作品一覧

  • 人間の権利

    人間の権利

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,980円 (税込)
    アメリカ独立の推進力となった『コモン・センス』の著者ペインが、E・バークによるフランス革命批判に反駁したのが本書『人間の権利』だ。ペインはフランス革命を擁護するだけでなく、祖国イギリスの君主制を徹底批判する。また「生存権」という観点から、貧困問題の解決、福祉政策などの政治改革を主張した。その急進性ゆえ発禁処分となった本書は、政治思想はもちろん、経済思想的にもあらためて注目されている重要古典である。
  • 市民政府論

    市民政府論

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻1,210円 (税込)
    誰のための国家か? 何のための国家か? 人は生まれながらにして生命・自由・財産を守る権利があり、国家の成立は、この人権を守るための人々の合意に基づく。王権神授説を否定し、最高権力を人民の信託によるものと説く社会契約思想は、のちのアメリカ独立宣言、フランス革命を支える理念となった。自由、民主主義を根源的に考えるうえで必読の書である。
  • リヴァイアサン1

    リヴァイアサン

    ビジネス・実用

    4.1
    1~2巻1,166~1,276円 (税込)
    ホッブズは「万人の万人に対する闘争状態」こそ、人間の自然状態だと定義する。なぜそうなのか。この逆説をどう解消すれば平和が実現するのか。社会契約による主権国家の成立を理論づけた本書の第一部は、国家を構成する個々の人間を、その本性から考察する。近代国家論の原点であり、近代政治哲学の出発点である本書は、のちのスピノザ、ロック、ルソーだけでなく、現代ではハンナ・アーレントにも影響を与えた。(全2巻)。
  • 菊と刀

    菊と刀

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,012円 (税込)
    恥、義理、恩、礼節――日本人が忘れてしまったものはなにか? そして依然として日本人を突き動かしているものはなにか? 第二次世界大戦中、米国戦時情報局の依頼を受け、日本人の気質や行動を研究した文化人類学者ベネディクト。日系人や滞日経験のある米国人たちの協力を得て、日本人の心理を考察し、その矛盾した行動を鋭く分析した。ロングセラーの画期的新訳。
  • コモン・センス

    コモン・センス

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻946円 (税込)
    イギリスと植民地アメリカの関係が悪化するなか、王政、世襲制の非合理性を暴き、国家を冷静な眼差しで捉えたペイン。独立以外の道はなしと喝破した小冊子「コモン・センス」は世論を独立へと決定づけ、アメリカの歴史を、ひいては世界の歴史を動かした。ほかペインの筆の力が冴える「アメリカの危機」「厳粛な思い」「対談」も収録。
  • 帝国主義論

    帝国主義論

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻792円 (税込)
    自由主義から集中、独占へ、そして世界再分割としての列強間戦争の勃発――急速な発達を遂げ、帝国主義という新しい段階に到達した資本主義の実態を、産業界、金融界の動向から徹底的に分析。20世紀初頭の世界情勢を正確に描くことで、結果として今日のグローバル経済の矛盾、資本主義に忍び寄る危機を浮き彫りにした、レーニンの代表的論文。変貌を続ける資本主義をいまいちど理解するための必読書。

ユーザーレビュー

  • リヴァイアサン1

    Posted by ブクログ

    理想的かといえば理想的。必然的ともいいうる国家像を到着地点として、組織や個人についての意義、特徴を丁寧に紐解く姿勢に、精緻な構造化を図ろうとする姿勢が窺われた。特に、人間という生物についての考察がなされており、一見現実主義に偏向しているように思えるようで深淵な思想家であると感服した。

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    2026年06月14日
  • 菊と刀

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自由を自制する「菊」と、武士の自己責任を象徴する「刀」
    自由を享受する子供時代の記憶と大人になってからの厳しいしつけ これが日本人の二面性を生み出す
    「日本人の倫理は、方針転換の倫理である」
    恥の文化の日本に競争社会は似合わない

    0
    2025年11月09日
  • リヴァイアサン1

    Posted by ブクログ

    君主は頭。元老院は心臓。財務官は胃腸。裁判官は目耳舌。兵士は武装した手。役人は武装していない手。農民は足。国家は身分秩序の下、共通の目的のために協働している。ソールズベリのジョン『ポリクラティクス』1159

    唯一最高の普遍的な政治的権威・世界帝国が秩序を生む。ダンテ・アリギエーリAlighieri『帝政論』1312

    サン・バルテルミの虐殺(1572)。宗教による暴力が横行。悲惨。無秩序。秩序を取り戻すため、何者にも(ローマ教皇にも)依存従属しない主権者が必要だ。主権者は絶対であり、いかなる抵抗も許されない▼国家を国家たらしめるものは、主権的権力であり、それは絶対・永続・不可分である▼主権者は臣民の同意なしに法律を作ることができる。主権とは何よりもまず立法権。主権者こそが法の源泉であり、主権者自身は法に服さない。ジャン・ボダンBodin『国家論』1576

