現代語訳も世界観を守りつつわかりやすい。訳者あとがきも味があってよい。
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    溝口健二の映画でしか知らなかった物語。
    映画では描かれなかった7編も興味深く読むことができる。全編、怪異小説とは言っても恐怖より悲しみを感じる。
    原文と現代語訳の両方が楽しめる良書。
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    江戸時代に出版された、怖い話・不思議な話の短編集。
    9話すべての現代語訳が前半にあり、各話の最初にテンポがよくて短いあらすじが紹介されています。原文もちゃんと後半に収められていて、この構成がとてもいいです。さらっとしたあらすじのあとで物語を読んで内容を楽しんで、それから読む原文は、筋が分かっているだ...続きを読む
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    日本の心霊、怪奇ものの先駆けと一般的に言われているけど、ちょっと違うと思う。あえて表現するなら「感動的奇談」かな。とにかく怖いけど楽しい。
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    私が読んだのは、『日本の文学 古典編 雨月物語 42』ほるぷ出版であり、角川ソフィア文庫ではない。しかし、ほるぷ出版の方は登録しようにも、見つからなかったので代わりにこちらで登録した。
     
    上田秋成によって、1776年(安永5年)に刊行された、怪異小説であるが、「白峰」「菊花の約」「浅茅が宿」「夢応...続きを読む
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    平野啓一郎の『一月物語』(タイトルが本書のパロディ)つながりで読んだ。
    短編集。各話にオバケやモノノケが登場する。現代語訳は不自然なところがない。

    「義を尽くさない軽薄な人とは交わるな」「妻を大切にすべし」「浮気をするな」「美しい女に溺れるな」「仏道をはずれるな」「根拠なくお金をさげすむな」な...続きを読む
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    原文→現代語訳→原文で一巻ずつ、丁寧に読み進めたいな…そんなトキメキを最初の『白峯』ですでに感じていました。美しく深く、でもギョッとするような中に軽やかな感じが入り混じり、久しぶりにイマジネーションを刺激された。どのお話も良いけど『菊花の約』は特に印象深い。命を捨て信義を守る。私には眩しい。現代でも...続きを読む
  • 雨月物語
    とても読みやすかったです。
    おどろおどろしいものはおどろおどろしく、美しいものは美しく。
    でもおどろおどろしいものは美しくてもおどろおどろしいままで。でも騙されて。
    いや、勝手に騙された気になってるだけなんだけど。人の欲が織りなす悲しいお話。
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    一度は読んでほしい一冊。
    吸い込まれるような世界に耽溺してください。
    そして秋成スキーになってください。
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    端正な和漢混交文。迫真の情景描写。全編にあふれる人間の愚かさや情への慈しみを込めたまなざし。日本発の怪奇小説の元祖という枠を超えた、奇跡の古典。このような書物を原語で読み味わえることの幸せ。
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    貧福論。金は本来倫理とは関係ない。経済は国家の基本である。富める者は必ず心がねじけている、富める者の多くは愚者である、というのは間違い。孟子の言うように、一定の生業・財産のないものは定まった善心もない。▼春の夜の闇。妖しくも美しい。上田秋成『雨月物語』1776 読本
    ※溝口健二。映画、雨月物語。
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  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    現代語訳と原文、解説がセットになってるので、おても読みやすかった。原文と比較すると、現代語訳ではかなり文章を補ってくれてるのが分かる。

    内容も、全体的には怪奇寄りだけど、全編パターンが違うので飽きない。1篇が短いのも◎。
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    安永5年(1776年)刊行、江戸時代中期の不思議短編九編現代訳版。讃岐に流された崇徳院天皇の怨霊、映画「雨月物語」の基になった浅茅が宿。能の演目道成寺にも登場「蛇性の婬」。栃木大平山大中寺を舞台人間の肉を食う坊主「青頭巾」など。ホラー要素よりも当時のもののけ感をファンタジー的に読めました。
  • 雨月物語
    この本を読んだ人の少なさにびっくりしちゃった。

    いちからこんな話をたくさんつくれるなんてすごいなあ〜ってやんわり思っていたら、わりかし原本があるみたいで「あ、そなの」ってなってしまった。ただ、逆に教養に溢れていると捉えればポジティブに生きられる。

    初の文語、古文の文章で大挫折するかと思ったら、意...続きを読む
  • 雨月物語
    「なんか国語の授業で知っているような...
    うんうん、オチとかも含め
    古典あるあるだよね...」
    と思っていたら

    ▪️ 吉備津の釜
    ▪️ 青頭巾

    のこの2話が特にゾワーーッ。
    「恐ろしいもの」が眼前に迫るのではなく
    心理的にじわじわと恐怖が迫ってくる
    ジャパニーズホラーの原点。
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    内田樹さんが、たしか村上春樹さんの書評??書いてるのを読んだときに、

    雨月物語の吉備津の釜との関連を挙げていた気がして、それで気になって読んでみた。

    もともと小学校の時に読んだことがあって(もちろん小学生用に訳されているやつね。)読んだ気になってたんだけど、まぁ年月を経て読んでみるとまた違った見...続きを読む
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    鬼灯の冷徹で雨月物語に触れていたので手に取ってみたけど、吉備津の釜以外知らなかったです。
    むしろ吉備津の釜が雨月物語の一つだということも知らなかった。
    現代語訳は前半に、後半は古文形式。とはいえ前半の現代語訳もなんだか怪しいのがチラホラ。だいぶん、て大分のことですよね?
    それでも面白いです。
    全般的...続きを読む
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    教科書にも取り立てて大きく書かれることはあまりない作品だが、タイトルの美しさには前々から惹かれており、やっと読むことができた。「浅茅が宿」「夢応の鯉魚」「蛇性の淫」が印象的。訳文のみを読んだが、自然な訳で大変読みやすかった。しかし、あの世界観と雰囲気を保ったままいきなり出てくる「メートル」表記には一...続きを読む
  • 改訂 雨月物語 現代語訳付き
    崇徳院と豊臣秀次が好きで興味を持って読んでみました。
    個人的には「白峯」と「菊花の約」が好きです。
    解説は色々と難しかったので細かいことは気にしないww