作品一覧

  • 機長からアナウンス
    3.7
    1~2巻649円 (税込)
    旅客機機長と言えば、誰もが憧れる職業だが、華やかなスチュワーデスとは違い、彼らの素顔はほとんど明かされない。ならばと元機長の作家が、とっておきの話を披露してくれました。スチュワーデスとの気になる関係、離着陸が難しい空港、UFOに遭遇した体験、ジェットコースターに乗っても全く怖くないこと、さらに健康診断や給料の話まで――本音で語った、楽しいエピソード集。

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  • 拒絶空港
    3.7
    1巻671円 (税込)
    NIA206便は、主脚タイヤをシャルル・ド・ゴール空港離陸時に損傷してしまう。整備士たちが対策を練り始めていたところに、「何者かが同機に放射性物質を持ち込んだらしい」という衝撃的な続報が飛び込んできた。航空史上最悪の状況に陥った747-400は、着陸地を求めて、日本上空を彷徨う。地上職員と機内クルー、それぞれの闘い。作家・内田幹樹が遺した、最後の航空サスペンス。
  • 機体消失
    3.4
    1巻671円 (税込)
    百億円相当のコカインを、小型機で密輸しようとする犯罪グループ。沖縄・下地島の自然に抱かれ疲れを癒す、ふたりのパイロット。結びつくはずのない両者が出会ったとき、事件は全貌を現した。激しい台風の中、忽然と姿を消したセスナの謎。そして、追いつめられた男たちによる訓練用ジャンボ機のハイジャック。世界一不運な副操縦士・江波順一は、恐るべき難局を打開できるのか?
  • 査察機長
    4.5
    1巻715円 (税込)
    新米機長、村井知洋は頭を抱えた。ミスひとつで資格を剥奪されてしまう査察飛行、その担当が氏原政信キャプテンに決定したからだ。氏原は鋭いチェックで皆から恐れられる存在だった。そして、村井の最も長い一日が、幕を開ける。目的地、雪のニューヨークは遥か彼方、前途には様々なトラブルが待ち受けていた。操縦席、そしてパイロットの真実を描き切った、内田幹樹の最高傑作。
  • パイロット・イン・コマンド
    3.9
    1巻715円 (税込)
    ロンドン発202便は、飛行機好きの小学生、護送される国際犯罪者など、様々な人々を日本へと運んでいた。だが成田が近づいたその時、突如、第二エンジンが炎上! 機長ふたりも倒れてしまう。乗員乗客の命は、副操縦士の江波が預かることに。経験不足のパイロットは、傷ついたジャンボを無事着陸させられるのか? 航空サスペンスとミステリを見事に融合させた、内田幹樹の処女作。
  • 操縦不能
    4.3
    1巻715円 (税込)
    北朝鮮からの亡命者を乗せたワシントン行き002便は、大雪のため遅れて離陸した。その直後、機長二人が倒れ、コクピットには副操縦士の江波だけが残された。そして墜落の危機が訪れる。速度と高度を示す計器がなぜか狂いはじめたのだ。万策尽きた江波に、救いの女神が現れる。元訓練生の岡本望美が、地上のシミュレーターで“一緒に飛ぶ”というのだ。最も危険な夜間飛行が、いま始まる。

ユーザーレビュー

  • 拒絶空港

    Posted by ブクログ

    今回の主役は大企業病と核物質。よくぞこの国の恥部を曝け出してくれたと感謝したい。真山仁氏のベイジンもそうだったが、東京電力の福島原発爆発事件のはるか以前にこうして原発や放射性物質拡散の危険性を指摘する本が書かれていたことに驚かされる。知っている人はずっと前から知っていたということか。東京電力の勝俣恒久や清水正孝ら役員連中が予見不可能だったなどという事がいかに白々しいかよく分かる。幼稚な安倍晋三率いる金の亡者と化したこの国が潰れたり、この国の大企業が軒並み倒産すれば面白いのにと思う。

    0
    2019年03月21日
  • 査察機長

    Posted by ブクログ

    素晴らしい。私のようなその筋の人間にとっては、これは間違いなく史上最高傑作の本です。去年読んだブリティッシュエアウェイズのパイロットのエッセイなどどは比べようがないくらい面白い。著者が既にお亡くなりになられていることが残念。もっともっと書いて欲しかった。

    0
    2019年03月20日
  • 機長からアナウンス

    Posted by ブクログ

    JAL破綻前のエッセイで、内田さんがご存命ならパイロット報酬への批判についてさらにどう反論されたかは気になるな。にしても、やはり空の世界は面白い。永遠の憧れです。

    0
    2019年03月16日
  • 操縦不能

    Posted by ブクログ

    飛行機の故障によって、飛行機がコントロールできなくなる
    ということは、あり得る話である。
    どうやったら、その故障を 故意に行なって、
    その故意性を、隠蔽するか と言うことが重要だ。
    ある意味では、空飛ぶ 密室殺人事件のようなものだ。

    大気の圧力を測るスタティック孔(static hole 静圧孔)を塞ぐことで、
    操縦不能となると言うことが、この物語の鍵を握る。
    スタティック孔が、塞がれることで、計器のデータが狂ってしまう。
    つまり、飛行機の状況把握ができなくなり、
    コンピュータの故障と理解して、違った操作をしてしまうことで、
    失速して、墜落する。

    女性パイロット1号になる予定だった ノゾミ

    0
    2017年10月14日
  • 査察機長

    Posted by ブクログ

    実際にANAのパイロットだった著者が、パイロット物語。
    成田から 雪の吹雪くニューヨークまでのフライトの中で、
    新米機長 村井、ベテラン機長 大隅、そして 査察を担当する氏原。
    3人をめぐって、村井と大隅の視点で 物語られる。

    氏原に対する 村井の 風評からの人物評価。
    そして、査察と言うものが どんな意味があるのか?
    チェックされて 機長の職位が
    剥奪されてしまうという心配から、緊張する。
    一方で 村井は 職人気質なところがあり、
    コンピュータの指示に従うよりも
    自分の技量で 美しく着陸すると言うことにこだわる。

    大隅はベテランであり、パイロットの教官だったりしたので、
    チェック項目は 

    0
    2017年09月22日

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