    人間は自分の生命を保存・発展させる権利(自己保存の権利)をもつ。人間は他人と自分を比べ「もっと、もっと」と自分の利益を追求し続ける▼しかし富は有限なので、パイを奪い合うことに。個人はばらばらに自分の目的を追求している。無秩序で、孤独で、貧しく、卑劣で、残酷で、皆がお互いに戦争状態。悲惨▼そこで、人々は自分の生命を保存・発展させる権利を放棄して、国家を作る。私も放棄するから、君も放棄してくれ。国家に全権委任。絶対権力下での平和・秩序が達せられる。ルールを破る人間には国家権力(主権者)が刑罰を与える。その力がないと社会は成り立たない。剣なき法律は、ただの紙切れにすぎない。国家が怪物リヴァイアサンになるのもやむを得ない。権力は必要悪▼法は国家の主体(主権者)の命令であり、主権者が自由に改変でき、主権者自身を拘束しない。ただし主権者自身も神の僕なので、自然法を遵守することを義務付けられる(21章)。臣民の自由は臣民それぞれの私生活など主権の及ばない(法によって不問に付されている)範囲に限られる。トーマス・ホッブズHobbes『リヴァイアサン』1651
    ■自然権。各人がそなえている自由。自らの裁量・理性に照らして最適なことをやる自由(14章)。
    ■自然法。理性によって発見された普遍的な行動規範。例えば、人の生命を害したり、生存の手立てを奪い取ることは禁じられている。人の生命の維持に役立つと分かっていながらそれを怠ること(不作為)も禁じられている(14章)。
    ■共通の権力がないところに法はない。法がないところに不正はない。人間の欲望や情動はそれ自体としては罪にならない。情動を動機とする行為もそれを禁ずる法律がない限り犯罪にはならない(13章)。
    ■あなたは就寝するときに、(家の)ドアを施錠しないだろうか(13章)。

    教皇(カトリック教会)の権威を再認識し、教皇が各国の君主の主権濫用を監視すべき。ド・メストルde Maistre『教皇論』1819

    平時は法で統治できる。しかし危機(例外状態)が必ず起きる。戦争、国家崩壊的危機、憲法が想定しない状況。非常時は法律は機能しない。それでも決断が必要。その決断者が主権者。主権者とは例外状態について決定する者▼ただし、法は例外を排除できないが、例外を「想定構造」として内包している。主権者は決断者だが内容決定者ではない。例外時の決断は秩序を維持するための行為。カール・シュミットSchmitt『政治神学』1922

    古代ローマ法。「ホモ・サケル」とは、殺されても法的には罪に問われないが、宗教的儀式の犠牲にはできない存在。法秩序の内側にも完全な外側にも属さないという奇妙な位置に置かれた人間。人間の生には単なる生物学的生命(ゾーエー)と、政治的・社会的に資格づけられた生(ビオス)があり、ホモ・サケルとは後者を剥奪され、前者に還元された「剥き出しの生(bare life)」▼主権とは誰を法の保護圏から排除するかを決定する権力。単に秩序を維持する力ではなく、ある人間を法の内と外のあいだに宙吊りにし、保護されない生として生かし続ける力▼ 現代政治において例外状態は一時的な非常事態ではなく、むしろ常態化している。法の外部に追放された存在は特殊な例外ではなく、統治構造の中で継続的に生産される。収容所や難民の状況はその極端な例であり、そこでは人間は法的主体性を剥奪されたまま、生物学的生命としてのみ管理される。ジョルジョ・アガンベン『ホモ・サケル』1995

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    2025年02月26日
  • 菊と刀

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦中、米国戦時情報局の依頼により研究された文化人類学者による日本人論。恥の文化、恩と義、応分の場など日本人の特性について述べられ、私はしっくりきた。日本人が日本人を客観的に見ることもでき、古典的名著となっているのも納得。

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    2024年04月30日
  • 菊と刀

    Posted by ブクログ

    アメリカ人と仕事をすることが多く、自分の行動原理や観念的な素地がそもそも米国人と違うことを日々感じていた。
    ただそれを言語化できず認知できていなかった今の自分に必要な本だった。

    本稿の中でベネディクトの示す「恩の貸借」の概念はとても納得感があった。
    また「日本人の特性を子育てから見る」くだりも、なるほど全く同じではなくとも伝統的に親から受ける教育には戦前戦後共通項があり、それが日本人らしさに還元されているという考えは私たち20代にも共感できる部分があったと思う。

    方法論的にもコロンビアのフランツ・ボアズから受け継いだ比較論がとても興味深かった。

    国外に向けて仕事をする人は、まず日本をよく知るべきだと思いここ数年は「日本」について考えることが多かったが日本人としての自分の視座は「当たり前」の範疇を客観的に特性として認識できなかった。
    だから、ベネディクトの米国人からみた日本人という客観性は非常に有益だと感じた。
    訳者があとがきで述べる『アメリカで借金の返済に向けて強制力が作用しているのと同様に、日本では恩返し(義理を果たすこと)を促す力が働いている。その強制力とは「恥」である。義理を果たさないと、恥を知らない人間として世間の嘲笑を買う。だから、日本人は義理を尽くす─』という要約は、端的かつベネディクトの意を簡易的に汲むにはすばらしい要約。

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    2024年02月18日

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